天王山 秋の便りを追って

 天王山に登りました。吹く風が心地よく、台風が通り過ぎて一気に秋の訪れです。
 フジバカマが薄紫の花を開けそうでした。アサギマダラが飛んでこないかと待ちました。
 キバナコスモスの上ではツマグロヒョウモンが蜜を吸うのに余念がありませんでした。

 JR京都線のフェンスに、マルバアメリカアサガオがいっぱいです。

 ヤブランが咲いています。石碑の「て」は天王山のてです。

 天王山の頂上で日清のカップラーメンを食べました。台風を前に非常食として買っていました。ここが出番となりました。

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自分でつくる ジェノベーゼのパスタ

 接近する台風に備えて、朝からベランダの植物を屋内に移動させました。バジルと大葉は盛りをすぎているので、すべて刈り取ってしまいました。バジルは、ジェノベーゼとなりました。
 昼飯のパスタは、当然ながらジェノベーゼです。ベーコンをトッピングしました。
 バジルの香りがあふれます。こってりとした味わいです。 

 ノンアルコールのスパークリングです。まあ、甘いリンゴジュースかと思えば、許される味です。

 アボカドとキュウリ、トマトのサラダもいただきました。

 ボールいっぱいだったバジルも、ペーストにするとわずかです。残りは冷凍しました。

 グリーンが瑞々しいです。

 100グラムほどありました。
 松の実を入れるのがポピュラーですが、なかったので残り物のナッツで代用です。ニンニクも忘れてません。
 オリーブオイルを加えて、フードプロセッサーを回せば数秒で完成です。

 ペースト状にでき上がったジェノベーゼです。

 隣の部屋に避難していきた植物です。

京都・一乗寺 魁力屋 本店の九条ねぎ味玉ラーメン

 「京の三十三食」は達成ました。それでも食べ残したお味は多いです。一乗寺が東山36峰ウオーキングのゴールでした。そこはラーメンの聖地です。さて、どこで昼飯とするかー。
 高安や天天有などがある超激戦地からはちょっと離れています。白川通を南に下がれば天下一品です。でも行ったのは北に上がった一番近い「京都北白川ラーメン魁力屋」の本店でした。
 わたしが好きなのは「九条ねぎラーメン」です。きょうは豪華に「味玉」のトッピングを加えました。

 繊維に沿って縦に切った京都名産の九条ネギが山盛りです。このシャキシャキ感がたまりません。麺は細麺で、こちらもシャキッとしています。
 背脂醤油というのが京都ラーメンの大きな流れです。見た目ほどにはしつこくありません。

 午後1時を回って店の客が減るときでした。独りでしたが、「お好きなテーブルにどうぞ」。

 ラーメンも1000円オーバーは珍しくはなく、わたしも1045円也でした。

 今や全国展開していますが、創業地の本店です。

 京都北白川ラーメン魁力屋 本店
 075-712-0333
 京都市左京区一乗寺向畑町17

京の三十三食 三十三番 木屋町 ルアン鮒鶴の川床フレンチ

 「京の三十三食」は、結願(けちがん)の33番となりました。本日、33回目の放射線照射を受け、がん治療はひとまず終了しました。
 祝いの宴というほどでもありませんが、「ルアン鮒鶴京都鴨川リゾート」で、奥さまと「川床フレンチ」をいただきました。
 わたしのメーンは「奥丹波鶏のロティ 京の季節野菜と共に」です。ひと切れの鶏ですが、パリッと焼けた皮もすばらしく、野菜とともに豊かな味わいでした。

 前菜は「鱧の湯引きと夏野菜のタブレ」ということです。
 繊細に盛りつけられています。

 京の夏の魚、鱧は紫色の柴漬けをベースにしたソースでいただきました。

 この日まではと耐えてきた禁酒です。ところが、周辺の臓器もダメージを受けいるとのことです。待ちわびた解禁は、当分はお預けとなってしまいました。
 7月24日以来、暑い夏の間、ノンアルコール・ビールでガマンしてきました。慣れてしまえば、それなりにおいしくはあります。

