大阪・関西万博を体感してきた

 大阪・関西万博(EXPO2025)が開幕して1ヵ月あまり。わたしも体感してきました。
 混んでいるとの話でした。確かに混んでましたが、入館予約なしのパビリオンにいくつも入ることができました。
 「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのためか、展示は画像中心の表現がほとんど。そのど迫力には圧倒されました。でも平日でイベントもあまりなかったせいか、お祭りのワクワク感は薄いようでした。


 ひきつけられたのはオーストリア館でした。入るとベーゼンドルファーが置かれていました。

 蓋の裏には葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」が描かれていました。製作費を含めてでしょうが、このピアノは5000万円もするそうです。

 大きなスクリーンに画像が動き始めると、ピアノは自動演奏を始めました。

 モニターに顔を向けると、すぐにAIによって顔の特徴を捉えてイラスト化されるシステムです。わたしも試みましたが、その完成画像をダウンロードしてませんでした。残念なことをしました。

 手元のモニターに向かって指をなぞると、大きなスクリーンに音楽となって再現されました。奥さまが試してみました。

 ザルツブルクの祝祭大劇場が大写しとなりました。こんな画像ならよくわかりました。

 半時間ほどは待ちましたが、予約なしで入れました。

 ドイツ館にも入りました。

 マスコットのサーキュラーを手渡されました。これを会場の指定スポットにかざすと、説明音声が流れました。

 ガーデンでは、ドイツに関するクイズショーが行われていました。

 わたしはビールとウインナーを買って座りました。

 でもその価格には、ちょっと驚きです。直輸入なのかもしれませんが。

 期待したドイツビールですが、暑い日本の野外で飲むにはあまり冷えてませんでした。

 別の場所で飲んだ日本のサッポロ(800円)のほうが、冷たくておいしかったです。

 チェコ館です。

 螺旋回廊を登っていく壁面に現代アートが描かれていました。
 見入ったのはアルフォンス・ミュシャの彫像でした。こんな実物展示は、珍しいくらいでした。

 ピアノが置かれたホールがありましたが、イベントは行われていませんでした。

 屋上の展望スポットからはウォータープラザが見渡せました。夜には噴水ショーも行われるようです。

 北欧館にも入ってみました。

 ここも画像中心の展示で、何を見たのか覚えていません。

 ショップには、わが家にもあるムーミンのカップが並んでいました。

 10時の予約で大勢の人たちと会場へ。最初に入ったのは、よく目につくポルトガル館でした。

 水族館に入ったような画像でした。

 もちろんスペイン館も探訪しました。
 わたしが入ったのは、行ったことがある国ばかりです。どこも似たような展示でした。
 70年大阪万博がうたった「人類の進歩と調和」との違いは、進歩の過程ではなく来たるべき未来にばかり視線が向いてしまっていることでしょうか。 

 大阪公立大学館です。ここは外せません。

 未来の人工光合成などが説明さていました。この難しい話をさておくと、中央には未来都市を模した大きなジオラマがあるだけでした。

 大屋根リングの下に入ると、どこもひんやりとしていました。

 5時半からは、ただひつだけ3日前予約がとれたパビリオンが残っていました。でもそこまで待つ体力はなく、早々に退散してしまいました。