亀岡 「犬甘野風土館 季楽」の手打ざるそば

 亀岡の山中にある犬甘野(いぬかんの)地区は標高が400m近くあり、昼夜の気温差が大きくそばの栽培に適しているそうです。少しは涼しいかなと、犬甘野そばを食べにエアコンを効かせた車でドライブしました。実際には、カンカン照りに焼け付きそうでした。
 「犬甘野風土館 季楽(きら)」で「手打ざるそば(中盛、1200円)をいただきました。
 手作り感満載の二八そばです。手切りしたことがわかる扁平で、短めで、ぼそりとしています。素朴な味わいの気取らないつゆでいただきました。

 好物の「たまごかけご飯(並)」(250円)を追加しました。
 オレンジ色が強く、黄身が丸く盛り上がっています。

 奥さまは「あんかけ卵かけそば」でした。「普通のそば」だったそうです。

 町のそば屋のような気取らないメニューです。

 テーブル3卓にカウンターとさして広くはない店です。次から次に客がやってきて、待ちができていました。

 「そばぱすた」なるものが並んでいました。もちろん、お買い上げです。

 野菜も並んでましたが、こちらは売り切れが多かったです。

 近くにそば畑があり、秋になるとそばの花で白くなるそうです。

 犬甘野風土館 季楽
 0771-27-2300
 亀岡市西別院町犬甘野樋ノ口1-2

京都・東舞鶴 「魚源」の魚源定食

 舞鶴にある奥さまの実家の墓参りに行きました。
 昼飯は、それを楽しみにしていた「魚(とと)源 東舞鶴店」の暖簾をくぐりました。西舞鶴の店は何度も訪れていますが、5年ほど前にできたこちらは初めてでした。
 「魚源定食」(2600円)です。地元・舞鶴に揚がった魚を中心とした獲れ立てが並びました。
 刺し身、揚げ、焼きと3拍子が揃っています。

 脂がのってます。当然ながらにうまいです。

 重量級の太いエビ天がドーン。何口にも分けて食べ進みました。

 カウンターでいただきました。ベテランの板さん2人が、次から次へと入る注文をこなしてました。
 舞鶴港が望める広い座敷もあります。

 過去のブログと読み比べると、かなり値上げされてます。これも時代なんでしょうね。

 魚源 東舞鶴店
 0773-63-0700
 舞鶴市字浜47-11

 店は舞鶴港に面しています。北海道・小樽港とを結ぶフェリーがここから発着します。乗船したという望みは実現されていません。

京都・荒神口 「旬菜 あだち」のはもと野菜の天婦羅

 1年ほど前にも同じ「はもと野菜の天婦羅」を食べています。3カ月に1回の定期検査を受けた京都府立医大近くの「旬菜 あだち」です。
 サクッと揚がった熱々です。ハモは5切れも盛られています。
 鉾町では鉾立が始まりました。祇園祭は「鱧祭」とも呼ばれ、京都の夏にハモは欠かせません。

 天出汁はなく、塩でいただきます。淡白なハモには、こちらが似合います。

 冬瓜も程よい味付けです。

 これで1200円は大満足です。
 昨年のブログを見ていると、なんと1300円でした。はも6切れと書いてますが、それにしてもこのご時世に100円ダウンは驚きです。

 京風のうなぎの寝床をリニューアルしています。長いカウンターの向こうにテーブル席もあります。

 旬菜 あだち
 075-256-0011
 京都市上京区上生洲町247

京都・岡崎 ホーフベッカライのハンドカイザー

 オーストリア・ハプスブルク王家御用達のベーカリーのお味が、日本ではここだけで楽しめる「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス 京都店」で軽くランチをしました。岡崎公園の疏水端にあります。
 どれも食べてみたくなるパンが並んでいまいした。いくつかをテーク・アウェー、いくつかをイート・インしました。
 飲み物は、上がスパーリング白ブドウジュースです。ワイン醸造用のブドウでできているそうで、こってりと濃厚味でした。
 コーヒーはたっぷりのホイップクリームが層をつくっているメランジェです。お冷やのカップにスプーンがのっているのも、ウィーンのカフェを思い出させます。