 「南瓜と汲み上げ湯葉の冷製ポタージュ」が、スルリと喉を滑ります。

 奥さまのメーンは「鱸と小烏賊のソテー ハーブバターソース」です。ひと切れ、いただきましたが、ぷっくらとおいしい鱸でした。

 ほんのり温かなパンは、お代わりをいただくほどした。

 「グレープフルーツのわらび餅と上林春松本店のほうじ茶のソルベ」です。

 アイスコーヒーで口直しをしました。

 鴨川右岸の土手から突き出した川床(ゆか)の上でいただきました。京の夏の風物詩です。
 天気はあまりよくなかったので、かえって助かりました。時折、心地よい風が吹き抜けて、季節は秋です。

 岩の上にじーっとしていたサギが、ちょっと飽きたのか体をほぐしました。

 平日ですが、そこそこの客が床を楽しんでいました。
 ちなみに床(とこ)と読むと、洛北・貴船の川辺の料理となります。 

 古い料理旅館、鮒鶴をレストラン・グループなどを運営する「LE UN(ルアン)」が引き継いでいます。

 ルアン鮒鶴京都鴨川リゾート
 075-351-8541
 京都市下京区木屋町通松原上ル美濃屋町180

 登録有形文化財に指定されている鮒鶴を見学しました。
 同じグループのルアン神戸迎賓館もそうでしたが、快く案内してくれました。
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京の三十三食 三十二番 錦室町 膳處漢の今天飯

 午後からは雨の予報でした。あまり歩かなくてもよいところと、病院前からの市バスに四条烏丸まで乗りました。北京料理の「膳處漢(ぜぜかん)」は、5分ほどのところです。
 いただいたのは日替わりランチとでもいうべき「今天飯」(1540円)です。きょうのメーンは、鶏肉のカシューナッツ炒めでした。
 淡白な色合いに見えますが、しっかりと味付けされています。柔らかい鶏肉と、カシューナッツの歯応えがバランスよく調和します。

 点心は蒸し餃子2個と焼売、蒸し鶏です。卵スープとご飯がついています。

 餃子は皮に何かの野菜が練り込まれているのでしょう。上品な味です。

 白い器がすっきりとしています。醤油、酢、ラー油の3点セットです。

 玄関近くの洋間でいただきました。他にはご婦人が1人だけで、静かでした。 
 客室はほかにもいくつかあって、グループの話し声が聞こえていました。

 クラシックな窓越しの光景です。微妙に屈折しています。

 広い中庭があります。奥にある蔵は「ぽっちり」というバーになっていて、昔のことになりましたがその2階でくつろいだこともあります。

 外部から見ると洋館風の元呉服問屋を改装しています。

 膳處漢
 075-257-5766
 京都市中京区錦小路通室町西入ル天神山町283-2

 この辺りは、室町の呉服問屋街であったところで、祇園祭の鉾町でもあります。
 向こう隣は霰(あられ)天神山の会所です。

 ついにあと1回までこぎつきました。

京の三十三食 三十一番 御幸町三条 おくどはんのおくどはん御膳

 あと3食で「結願」です。「おくどはん御膳」(1380円)を、味わっていただきました。
 「おくどはん」では、京都のおばんざいを、おくどさんで炊いたご飯で食べることができます。
 運ばれてきた盆には、なんと9皿が載っています。カメラのレンズに収まりきらず、立ち上がって真上から写しました。
 みそ汁、ご飯とお茶も入れると、12もの器が並んでいます。ワンプレートで済ませてしまう欧米の料理と比べると、和食の手の込んだ細やかさが鮮やかです。 

 どれから箸をつけようかと迷いました。
 最初は、九条ねぎと揚げの味噌和えからいただきました。
 ごま豆腐、素麺、鱧(?)の天ぷら、茶碗蒸し・・・と、薄味ですがそれぞれに個性を発揮しています。
 昆布の山椒煮で、最後のご飯をいただきました。

