St.Gallenの丘の上

丘の上1

 St.Gallenの町を見下ろす丘の上に上がりました。茶色い屋根が美しく、中央に大聖堂の塔が見えます。
 

丘の上2

 M醇・legbahn というケーブルカーです。これで丘まで上がります。
 自動運転のケーブルカーが降りてきました。

丘の上3

 だれもいないケーブルカーの駅です。自動販売機があります。料金表を見て、2人分の5CHFをいれますが、「チャリーン」と戻ってきます。どうしたものかと困っていると、あとからやって来た婦人が教えてくれました。先に人数などのボタンを押してから、料金のコインを入れます。たったそれだけのことです。それが、わからないのです。
 写真左側に一部が写っている黒い機械は、使用日時の刻印機です。買ったばかりの乗車券を差し込むと、「回数券の人だけが押すの」と先の婦人が自分の回数券を見せてくれました。親切です。おかげで、ちょっとあきらめかけたケーブルカーで丘の上に上がることができました。

丘の上4

 苦労の末に手に入れた乗車券です。

丘の上5

 ケーブルカーといっても、車両は1両。すれ違いはありません。自動運転のエレベータのような感覚です。
 親切だった婦人は、自転車ととも乗ってました。丘の上に住む人たちの日常の移動手段のようです。

丘の上6

 丘の道を町を見下ろしながら歩きました。坂を下ると貯水池のようなところに出ました。
 晴天とはいえ、ちょっと寒いと感じる天候なのに、ちょっとした日差しを惜しむように池では泳いでいる人が。芝生では、甲羅干しの人も。

丘の上7

 白い窓に緑色の雨戸、赤い花。ため息がでます。どうしてこんなコントラストになるんでしょう。

10万冊の蔵書が並ぶ修道院図書館

図書館1

 Stiftsbibliothek(修道院図書館)の明かり窓です。蔵書のほんの一部が並べられて、美しい造形美を演出しています。

図書館2

 図書館の内部は撮影禁止です。これは記念に買った絵はがきのコピーです。
 フェルトでできたオーバーシューズをはいて、内部にはいりました。想像していたほどには広くはありませんでしたが、重厚な本棚を埋める蔵書に感心しました。

図書館3

 「スイス・パス」が威力を発揮して、7CHF(スイスフラン)する入館料が、無料です。

鐘が鳴り響く町~St.Gallen

大聖堂1

 明るく華やかバロック様式のKathrdrale(大聖堂)です。
 日曜日の朝です。ミサが始まりました。後ろの席に座って、オルガンの厳かな調べと、賛美歌に耳をかたむけました。
 ミサの間は写真撮影禁止ですが、1枚だけ撮らせてもらいました。

大聖堂2

 ゴーン、ゴーンとあちこちから鐘が鳴り響きました。
 旧市街の中心にある大聖堂です。対称形の塔が印象的です。

大聖堂3

 7世紀初めに始まる教会です。現在の後期バロック様式の教会は1755-69年に建てられました。

大聖堂4

 中庭の水場で、少年がのどをうるわせてました。良い天気です。

大聖堂5

 正面の旧修道院が世界遺産に登録されています。

世界遺産、St.Gallenの街並み

St.Gallen1

 あまりの美しさに、見ほれるばかりのSt.Gallen(ザンクト・ガレン)の街並みです。

St.Gallen2

St.Gallen3

St.Gallen4

St.Gallen5

 オーストリアのザルツブルクをちょっと小型にしたようなまちでした。でも、こちらの方が、観光客は少なく、ずっと静かで、ひなびた雰囲気で素敵でした。

チューリッヒから「ICN」に乗り込む

中央駅1

 Z醇вich Hauptbahnhof(チューリッヒ中央駅)は、国際列車の終始発駅です。ウィーン、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアといろんな国からの列車がやってきます。

中央駅2

 わたしが乗るのは9:10発のSt.Gallen(ザンクト・ガレン)行きのICN(Intercity-Neigez醇・e=特急)です。

中央駅3

 10番線から出発します。同じホームでもセクターA、Bとおおまかな停車場所が表示されています。「2等+2等+1等+1等+食堂車+2等」の編成であることがわかります。

