京都・三条 「珈琲工房てらまち」のお昼のオムライスプレートと「ダウントン・アビー」

 京都三条会商店街を西端(千本通)から東端(堀川通)まで歩きましたが、お目当ての中華料理店は定休でした。途中で、「大人のおこさまランチ」が気になっていた「珈琲工房てらまち」まで戻りました。
 頼んだのは「おこさま」を卒業して「お昼のオムライスプレート コーヒー付」(980円)です。数量限定に弱いです。
 煮込みハンバーグとえびフライ、それにちょっと小ぶりのオムライスです。まあ、こちらもおこさまが好きそうなのが並んでいます。

 昔の喫茶店の味です。決してカフェではありません。
 香りのよいアメリカンです。大満足のセットです。

 店を入ったところには、コーヒーの焙煎器が据えられています。もちろん、コーヒーだけを買いに来る客もいました。

 明治43年に建てられた古民家をリノベーションしています。
 2階には座敷があるようです。

 ウナギの寝床に沿って中央に柱が残っています。柱の右側に部屋が並び、私が座っている辺りは土間で「おくどさん(京都の方弁でかまどのこと)」があったのでしょう。

 見上げると天井が高くなり、明かり取りの窓があります。

 珈琲工房てらまち
 075-821-6323
 京都市中京区三条通大宮西入ル上瓦町64-24

 奥さまに誘われてJR二条駅前の「TOHOシネマズ 二条」で、劇場公開されたばかりの映画「ダウントン・アビー」を見ました。
 わが家からはJR京都で乗り換えて半時間余りです。たまに出かける高槻市内の映画館よりは、よほどきれいで立派です。イスの座り心地も良かったですが、昼寝はせずにスクリーンに向かっていました。

 ネット予約して出かけました。初めての券売機の前でまごついていると、横のお嬢さんが「ここ、押すんです」と教えてくれました。

 「ダウントン・アビー」は、20世紀初頭の英国・ヨークシャーの架空のカントリー・ハウスであるダウントン・アビーで暮らす貴族の暮らしを、当時の史実や社会情勢を背景とともに描いています。
 テレビ放映されましたが、わたしはほとんど見てません。複雑な人間関係を追っていくだけでたいへんですが、それなりに楽しみました。

自分でつくる 太~いスパゲティ

 直径2.1mm、ゆで時間12~13分という太いスパゲティです。大阪・梅田の阪急でのイタリアン・フェアで買っていたのを思い出しました。
 ソースはあり合わせ。冷凍庫のトマトソースとベーコンを解凍して、下仁田ネギを刻みました。
 小麦粉の味がする、もっちりと食べ応えのある麺です。こんなのもいいです。

 マッシャレッリは検索すると、このパスタもブランドものとわかりました。でもアブルッツォ州は、イタリア中部のアドリア海側ですが、主要都市はどこも初めて聞いたところで、まるじ馴染みがありません。

 ゆで時間が長いので、のんびりとソースを作りました。

高槻 「サンデーズ ベイク 569」のサンデーズランチ

 高槻の「安満(あま)遺跡公園」にできたピッツェリア&カフェ「SUNDAY’S BAKE 569(サンデーズベイクゴーロクキュー)」まで、わが家から歩いてきました。それも太閤道という山道を10キロほども遠回りして。
 喉も乾き、お腹も空いていました。
 「サンデーズランチ」(1200円)の週替わりメーンは、豚肩肉のコンフィでした。肉に塩とハーブをまぶして油脂の中で低温で加熱した後、そのまま冷やして凝固した油脂の中で保存する(Wikipediaより)料理だそうです。シコシコとした味わいがします。

 レンズ豆も、あちらの料理にはよく出てきます。

 もちろん、泡の液体は忘れていません。このために汗をかいてきました。

 明るくてゆったりとしています。
 わたしの座ったカウンター席の目の前には、薪を燃やしたピザ窯がありました。注文が入ると生地を広げてトッピングして、焼いてました。

 安満遺跡は、高槻市の東部にある弥生時代の遺跡で、多量の弥生時代の石器や土器が出土し、集落跡が広範囲に広がっていたことがわかっています。京大農場の移転に伴い、高槻市が遺跡公園として整備しています。

