インスブルック 「Hotel ENGL」のモーニング

【Day 2nd 2019/09/08】
 インスブルック空港に降り立ったら、冷たい小雨が降っていました。タクシーで「Hotel ENGL」に直行。スーツケースを預かってもらうつもりでした。それが、すぐにチェックイン、部屋に通してくれました。まだ朝食時間帯だったので、モーニングもここでいただきました。
 ハムに生野菜、ゆで卵と、オーソドックスに並びました。フルーツもおいしかったです。

 1泊したスキポール空港近くのホテルです。5時40分にはホテルを出ました。出発までに空港で朝食をとるつもりでした。

 ところが、空港での保安チェックが厳しくて待たされました。朝食の時間はなくなり、空腹のまま7時10分発のインスブルック行きに乗り込みました。
 トランサヴィア航空はKLMのグループ会社で、コードシェア便でした。

 インスブルック空港では、スーツケースも無事、到着してほっとしました。

 3泊した「Hotel ENGL」です。ちょっと狭いですが、落ち着いた部屋でした。

 ENGLの意味は分かりませんでしたが、看板からするとAngelなんでしょうか。

Hotel Engl Garni
Hofer Innstrasse 22 – 6020 Innsbruck

 2日目の朝。温かい卵がありました。

 3日目の朝。トースターがあったので、食パンを焼いてみました。

 4日目の朝。インスブルック駅まで向かうタクシーを待つ間にいただきました。

 質素ですが、明るい食堂です。

 晴れ上がると、窓から雪を覆った峰々を見ることができます。

ハイネッケンを楽しむKLMの機内食

 【Day 1st 2019/09/07】
 この旅で撮影した画像は、なんと6000枚を超えていました。その1枚、1枚が思い出となります。
 関西空港からアムステルダム・スキポール空港までKLMで飛んだ旅の初日です。機内食で何を食べたかなんて覚えていません。
 から揚げを食べていました。
 キャリアによって機内食は違いますが、昔と比べておいしくなったのは確かです。以前は、パサパサのそばとか、握り寿司が1個とかあれもこれもと品数だけは並んでいた気がします。

 KLMはハイネッケンのプルトップにカップをはさんでサービスしれます。

 南アフリカ産のシャルドネも定番です。

 2回目の食事は、パスタです。

 お隣の1本もいただいて、よい気分です。

 今回もお決まりのエコノミー。11時間は疲れます。
 映画「散り椿」を楽しみました。

 ワッフルで気分転換です。

 今回はスキポール泊。初めて空港から外に出ました。
 ホテルは空港から雨に濡れずに歩けるのが自慢。部屋の照明からテレビ、空調まで、すべてを備え付けのタブレット端末で操作しました。

citizenM Schiphol Airport hotel
Jan Plezierweg 2 Schiphol, NL, 1118 BB

 関空で乗り込んだKLMです。ブルーのボディーに「100」と描かれています。創業100周年です。わたしは10年前に乗ったとき、「90」とプリントされた大ぶろしきをプレゼントされ、スーツケースの中の衣類などを包んでいます。
 撮影時間からすると、帰国時に乗ったAirFranceの同時刻便が到着したところのようです。

「Zipfer」のビールと帰国しました。

 昼前に、水無瀬の自宅に帰り着きました。あっという間でもあり、長い旅でもありました。大きなトラブルに見舞われることもなく、ほぼ予定したスケジュールがこなせたのがなによりです。
 帰宅途中に自宅近くの生協に寄り、そばを買ってきました。冷蔵庫は空っぽです。醤油の味で日本を感じました。
 JR特急「はるか」に乗っているとき、息子から「いま羽田。これからグラーツに出張します」とメールがありました。遠いこころを、ご苦労なことです。

 好物のいなりです。ウィーンの日本食レストラン「日本橋」で食べたのもおいしかったです。

 ウィーンのスーパーで買いながら飲み残し、スーツケースの隙間にはさまって日本にまでやって来た「Zipfer」です。あちこちで看板を見かけたオーストリアを代表するビールです。