 刺し身は、カンパチとサヨリでした。脂がのっています。

 デザートと飲み物までついています。抹茶入りのチーズケーキが、これくらいの甘さならよい口直しです。

 11時半のオープンとともに入りました。独り客はわたしだけで、カウンターの一番奥に座りました。
 2人連れやグループは横のテーブル席や2階に通されていました。

 奥には、狭いながら坪庭があります。

 ステーキやハンバーグもあります。

 北海道産の「ゆめぴりか」が炊かれて出てきました。

 おくどはん
 075-251-0051
 京都市中京区御幸町三条上ル丸屋町318-3

 寺町から1本西の御幸町に面してます。向こうを横切るのが三条です。
 角のビルにあるテーラーで、半世紀ほど前に新聞社に入社したフレッシュマンのスーツを誂えてもらいました。

京の三十三食 三十番 三条堺町 イノダコーヒのイタリアン

 ♫ 三条へいかなくちゃ 三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね~

 で、行ってきました。三条堺町の「イノダコーヒ 本店」です。昭和レトロな喫茶店でいただいたのは「イタリアン」(980円)です。
 アルデンテといった言葉とは無縁のうどんのように太いくて柔らかい麺が、これでもかというくらいにねっとりと濃いトマトソースに絡まれています。
 ハムにタマネギ、ピーマン、マッシュルームと教科書通りに入ってます。

 チーズを振りかけるのを忘れていました。

 タバスコも欠かせません。
 銀色の器も懐かしく、そのお味を満喫しました。

 甘いアイスコーヒーでひと息つきます。
 デフォルトで砂糖、ミルクが入ってます。

 冷たいだけのお冷やも様になります。

 ナポリタンではなくイタリアンです。
 関西では、この両者の調理に違いはありません。店によってそれぞれのようです。

 関西フォークの中心的存在だった高田渡が「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」を歌っていた1970年代初頭は、わたしの学生時代と一致します。高田はわたしと同じ齢です。
 この歌でイノダを知り、初めてやって来たのもそのころだったでしょう。

 「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」 

 旧館の窓際の静かな一等席でいただきました。

 旧館と新館との境の通路に、大きなコーヒーミルが置かれています。
 Enter Prise MFGは、米国の有名なミルのメーカーのようです。ネットで検索すると、ミルの画像がいっぱいひっかかります。

 壁面には、暖炉のたき口のようなものがあります。コーヒーを煎じるときに使った何かなのでしょうか。

 裏庭にはテラス席もあります。

 堺町通に面した古い商家を改装したような造りです。

 イノダコーヒ本店
 075-221-0507
 京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140

 すぐ近くの三条通には三条支店があります。現在は改装のため休業中です。

 内部をのぞくと、わたしの好きなオーバル(楕円形)の大きなテーブルは、そのまま残っています。

 京都・三条 「イノダコーヒ三条支店」のコロンビアのエメラルド

京の三十三食 二十九番 祇園 キエフのAランチ

 四条大橋近くのビルにある「キエフ」は、もう一度、訪れたかったロシア料理のレストランです。昔は、ロシアとキエフという固有名詞は何の違和感もなくつながっていましたが、今は微妙です。
 それはさておき、いただいたのは一番簡単な「Aランチ」(1440円)です。
 まずスープのボルシチが出てきました。ウクライナ風スープとの説明があります。ビーツで赤く染まったキャベツが柔らかいです。思いのほかあっさりとした味付けです。

 ピロシキは揚げたてです。
 ♪おとぎの国のロシアの 夢のおソリ(艝)が運んでくれた パルナス パルナス モスクワの味~
 関西人は、ピロシキといえばこのCMソングを口ずさんでしまいます。

 グリブイは、カップの上を焼きあがったパンが覆っています。寒い国で、スープが冷めないようにとの工夫でしょうか。

 内部は、マッシュルームが入ったクリームスープが熱々です。
 こんな味だったのですね。40年ほど前に何度かやってきて食べたことがあります。ウオツカなんかを飲むのが目的でしたが、この料理は印象深くよく覚えていました。