 クロワッサンなどどれも軽やかな食感です。小麦粉の香りが味わい深いです。
 細長いザルツシュタンゲルは、キャラウェー・シードが独特の香りを放ちます。

 カイザーゼンメルを追加しました。一つずつ手で成型しているので「ハンドカイザー」と呼びます。

 ラドラー(レモンビール)がありました。昨年の今ごろ、ポルトガル巡礼で毎日のように飲んでいたのが懐かしいです。
 きょうはハンドルを握っていたので、がまんしました。

 窓際のテーブル席でいただきました。

 次々に客がやってきて、ケーキはすでにほとんど売り切れ。ザッハートルテが一切れになっていました。

 「皇妃エリザベートも愛した」とうたっている菓子類も並んでいました。

 オーストリア第2の都市、グラーツにある本店の写真などが飾られていました。

 テラス席も気持ちよさそうでした。

 ホーフベッカライ エーデッガー・タックス 京都店(Hofbäckerei Edegger-Tax)
 075-746-6875
 京都市左京区岡崎成勝寺町3-2

 世界遺産の町、グラーツは2010年と19年(写真)に訪れていています。1569年創業の店に掲げられたハプスブルク家御用達の紋章「双頭の鷲」を見上げました。
 エッゲンベルク城には、豊臣秀吉時代を描いた大阪図屏風が残っています。

京都・荒神口 天狗の贅沢牛肉焦がねぎささめん

 3カ月に1回の京都府立医大病院での定期検診でした。まずは採血を受けて診察までの間に昼飯です。
 河原町通りを渡ったところにある麺類の「天狗」にしました。日替わりの「贅沢牛肉焦がしねぎささめん 小ごま塩ご飯」(1200円)です。
 こってりとした濃厚味の出汁が熱々です。牛肉に牛油かすが表面を覆っています。口の中を火傷しそうになりながら、すすりました。 

 奥さまは卵とじでした。

 「ささめん」とは、あまり聞きません、この店のオリジナルです。
 中華麺のうどんは、大阪では黄ソバといいます。姫路の駅そばも同じです。でもこちらは、それをグレードアップさせたようなお味です。
 「ささめん」と検索すると、この店がヒットします。

 すぐ近くに京都府立文化芸術会館があります。その昔、桂米朝一門が落語会を定期公演してました。残念ながらわたしは聴いたことがありません。
 さらに昔、わたしが高校生のころ米朝さんがラジオの京都放送(KBS近畿放送)で週一の番組をもっていました。胆石かなにかで休んだときに、代役でマイクを握ったのが一、二番弟子の小米(枝雀)、朝丸(ざこば)でした。
 3人の色紙が色あせても飾ったあります。

 自家製麺 天狗
 075-231-1089
 京都市上京区河原町通荒神口上る宮垣町80

京都・大山崎 パヴェナチュールのホットポークハムサンドイッチ

 大好きなパン屋さんです。わが家のお隣の京都・大山崎の山麓にある「パヴェナチュール」です。大原野神社で花見をした帰りに昼飯に立ち寄りました。
 コショウが効いたハムがおいしそうだった「ホットポークハムサンドイッチ」です。ふんわりとしたパンが抜群です。
 「フガスオリーブ」は、ちょっと塩味が効いたオリーブがうまいいつもセレクトしてしまう好物です。
 カフェラテも頼んで、イートイン・コーナーでいただきました。

 奥さまはこちら。ピントがティー・バックに行ってます。

 目の前の桜は、まだ蕾でした。

 でも黄色いクルマがカッコいいです。って、わたしのクルマです。

 後ろ姿に惚れてます。

 パヴェナチュール
 075-952-1188
 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才51

京都・出町 満寿形屋 のきつねうどんセット

 京都を歩きました。出町満寿形商店街までやってきて、久しぶりの満寿形屋です。ここは若狭・小浜から始まる鯖街道のゴールです。鯖ずしが名物です。
 「きつねうどんセット」(1300円)は、きつねうどんと鯖ずし2切れとがセットになっています。
 大きな鯖ずしは、程よくい酢が効いています。ご飯がぎっしりです。やっぱりうまいです。