 サンデーズ ベイク 569 (SUNDAY’S BAKE 569)
 050-5597-2027
 高槻市八丁畷町12-7

「太閤道」から三川合流を眺める

 天気が良いので裏の山に散歩に出かけました-といえば、ちょっと言いすぎでしょうか。まあ、急に思い立ってカメラ片手に「太閤道(たいこうみち)」を歩きました。
 京・本能寺での変を聞いた羽柴秀吉が、備中から駆け戻る途中に使ったとされる山道です。もう少し東の天王山で、明智光秀軍と対峙しました。
 三川合流がきれいに見渡せます。左から桂川、宇治川、木津川が合流するポイントです。宇治川と木津川の境は「背割り堤」といって、桜の名所です。

 【2019/11/07 10:55】
 水無瀬の自宅から歩き始めて20分ほど。若山神社から登りが始まります。

 本殿前からも三川合流が見降ろせます。

 若山神社は、大宝元年(701)創建と伝えられる古い神社です。
 お神酒は、地元・サントリー山崎工場のウイスキーの樽です。

 紅葉にはまだ早いようです。
 真っ赤なころはこんな風景です。

 太閤道のハイキングコースは、境内から始まります。

 このあたりはツブラジイ(ブナ科)の巨木が自生していて大阪府天然記念物に指定されています。

 しばらくは階段の急坂が続きます。一気に汗が噴き出してきました。

 平日ですが、何組かのハイカーとすれ違いました。

 【11:25】
 稜線までやってきました。

 ドングリが散らばっています。

 右側は新大阪GCの緑のコースです。プレーヤーの姿はありません。

 【11:53】
 わがマンションのベランダからいつも見えている稜線から逆に見下ろした光景です。
 昔は、わたしの住むマンションはよく目立ちました。いまは周りにもマンションばかりです。

 カメラには12-60mm(望遠端で35mm換算120mm)のズームレンズをつけ、望遠レンズは持ってきてませんでした。それでもデジタルズームで4倍にしてみると、駐車場に止めたわたしの車が確認できました。右の列の向こう端の赤い車です。

 気持ちの良い尾根道を進みます。

 若山(315.2mm)のまだ新しい3等三角点です。初めて気づきました。といっても前回、歩いたのは7年前です。

 金竜寺跡に向けて下ります。

 金竜寺は昭和58年(1983)に、ハイカーの火の不始末で焼失しました。創建は平安時代にさかのぼる名刹でした。

 「十三丁石」が残っています。

 途中の岩陰には祠があります。地蔵にはビニール傘がかぶせられています。

 【12:54】
 新名神の高槻IC辺りに降りてきました。

 下って来た道を振り返ります。
 高槻市営バスの停留所がありますが、もう少し歩きます。

 旧西国街道を横切ります。

 JR京都線の下をくぐると、太閤道の稜線がよく見えます。

 京都大学の農場だった広い用地が再開発されています。

 【13:25】 
 今春、オープンした「安満(あま)遺跡公園」に初めてやって来ました。
 ここのレストランをゴールにしました。

京都・鳥居本 「鮎茶屋 平野屋」の志んこだんごと抹茶

 雲ひとつない青空が広がりました。わが家近くの施設で暮らす義母と一緒にドライブに出かけました。嵐山まで走りましたが、まだ紅葉には早いようです。それでも渡月橋から天龍寺にかけての道は、観光客であふれています。そのまま走って鳥居本の「鮎茶屋 平野屋」に行きました。愛宕社の一の鳥居は修復中で足場が組まれていましたが、運よくその横に車を止めさせてもらえました。
 赤い毛氈が敷かれた床几でいただいたのは、名物の志んこだんごと抹茶との「一服」(840円)です。京都のしんこは「上新粉」からきており、それを蒸しています。ニッキ、お茶、白の3種がひねってあります。だんごに甘みはなく、きな粉をまぶした黒砂糖が甘さを演出していました。