 ロシアンティはジャムを溶かしていただきました。

 昔と変わらない広い店です。

 窓の外、ビルの向こうに愛宕山のピークがよく見えます。

 窓際から見下ろすと、左下が南座です。

 グランドピアノが置かれ、ディナーショーも開かれる小さなステージがあります。加藤登紀子さんが歌うこともあるそうです。

 1972年に登紀子さんの父が開業しました。一家は戦前、旧満州のハルビンで暮らしていました。引き揚げてきた父がロシア料理店を開きました。登紀子さんの兄が後を継ぎました。
 開業前年に京都市はキエフ(現キーウ)と姉妹都市となったばかりでした。それでキエフと命名したそうです。
 ロシア料理という言葉は、ウクライナやグルジアも、もちろんロシアもの料理の総称だったようです。現在のような状況は、想像外だったことでしょう。

 レストラン キエフ
 075-525-0860
 京都市東山区縄手通四条上ル廿一軒町236 鴨東ビル 6F

 ビル最上階の窓にある「キエフ」の文字を見るたびに、まだ健在なのだと懐かしんでいました。

 四条大橋から見下ろす鴨川は、水量が多いです。投網をもった人が獲物を狙って移動してましたが、網を打つ光景は見られませんでした。

 きょうから通院は最終週に突入です。33回の放射線照射も、なんとか「結願」が見えてきました。

自分でつくる 高菜と明太子のぺペロンチーノ

 高菜と明太子を準備して、「つくって!」と。同志社の寒梅館で食べたパスタが、おいしそうに見えたようです。
 高菜の塩気だけで十分でした。パスタを茹でる塩は、ぐっと減らしました。明太子の辛さもあって、調味料の類は一切不要です。
 それでちょっと塩辛いかというくらいのいい塩梅にできあがりました。
 明太子に赤い着色料が使われていないので、映えはイマイチです。お味とは関係ありません。

 醤油で味付けする和風もありますが、わたしは慣れたアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ風です。

 ベーコン、ニンニク、最後に放り込んだタカノツメもいい仕事をしています。

京の三十三食 二十八番 下鴨 FILE CAFEの日替わりランチ   

 下鴨に素敵なデンマーク料理のカフェがあると、このFBでいつも「いいね」をくださる友だちからの情報です。病院から205番(金閣寺行き)のバスに洛北高校前まで乗りました。
 元は信用金庫だった建物がリノベーションされてモダンな「FILE CAFE」になってました。
 「日替わりランチ」(1100円)の本日のメーンはポークカツでした。
 それにしてもすごいボリュームです。ポークカツ、春巻き(?)、コロッケ、スパゲティ、スクランブルエッグ、生ハム、ポテト、紫キャベツが取り囲み、中央にはドサリとサラダです。デンマーク人って、こんなに大食漢だったのでしょうか。

 2個を半部に切って並べたカツです。肉は厚くはありませんが、シコシコと味わい深いです。

 スープはかわいい色をしています。もちろん、ご飯もついてました。

 奥さまが頼んだハンバーグ・ナポリタンです。これも食べ応えがあったようです。

 メーン料理は、日によって変わります。

 北欧家具が並ぶ展示場のような店内です。向こうにはキッチンが設えられています。元は家具売り場でした。現在も2階は展示場(見学は要予約)となっているそうです。

 当初は信用金庫として建てられました。金庫室が並んでいて、頑丈な扉の向こうが個室になっています。

 何重もの壁で仕切られています。

 何組かの客がいましたが、スペースが広いのでガラーンとした印象です。

 壁には素敵なカーブを描く北欧家具のミニチュアが飾られていました。

 こちらもおしゃれです。

 珍しい食材やワインなどが並んでいます。

 甘いケーキも欠かせません。
 奥さまが最近、はまっているYouTubeの「Karu & Siiri 北欧暮らし」でも、登場するご夫婦が毎食後に甘いものを食べています。

 FILE CAFE (ファイル カフェ)
 075-708-2254
 京都市左京区下鴨西本町30 FILE 1F

 北大路通に面しています。どこかの金融機関があった記憶はありますが、どこであったのかは思いだせません。
 調べると、京都みやこ信用金庫(西陣信用金庫)でした。

 洛北高校の交差点まで戻ってきました。ランドマーク的存在だった書店のシャッターが閉まったままです。昨年暮れで閉店していました。
 わたしが小さいころは、本屋といえばここでした。