城南宮 「しだれ梅と椿まつり」を前に・・・

 初春の日和となりました。京都・城南宮のしだれ梅も、もうすぐ咲くだろう、今なら人出もないだろうと出かけてみました。
 源氏の庭の春の庭では、しだれ梅がつぼみを膨らませていました。
 白いしだれ梅には、すでに花をつけているのも混じります。
 咲き始めから六部咲きの梅を探しながら春の訪れを感じるのを「探梅」というそうです。

 ピンクのカーテンになるのは、まだ先です。

 真っ白になったこの枝を見たいですが、ことしは3密を敬遠してやめておきます。
 

 昨春、やってきたときは150本ものしだれ梅が満開でしたが、人出の方もすごかったです。
 きょうは神社への参拝客は多かったですが、神苑を巡っている人はほとんどおらずに静かでした。

 18日から始まる「しだれ梅と椿まつり」の準備なのか、庭は整備されていました。

 椿は満開です。

 八重の椿もあります。

 すでに落ち椿もきれいです。

 平安の庭の紅梅、白梅は見事に咲き誇っています。

 室町の庭の紅梅も、暖かな日を浴びていました。

 春の七草が供えられていました。

 いただいたパンフレットには、32種もの椿の花の名が並んでいます。

 城南宮
 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7

 これまでの城南宮

  

ポンポン山 福寿草に会いに行く 2021

 スプリング・エフェメラル(春の妖精)のフクジュソウ(福寿草)が、ことしもポンポン山に咲き始めました。
 天気予報の「晴れ」を信じて大原野森林公園森の案内所から登りました。
 太陽の光をいっぱいに浴びて、黄金に光っていました。

 わたしはこれまで、3月になってから見に来ることが多かったです。昨年より1カ月も早いです。

 パラボラアンテナのような花弁を太陽に向け、反射させた光を花粉に当てて熱します。強くなった香りで、昆虫をおびき寄せて受粉するそうです。

 例年になく群生している花が多く感じられます。

 昔は、谷の斜面が黄色いジュータンになったそうです。

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JR京都線 ねじりまんぽの奥田ノ端橋梁

 ちょっと寒さが戻りましたが、よく晴れました。カメラをザックにウォーキングしました。
 西国街道を西に向けて歩きました。お隣の高槻に入りJR京都線に沿って歩くと、いくつもの「まんぽ」があります。
 鉄道や天井川の下をくぐるレンガや石積で作られたアーチ状の小規模トンネルです。その中でも積み上げられたレンガがねじれているのが「ねじりまんぽ」です。
 国内に30ほどしかない珍しいねじりまんぽのひとつが「奥田ノ端橋梁」です。

 線路に対してトンネルは斜めに貫いています。元は川が流れていたようです。
 そのためアーチ部のレンガが斜めにねじって積まれたのです。

 ワープゾーンに吸い込まれるような感覚です。

 基部は普通に積まれ、アーチ部がねじれています。
 アーチ部は交差する線路に対して直角になるよう積まれていて、交差角により左巻きも右巻きも存在します。

 「レンガ造りのアーチ橋」といして「高槻まちかど遺産」に登録され、プレートが設置されています。
 明治9(1876)年に京都-大阪間の官製鉄道が開業しました。このときに外国人技師の指導でつくられました。150年近くも現役です。

 北側から見ると、普通のコンクリート製です。「奥田畑」と書かれていますが、わたしは資料で調べた奥田ノ端橋梁としました。
 京都線が複々線化されたときに、北側に新たに2線が増設されました。トンネルもコンクリート製が延長されたのです。
 上部には、名神・高槻ICにつながる高架道路が走っています。

 ちょっと離れたところから振り返りました。尾根を太閤道が通っています。

 ねじれていないまんぽです。

 翼壁もきれいにレンガが積まれています。

 新名神高速の工事が始まっています。この辺りを通ります。それに関連する関電の鉄塔移設工事が行われていました。

 JR京都線の京都-茨木間に4つのねじりまんぽがあります。

神の宿る山「甘南備山」と一休寺

 甘南備山(かんなびやま)に登りました。京田辺市の独立峰です。標高200m余りですが、古くから神の宿る山として信仰の対象になってきました。
 三角点(201.6m)のある雌山で、昼飯のぜんざいをいただきました。正月のモチが真空パックのまま残っていました。缶詰の餡を加えました。
 甘さほどほどで、ちょっと風が冷たかったこんなシーンで食べると、ホッコリとしました。

 早咲きの梅が開いていました。でも、全体の開花はまだ先のようです。

 下山後に、車で5分ほどの一休寺(酬恩庵)に参りました。
 一休さん(一休宗純)の寺で、菊の御紋の隙間からのぞいた「宗純王廟」と呼ばれる廟所です。一休の出自は後小松天皇の落胤と伝えられ、そのため宮内庁が管理する陵墓になっています。

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十方山で山パスタを食べる

 天王山の奥にある十方山に登りました。わが家発着で山パスタを食べる場所を探して歩いているようなものです。
 メスティンでつくった山パスタです。ソースはインスタントの明太子です。あっという間に出来上がり、そこそこのお味です。
 シェラカップに湯を沸かし、コーンスープもいただきました。やはり温かいスープはうれしいです。

 

 明太子味のパスタソースです。もう少し明太子が入っていればうれしいですが、価格からすれば合格でしょう。
 茹で上がったパスタに和えるだけですから、失敗のしようがありません。
 すいすいパスタは、朝から水に漬けました。
 百均でコンタクトレンズの保管ケースを買ってきました。塩、コショウ、乾燥バジルを入れました。ちょうどう良い大きさですが、きょうは出番がありませんでした。

