(04/05/03〜05)
〜飛騨・清見村、Oak Village(オークビレッジ)にて〜
5/3 GWの交通渋滞を懸念して、早朝に出発した。ところが、名神−東海・北陸道ともに混雑はなく、9時半には早くもひるがの高原SAに。駐車場でひと眠りしたあと、途中で昼食に高山ラーメンを食べ、集合時間の午後1時前にオークビレッジに到着した。 |
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木工セミナーが開かれた「森の自然学校」。3泊4日コースが基本だが、わたしは1日少ない2泊3日で参加した。参加費(46,000円)には、初日の夕食から最終日の昼食までの食費と宿泊代、受講料、保険料が含まれている。 | ||
時間のかげんで希望していた「角材と板から作るペザントチェア」は断念。キット(16,800円)を製作することに。 座板、背板、脚4本、くさび6個で構成されている。 |
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用意してきた設計図と現物の板を合わせる。細かなデザインを相談したあと、墨付けにかかる。 | ||
ハンドソーで墨にそって部材を切り取る。 最初に刃が入る瞬間は、やはり緊張する。もう後戻りはできない。 |
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座面にくぼみをつけるため、丸カンナで削る。 材料は栓(せん)の木。、木目が均等に通っており、あまり堅くないので気持ちよく削ることができる。 |
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旋盤で丸棒を削る参加者。角材が見る見る丸くなり、思いの太さに変化してゆく。 実はこれを経験してみたかったのだが…。 |
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夕食はオークヒルズの「森のレストラン」で。この日のメニューは、ワカサギのから揚げとホタルイカののったサラダ、豚のカツレツ、スープ。これに生ビールを追加して大満足。 森の自然学校代表の稲本裕氏(オークビレッジを主宰する稲本正氏の実弟)もテーブルについて、木工談義がつきない。 |
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宿泊は「どんぐり邸」で。最初の夜は4人相部屋だった。 GWの前半に開かれた「漆塗りセミナー」から引き続き参加していた2人は、さすがに1日早く終了して帰宅した。 昨秋に女房と泊まった「くるみ館」ほどきれいではなかったが、一日の作業疲れからすぐに寝込んでしまった。 |
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2日目の作業が始まった。 通信木工講座「木工スクール匠流」の第三代総師範、永田康夫さん(右端)から説明をうける参加者。 |
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粉だらけになって木を削る。 持参したサンダーで荒削りしたあとはサンドペーパーで。削っては表面を触り、ただただ無心の時間が過ぎてゆく。、 |
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座面の裏側から4本の脚を叩き込む。 | ||
座面の表側。脚の中央に溝を切っておき、そこにくさびを打ち込む。これで脚が抜けなくなる。 | ||
4本の脚で自立した。椅子らしくなってくる。 | ||
体にあわせて脚の高さを調節する。 わたしの椅子は座面までの高さを43センチにして、のこぎりで切り落とした。 |
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昼食は沖縄風タコライス。 ご飯の上に、千切りレタス、味がついたひき肉、さいの目きりのトマト、チーズをのせればできあがり。ニラいりのスープもおいしい。 |
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あっさりとしたデザインのポイントとして背板への象嵌(ぞうがん)に挑戦する。 トリマーで幅7ミリ、深さ5ミリほどの溝を掘る。色の濃い木材を溝と同じ幅に切って、埋め込む。 |
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かんなで埋め込んだ木を削り、表面の凹凸を消す。 | ||
3日目。 オークビビレッジのショールームや森の博物館は、GW中とあって訪れる人が絶えない。 |
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前夜、夕食後にもう一度作業場にやってきて彫刻刀で彫ったサイン。 来年もやってきたいという思いを込めて「'04」といれる。 |
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背板を座板に差し込み、くさびでとめた。 | ||
浸透性木材保護着色材をしみこませ、布でふき取る。 リボスの「クノス」という自然健康塗料だ。 |
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ニスやペイントと違い、刷毛目を気にしなくてもいい。 | ||
完成した椅子を前に、思わず表情がほころぶ。 | ||
オークビレッジ http://www.oakv.co.jp/ オークヒルズ http://www.oaknature.co.jp/ 〒506-0101 岐阜県大野郡清見村牧ケ洞1025-2 |
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木工セミナーでご一緒した西村寅雄さんから送られてきた写真集です。西村さんは茨木市在住で、わたしの車で一緒に帰宅しました。話しているうちに京都の下鴨中−洛北高の先輩ということがわかりました。 |
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