 京都のうどんは、柔らかくてコシはありません。出汁で食べるのです。この出汁、最高です。
 大きな揚げは、表面がつるりと細やかです。内部は、これは当然ながら豆腐です。甘く煮てあります。

 ケースに入っているのがセットの鯖ずしです。足りなくなってきたようで、待ちの客と皿の数を計算していました。

 かわいい店です。これだけの行列に45分ほど待ちました。でも待ったかいがありました。

 満寿形屋
 075-231-4209
 京都市上京区桝形通出町西入ル二神町179

京都・下鴨 「うどん あおい」のおうどんと天ぷらの盛り合わせ

 京都に出かけました。きょうは歩きではなく、クルマです。駐車場があることを思いだした下鴨の「うどん あおい」で昼飯です。
 「おうどんと天ぷらの盛り合わせ」(1100円)の「かけ」を頼みました。大きくて底も深い丼に入ってます。うどんが少ないといったことはありません。
 もちもち、ふにゃふにゃな柔らかい京都のうどんです。出汁が効いてます。大量の鰹節でしょうか。それとももっと濃厚な削り節でしょうか。ついてくる木製のさじでは追い付かず、丼をもちあげてすすってしまいました。

 天ぷらも立派です。エビは大きく、太いです。3口くらいかかります。白魚(ワカサギ?)や薄く切られた野菜もカリッと揚がっています。

 前の席の女性3人組が立たれた間に撮影しました。すぐに女性2人組が2組入ってきました。行列ができるほどではありませんが、適度に込んでいます。

 北大路通に面した店です。すぐ近くにわたしの母校の葵小学校があります。

 うどん あおい
 075-277-4754
 京都市左京区下鴨高木町31-1

 知人からの書き込みに、「♬プラタナスの枯葉舞う冬の道で・・・懐かしいですが、京都の街路樹からプラタナスが消えましたね」と書いたばかりです。
 でもこの老木はプラタナス(鈴懸の木)ではないでしょうか。樹皮からするとトウカエデでしょうか。枯れ残った小さな葉っぱを見上げました。

京都・伏見 鳥せいの焼きとり定食

 昼飯に向かったそば屋には車が止められませんでした。そのまま走り抜けると、そこは鳥せい本店でした。広い駐車場が空いてました。
 定番の「焼きとり定食」(880円)です。タレの串4本です。塩も選べます。焼きたてがたまりません。さすがの味です。
 伏見の銘酒、山本本家の生酒「たれ口」をグイッとやりたいところですが、車を運転していたのでガマンです。

 みそ汁をプラス100円でかす汁にアップグレードしてもらいました。山本本家直営の居酒屋ですから、酒の粕もたっぷりはいった濃厚な味です。

 奥さまの「とりめし定食」(880円)も、から揚げ3個など充実しています。

 セルフながら飲み物までついています。いつも流行っているはずです。

 天井の高い酒蔵が店舗になっています。

 鳥せい 本店
 050-5868-4951
 京都市伏見区上油掛町186

京田辺 JR学研都市線の3つの「まんぼ」を巡る

 京田辺では、いくつもの天井川が木津川に流れ込んでいます。その下にレンガ造りのクラシックなトンネルがあって、JR学研都市線(片町線)の電車が走り抜けます。
 「まんぼ」と呼ばれています。わたしの住む北摂では「まんぽ」と半濁音となり、鉄道と川、または道路との関係は逆になりますが、横穴という意味では同じ建造物のようです。
 秋空の下、「撮り鉄」となってカメラをバッグに3つのまんぼを巡りました。

 同志社前-京田辺間の南側にあるのが防賀川まんぼです。比較的新しいのか、小さなレンガが整然と並んでいます。

 京田辺駅に近い馬坂川まんぼです。3連のアーチでつくられていて「みつまんぼ」と呼ばれています。トップの画像もそうですが、残念ながら両端の2つのアーチは雑木で覆われてしまっています。

 京田辺ー大住間にある天神川まんぼです。現在も上部を天神川が流れていてます。

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