渡船で結ぶ水の都  07/06/23
                                     

 JR大正−甚兵衛渡船−千歳渡船−船町渡船−木津川渡船−千本松渡船−平尾−落合下渡船−落合上渡船−JR大正−安治川隧道−西九条−中之島−梅田


 梅雨とは思えない日和です。久しぶりにDAHONを担いでポタリングしました。
 木津川と尻無川に囲まれた大阪・大正区。今も多くの渡船が、生活の足となっています。無料です。全部乗ってやろうペダルをこぎました。

 9:45

 出発はJR大正駅です。

 9:51

 駅前の大正橋を渡ります。流れているのは尻無川です。

 向こうにJR環状線の鉄橋が見えますが、よくよく見ると、ヘンな格好をしています。まるで工事現場の足場です。
 9:55

 京セラドームです。
 9:56

 尻無川の右岸を下ると、堤防沿いにズラーッと平屋の建物。これがみんな瓦屋です。さすがに、ここで商売しているところは少なく、店は右側の道路ぞいにあり、ここは倉庫になっているようです。
 10:04

 最初の渡船場、甚兵衛渡船場にやってきました。
 10:14
 
   港区福崎1−大正区泉尾7を結び、岸壁間は94メートル、乗船時間は2分です。
 10:15

 乗り込んだのはおとな9人、子ども2人、自転車9台。ということは、みんな自転車で乗り込んだわけです。
 10:16

 川上に、尻無川水門がそびえています。


 10:17
 10:17

 大正区側に「きよかぜ」は係留されています。時間がくると港区側とを往復します。
 10:28

 千歳渡船場です。右の建物が事務所で、ここに職員がいます。
 10:33

 出番をまつ「ちづる」です。
 10:34

 どうしたのでしょう。この青空は。

 千歳渡船場は、大正区北恩加島2−同鶴町3の371メートルを結んでいます。今回の渡船では最長です。
 10:35

 待合室にあったマップです。
 10:40

 若いママはスーパーへの買い物の帰りでしょうか。腕の日焼け対策は万全です。それにひきかえ無防備だったわたくしは・・・。
 10:54

 船町渡船場です。
 若い職員が、青いペンキを塗ってます。
 10:55

 船町渡船場は、対岸まで75メートル。大正区鶴町1−同船町1を結んでますが、すぐそこです。
 10:58

 澪標(大阪市の市章)の透かし彫りの向こうに、ホンモノの澪標が立っています。
 10:59

 運転係と、係留係の2人1組での運航です。ユニフォームには「Osaka City Staff」とあります。
 11:09

 木津川渡船場の乗客はたったの2人でした。

 大正区船町1−住之江区平林1間は、238メートルです。
 11:09

 ここだけは大阪市港湾局管理の渡船です。他は大阪市建設局渡船事務所の管轄で、要するに「橋」なんです。だから無料です。

 上空には木津川大橋がかかり、そちらが開通してからは利用者が減り、ここだけは45分間隔の運航です。

 11:13

 クルーザーが気持ちよく出航していきます。
 11:44

 千本松渡船場は西成区津守2−大正区南恩加島1を結んでいます。岸壁間は230メートル。
 上空にはループ上の千本松大橋が渡っています。

 「はるかぜ」は、平成18年3月に就航した新鋭船です。

 11:45

 渡船場には待合室があり、自転車が整列して待ちます。
 11:45

 下船も乗船も、自転車ばかりです。
 11:46

 「はるかぜ」は昨春に建造されたばかりです。
 ほとんどの船が「信貴造船所」の建造です。
 11:50

 千本松大橋を、貨物船がくぐります。
 12:17

 「リトル沖縄」と呼ばれるあたりです。大正区の南部にある平尾です。初めてやってきました。想像してたほどには沖縄一色でもありませんでしたが、なには さておき「沖縄そば」の提灯にひきつけられて入った「いっちゃん」です。「ソーキ」って何ですかと尋ねたうえで頼んだ「ソーキそば」(700円)です。
 豚のあばら肉を煮込んだソーキがのっています。箸ですぐにくずれます。甘く煮込んであります。
 それにしてもこの紅ショウガはどうしたことでしょう。毒々しいほどの赤さです。沖縄料理には、このコントラストでないとダメなんでしょうか。
   そばといってもそば粉ははいっていません。小麦粉だけで、どちらかとおいうと、ラーメンを太くしたような感じです。
 スープは予想外にあっさり系でした。


 沖縄料理とくれば、こちらも忘れられません。ゴーヤチャンプル(700円)です。大きなゴーヤ(ニガウリ)がはいってますが、それほど苦くはありません。熱の加えかたなんでしょうか。わりとあっさりとした味付けで、泡の液体が進みます。
 12:37

 「サンクス平尾」という商店街の外れにあります。
 12:41

 落合下渡船場のあたりは、冬季には数百羽のユリカモメが飛来するそうです。
 大正区平尾1−西成区津守2の138メートルを結びます。
 12:45

 帰りの便の乗客はたったの一人。それでも2人の職員が運航します。

 13:06

 暑い。腕時計を気温表示にしたら、なんと「34.1」と出ました。
 13:14

 最後の落合上渡船場です。
 西成区北津守4から再び大正区の千鳥1へ。100メートルです。
 
 13:17

 川上には木津川水門がそびえています。

 残る天保山渡船場はかつて、乗ったことがあるので、水の都の渡船場全踏破です。

 それにしてもこの天気。腕はやけど状態です。
 13:18

 護岸沿いの道に、突然のように渡船場が現れます。
 13:33

 JR大正駅まで戻ってきました。
 渡船場の待ち合わせが多くて、時間の割にはまだまだ走り足りません。
 13:51

 安治川トンネルまできました。道路の突き当たりある倉庫のようですが、背後は安治川です。エレベータで地下に潜り、川を越えるのです。車道(右側)は閉鎖されてますが、人道は健在です。

 13:52

 エレベータ内部から見た道路です。
 13:53


 地下に降りると、反対側のドアが開きます。

 地下道は自転車でも乗車できません。
 13:56


 北側のエレベータです。いつも待つ人がいる、住民の足です。
 13:59

 JR西九条まできました。
 阪神は、難波までの延伸工事中です。
 14:10


 そのまま走り続け、福島の中央市場まできました。
 14:12

 中之島には気持ちのよい遊歩道ができています。

 
 14:33

 ついに阪急梅田まで帰ってきました。
 14:39

 目の前に立ち飲みビールがあります。通り過ぎるなんてことできません。

【きょうの走行記録】
走行時間 2:21:29
走行距離 29.70km
平均時速 12.6km/h
最高時速 26.0km/h
積算距離 955.8km