 これから、ぼつぼつと旅の思い出を整理していきます。

ベルリン・フィルハーモニー ベルリンの音と天女の響き

 ベルリン・フィルハーモニーの響きに酔いました。
 シベリウスの交響曲第1番が終わり、拍手に包まれたフィルハーモニーです。フィンランドのフィルハーモニー初登場の指揮者、Santtu-Matias Rouvaliが、コンサートマスターの樫本大進と握手したところです。
 やはりベルリンの音です。管がさえわたり、弦がまろやかに包みこみます。最初に聴いた時ほどの感動はありませんでしたが、旅のフィナーレにふさわしい夜となりました。

 ラベルのピアノ協奏曲は、アリス・紗良・オット。ミュンヘン生まれの母親が日本人ということで、それだけに親近感がわきます。
 ステージには裸足で登場。金色のラメのドレスが細い体に光ります。
 演奏は、シャープで繊細でした。舞台を降りるときは、ひらりとまるで天女のよう。モデルのような美しさにいっぺんにファンになってしまいました。

 記念にCDを購入しました。

 【追加画像です】
 この夜は、カメラは持参しませんでした。すべてスマホでの撮影です。

 ポツダム・プラッツのSONYセンターの裏へと進むと、フィルハーモニーの黄色いホールが見えてきます。ワクワクとする瞬間です。

 今回は、裏口から入りました。

 開演には時間があります。当日券の窓口には行列ができてます。

 わたしたちの席は、前から5列目です。ネットで予約しました。

 休憩時のロビーです。

 感動の時間を過ごしました。玄関から別れを告げました。

ベルリン シュプレー川の遊覧船に乗る

 ベルリンを流れるシュプレー川の遊覧船に乗りました。これまで2回のベルリンはどちらも雨。遊覧船日和ではありませんでした。
 1時間のクルーズで、博物館が集結した博物館島やベルリン大聖堂を川面から見上げました。

 フリードリッヒ・シュトラーセでSバーンを降りて、シュプレー川に向かいます。橋まで来ると、遊覧船乗り場があちこちに見えます。11時30分発と看板の出ていた乗り場に向かいます。
 1時間ツアーの乗船料は1人15EUR。料金表には出てませんが、「DO you have a senior ticket?」と聞いてみると、15%引きの12.8EURとなりました。トクした気分。

 乗り込んだときはガラガラだった遊覧船も、かなりの席がうまります。

 いざ出航。
 振り返ると「ホテル メリア」がそびえています。ここは最初にベルリンにやっていた時に泊まりました。シーズンオフの6月だったせいか1泊100EURの格安料金。おまけに1EURがたったの100円という円高の時代でした。もう、こんな高級ホテルには泊まれません。

 上部にドームのような展望スペースをかぶったドイツ議会です。ということは、すぐ横がブランデンブルク門です。

 地球温暖化への対策を求める抗議活動が行われていて、橋の上はプラカードを掲げた人たちの行列が。ブランデンブルク門の前には主催者の推計で8万人が集まったそうです。

 Sバーン(国鉄の近郊路線)のフリードリッヒ・シュトラーセ駅です。

 博物館島の先端にあるボーデ博物館です。

 向こうにテレビ塔がそびえます。

 「ペルガモンの大祭壇」があるペルガモン博物館の裏側は、工事中です。

 1時間、退屈せずにあちらにこちらにとレンズを向けました。歩き疲れることもなくベルリン名所を巡るのに最適です。

ウィーン最後の朝 「Haas & Haas」でモーニング

 ウィーンで7泊したアパートメント・ホテルは朝食なしでした。駅前のパン屋で買ってきたパンと、コーヒーでつつましやかでした。最後の朝はちょっと豪勢にと、シュテファン大聖堂の裏にある紅茶専門店のレストランに行きました。
 ヴェジタリアン・ブレックファーストです。目玉焼き2枚に、トマト、パプリカ、ズッキーニ、タマネギが炒めてあります。ハム、チーズといった定番は外してあります。柔らかいトーストもついて、この旅、最高のモーニングです。