中央駅4

 ICNは7両固定編成で、スイスでは珍しい電車列車です。

中央駅6

 日本では珍しくなった食堂車です。

中央駅5

 1等車は、3列座席ですので広々としています。おまけに乗客は多くありません。

チューリッヒ中央駅からスイスの旅は始まった

チューリッヒ駅1

 Z醇вich Hauptbahnhof(チューリッヒ中央駅)です。正面には、スイス鉄道の父ともいうべきエッシャーの像が立っています。
 予定では、チューリッヒ空港駅から、そのまま最初の目的地、北東部のSt.Gallen(ザンクト・ガレン)に向かうつもりでした。今回の旅では、「スイス・セーバー・フレキシー・パス」というチケットを買いました。使用の最初に「ヴァリデート」という証明が必要です。空港駅の窓口で行いましたが、あっけないほど簡単でした。行き先も聞かれたので、どうしてかなと不思議に思いながら「St.Gallen」と答えると、そこまでのタイムテーブルをプリントアウトして渡してくれました。親切です。
 で、時間ができたので、中央駅までやってきました。

チューリッヒ駅2

 中央駅の側面です。でもこちらの方が、線路の行き止まり側になります。ヨーロッパの駅は、多くがターミナル、まさに終点になっています。

チューリッヒ駅3

 駅前には路面電車が発着します。

チューリッヒ駅4

 低床式の新型車もやってきます。

チューリッヒ駅5

 駅から南に延びるBahnhofstra遵me(バーンホフ通り)です。路面電車の軌道式にクルマは入ってきません。緑がいっぱいの静かな通りに、真っ赤なスイス国旗が翻ります。

チューリッヒの夜はふけて

チューリッヒ

 スキポール空港(アムステルダム)では、乗り換えで4時間も待たされました。スイスのチューリッヒ空港に第一歩を記したのは、19日午後10時をまっていました。
 空港からタクシーで10分ほどのホテルで食べたのは、スキポール空港で買ったサンドイッチでした。パンに何枚ものハムとチーズがはさんであります。おいしい。でもこの3点の組み合わせは、最後まで変わりませんでした。

水分補給は怠りなく

水分補給1

水分補給4

 「エコにミークラス症候群」の予防のためにも水分補給は欠かせません。ずいぶんとお世話になった「缶」です。もちろんオランダ産です。
 プルトップが緑色で、ちょっとおしゃれです。大きさは、日本のジュース類と同じで、ちょっと小ぶりです。

水分補給2

 「瓶」にもお世話になりました。さっぱりとした味わいの白ワインです。こちらはどういうわけか南アフリカ産です。

水分補給3

 もちろん「ノーガス」の水も。
 町で何本も買った「evian」は、栓が水色がノーガス、赤がガス入りです。

帰ってきました

KLM1

 7泊9日の旅でした。
 26日午前8時45分。もうすぐ関西空港です。帰ってきました。

KLM2

 スイス-関空の直行便はありません。「ヨーロッパ経由で行きはチューリッヒ着、帰りはジュネーブ発で一番安い便」で選んだKLMです。
 Eチケットで、出発30時間前からインターネット・チェックインができます。座席も自分で選べます。

KLM5

 アムステルダムのスキポール空港です。だだっ広い空港で、とにかく歩かされます。当然ですが、KLMがあちこちに止まっています。

KLM3

 搭乗機はB-777で、座席は3-3-3と並ぶのが基本です。窓側をとると、通路に出るのが不便です。ところが、最後尾は2席になっていることがわかり、そこを選びました。

KLM4

 帰りは、真ん中の2席です。こちらは壁の後ろで、前に席がありません。おかげでゆっくりと脚を伸ばすことができました。
 それでも10数時間の旅は疲れます。「ビジネスクラス」は夢ですが、エコノミーでも夫婦で3度目のヨーロッパが楽しめたのですから満足しています。
 これから、ゆっくりと旅の思い出を書いていきます。