 ガスバーナーで調理しました。アルコールストーブよりは火力が強く、短時間で調理できます。
 水をたっぷりと含んだパスタ100グラムに、水100CCを加えて加熱します。白かったパスタが、黄色く透明化したら完成です。あっという間です。
 ソースは和えるだけです。

 シェラカップの出番です。

 十方山(304.4m)には三角点もあります。

 麓の椎尾神社で出会ったおばさんは、「C3の近くにミツマタを植えたので、花の季節を前に追肥をしに行く」と話しておられました。そのC3ポイント(緊急時の地点特定名称)まで登ると、まだ若木のミツマタがつぼみを膨らませていました。

 サントリー山で昼飯にするつもりでした。でも時間が早いので、もう一つ北側の尾根にある十方山まで歩きました。

 赤線がきょうのルートで、反時計回りに歩きました。青線はこれまで歩いたルートです。だいぶ輻輳してきました。

節分 恵方巻は南南東を向いて

 1897(明治30)年以来124年ぶりに2月2日になった節分です。祓いたい邪気と向き合あう年です。ここは恵方巻をかぶりつくしかありません。南南東を向いていただきました。
 わが家の胡蝶蘭は、きょう開花しました。あすは立春です。

 材料は奥さまが準備してくれてました。
 わたしは巻きすで巻いただけです。

 2つに切りました。緊張の瞬間です。
 具材が中央にまとまって成功と思ったときに、もう一つ買っていた具材、アナゴを入れるのを忘れていたことに気づきました。

 イワシもいただきました。生協で焼いたのを買ってきました。
 豆まきは省略して、ワインのアテにいただきました。

わが家の胡蝶蘭 2021 開花

 奥さまが丹精込めているわが家の胡蝶蘭が、ことしも何事もなかったように開花しました。
 昨年より8日早く、1昨年より2日遅かったです。

 朝、リビングの窓際に並んだ鉢のひとつを見ると、昨日までは堅かった蕾が膨らんでいました。

 カメラを三脚に固定して、開花を追いました。
 わずかですが、徐々に花弁の先が開きました。午後の陽ざしを浴びるころ、大きく口を開けた内部までが見えるようになりました。

 いくつかの株があります。順に咲いてくれるのが楽しみです。

 【追加画像】

 2日目の朝です。完全に開きました。2輪目も、間もなく開花するでしょう。

 わが家の胡蝶蘭

大津・寿長生の郷 Bakery&Café 野坐の焼きたてパンと自家製ディップ

 大津の南、瀬田川の南郷の洗堰から遠くないところに和菓子の叶匠壽庵の本社・工場があります。あたり一帯の丘陵地が「寿長生の郷(すないのさと)」として整備されています。梅林が有名ですが、まだちょっと早かったようです。
 その中の「Bakery&Café 野坐(のざ)」で昼飯にパンをいただきました。
 「焼きたてパンと自家製ディップ」(715円)には、こんがりとトーストした食パンやイチジクの入ったパンが3つ、それに2つもディップがきれいに並んでいます。

 抹茶を練り込んだディップです。ていねいに説明してくださいましたが、覚えられませんでした。
 ちょっと甘くてトロリとしています。

 「豚肉のリエット」です。こちらも味わい深い穏やかなペーストです。

 「野坐ブレンド」(660円)です。サイフォンのコーヒーって、いつ以来でしょうか。苦みもほどほどです。

 なんと3300円というコーヒーもあります。
 あんトーストもあります。和菓子屋さんです。 

 ゆったりとした落ち着いたカフェです。静かにジャズが流れていました。

 1階には、焼きたてのパンを売る店があります。「匠のあんぱん」というのが自慢のようです。

 食べたばかりの「無花果くるみ」も並んでいました。

 静かにたたずむBakery&Cafe野坐です。

 Bakery&Café 野坐
 大津市大石龍門4丁目2−1 寿長生の郷 内
 077-546-3131

 辺りを散歩しました。「野の花観音径」、「ミツバツツジの尾根」と歩いて山頂まで登り、「山のテラス」まで降りてきました。
 向こうに比叡山が頭を見せていました。

 入り口近くで咲いていた梅です。
 でも梅林はまだまだ蕾。見ごろは1カ月ほど先とのことでした。

 ホールには、古いひな人形が並んでいました。
 茶室や売店も、それにトイレまでどこもおしゃれでした。

 駐車場まで戻ってきてびっくりしました。よく似たクルマが止まっていると近づくと、わたしのマイカー(手前)と同じシトロエンC4でした。色まで同じです。あちらの方が新しいバージョンでした。「兄弟」と出会ったのは初めてです。

 
 

滋賀・守山 第1なぎさ公園の菜の花

 気分転換にドライブに出かけました。あそこなら大丈夫だろうとやって来たのは滋賀・守山市のびわ湖畔にある第1なぎさ公園です。
 今シーズンはあまり話題になってませんが、すでに満開。辺り一面が黄色くなっていました。
 正面にそびえる雪をかぶった比良連山とのコントラストが素晴らしいです。

 正確にはカンザキハナナといいます。約4000平方メートルの広い土地に、約1万2000本が植えられています。

 カンザキハナナは真冬から咲き始めるので「寒咲き花菜」です。

 自宅を出たときは曇天だったうえ、天気予報もよくなかったのであまり期待はしてませんでした。
 ところが、青空とはいきませんが日差しもこぼれる温かい日和となりました。

 特等席はこのマンションの階上でしょう。

 コロナ対策でマスコミ取材を断っていました。
 平日ということもあって、3密を気にすることもなく、ゆっくりと見物することができました。

 湖面には霞がかかっているように見えます。

 第1なぎさ公園
 滋賀県守山市今浜町2876

 菜の花と比良連山 10年前にも訪れています。