 奥さまは「ウイーナー・ブレックファースト」。ずっと簡単に、パンと卵です。

 目玉焼きと引き換えに、ゆで卵が回ってきました。半熟でトロリとしています。

 セットに飲み物はついていません。日本人からすると、何がセットだと思いますが、メランジェを頼みました。

 すっかりと満腹になって、お勘定をしようとすると、「もう一品あるよ」。スコーンがジャムとともに出てきました。やはりセットでした。

 朝からにぎわっています。

 前日にやってきて、土産に紅茶を買いました。

 日本の鉄瓶も並んでいます。

Shop Haas & Haas
Stephansplatz 4, 1010 Wien, Austria

 見納めのシュテファン大聖堂です。

ベルリン SONYセンターで白ソーセージ

 午後のLCCでベルリンに飛びました。ポツダム・プラッツ近くのホテルにチェックイン。さっそくSONYセンターで夕食です。
 ビアレストラン「LindenBraeu」です。日本語メニューもありますが、とりあえず頼んだ「白ソーセージ」です。湯につかった太いソーセージです。もう一度、食べたかったのです。

 ナイフ・アンド・フォークで皮をむきます。結構、難しい作業です。
 油が抜けてあっさりとしてます。

 ニシンの酢漬けも、肉ばかりというにはあまり食べてませんが、あっさりとして口にあいます。なんだか、あっさりがすべての基準です。

マヨネーズに和えてある生のタマネギがなつかしい口触りです。

 ポテトスープは、予想通り塩辛いです。でも温まります。

 ビールはピルスナーと白ビールです。

 2階の窓際で食べました。

 Lindenbräu am Potsdamer Platz
 Bellevuestraße 3, 10785 Berlin

 ストリート・ピアノです。「弾いてみたら」と奥さまに薦めましたが、「いいわ!」。

 あすは、旅の最後のイベント、ベルリン・フィルハーモニーを聴きます。

日本食が恋しくて 「日本橋」で親子丼

 旅も10日を過ぎて、さすがに日本食が恋しくなります。ウィーンでは「天満屋」という日本食レストランでお世話になってましたが、閉店してもうありません。「雲海」は高級すぎてお呼びではないですが、手ごろな「日本橋」という店がオペラ座近くにあります。
 待望の「親子丼」です。おお、うまい。日本と同じ味です。温かい豆腐の味噌汁もこれがなくてはいけません。思い出して七味も振りかけました。
 ボリュームだけは現地仕様で、食べきれないくらいです。

 小鉢はサケです。

 奥さまは「日本橋うどんセット」です。こちらには好物のいなりがついてます。1個、いただきました。

 醤油の味から離れられないニッポン人です。
 このほっこりとした満腹感は、やはり日本食です。

 お茶も有料です。

 メニューは、高級会席からすき焼き、寿司までいろいろ。このページが庶民価格です。

 テーブルでいただきました。横には和室もあり、7時を過ぎるとスーツ姿の日本人ビジネスマン風が次々とやってきました。現地駐在員が接待に使っているのでしょう。

 オペラ座近くのリンクのちょと外側にあります。隣は有名な日本人向けの土産屋です。向こうにシュテファン大聖堂の尖塔も見えます。

 Japanisches Restaurant NihonBashi
 Kärntner Str. 44, 1010 Wien

トラムって素敵 ウィーン交通博物館

 ウィーンの町は、今も縦横にトラム(路面電車)が走っています。ひんぱんにやってくるので、リンク沿いの最寄りの地下鉄駅から1区間のホテル前の停留所までも乗ってしまいます。
 そのトラムが大集合している交通博物館です。交通局の大車庫に19世紀後半の公共交通手段としての馬車から、歴史的なバスやトラムが展示されています。

 蒸気機関車(SL)で引っ張っていたのです。

 横から見ると長方形。街を走るためか、動輪などは覆われています。

 簡単な運転席の上にも、つり革がついています。それほど乗客が乗り込んだのでしょうか。

 ボディーにはハプスブルク家の紋章の双頭の鷲がいます。

 出窓が好きなんですね!

 カーレンベルク行きのバスです。

 線路工事用のレールを積んだ、クレーン付きの車両もいます。

 おもちゃのトラムを真剣な表情で動かす奥さまです。孫もつれてきたかったです。

 ウィーンの街には、この赤が似合います。

 地下鉄UバーンのU3系統のSchlachthausgasseで下車。200メートルほどのところにある。

 remise( ウィーン市交通局交通博物館)
 Erdbergstraße 109, 1030 Wien