 クロモジの枝の先をとがらした、手作りのような楊枝でいただきました。

 たまにいただく抹茶はおいしいものです。

 桜茶でしょうか。淡い花弁が浮かんでいます。

 餅といえば、嵯峨野鳥居本の[平野屋]で茶うけに出す糝粉(しんこ)餅も、私は大好きだ。もとより平野屋の売りものは糝粉餅ではない。鮎である。
 池波正太郎の「散歩のとき 何か食べたくなって」の一節です。
 司馬遼太郎も白洲正子もここでアユを食べてました。わたしも食べてみたいです。

 創業400年の老舗です。 

 柱には千社札がぎっしりと張られています。

 紅葉には、まだ早すぎました。

 平野屋 
 075-861-0359
 京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16

「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩く

 「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩きました。
 鍛冶屋線は、兵庫・西脇の野村駅(現・JR西脇市)から北に13.2キロ、鍛冶屋駅まで走っていたローカル線です。大正12年に播州鉄道として開業、播州織物の運送などを担ってきましたが、平成2年に廃線となりました。その廃線跡に残された駅舎や整備された遊歩道などを巡るイベントでした。
 今年は、猛暑のためかわが町あたりの紅葉はまだまだ先のようです。でも、播州の廃線跡は、晩秋を感じさせる光景があちこちにありました。

 鍛冶屋線の跡地にできた日野北バイパスの開通プレイベントも行われていました。羽安駅では、無料でジビエ焼き肉なんかもふるまわれていました。

 鍛冶屋線の鉄橋をそのまま使った橋がかかっていました。
 山仲間で鉄ちゃんでもあるOさんと一緒に歩きました。

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グラーツ・エッゲンベルグ城の魅力と「豊臣期大坂図屏風」

 大阪城がオーストリア第2の都市、グラーツにあるエッゲンベルク城と友好城郭提携を結んで10周年となる11月2日、大阪歴史博物館で開かれた記念フォーラムを聞きました。
 グラーツからやって来た博物館長や学芸員が、グラーツの魅力や「大坂図屏風」があるエッゲンベルク城の城主などについて説明しました。残念ながらパワポの画質が悪く、説明も通訳は事前に用意されたテキストを読み上げているだけといった印象でした。
 広い会場は、わたしと同年配のいかにもヒマなリタイア組らで満員でした。それが、あちこちでコクリとしていました。
 この催しはエッゲンベルグ城と「グ」と表記していますが、わたしはこれまでエッゲンベルク城としてきました。

 エッゲンベルク城は、9月に訪れたばかりです。「エッゲンベルク城の『大坂図屏風』」に書いています。
 このときは英語のガイドツアーに入りました。おかげで「大坂図屏風」と対面できました。でも説明の方は、あまり理解できませんでした。もう一度、じっくり理解したかったのです。
 

 大阪城天守閣の北川央館長の話になると、がぜん、おもしろくなりました。やはり日本語です。
 豊臣期に城は黒色、徳川期は白色という通説はウソ。という説明の結論は、屏風の大坂城は白黒のミックスです。再建された大阪城も白黒です。これで正解です。
 屏風では大坂城を正面にして「極楽橋」(赤丸印)がかかっています。橋には壁があり、屋根には櫓が載っています。この櫓が、後に徳川家の命で豊国神社(京都)に移築され、さらにびわ湖に浮かぶ竹生島に移されたそうです。
 北川館長らのこんな分析から、屏風が慶長元年(1596年)から同5年の間の大坂を描いていると時代特定がされたのです。

 西国巡りをしていた時(2008年)に訪れた竹生島です。移築された唐門を記録していました。これが屏風に描かれた極楽橋の現存する姿だったのです。

 エッゲンベルク城でもらったのと同じ日本語のパンフレットを資料としていただきました。
 屏風の画像は、このパンフレットのものです。

 馬場町の交差点の南西角に立ってます。この辺りの景観は、大阪府警などわたしが新聞記者時代に毎日のように通っていた時とはすっかりと変わりました。大阪府庁だけはそのままでした。

 大阪歴史博物館
 大阪市中央区大手前4丁目1-32
 06-6946-5728

 大阪府庁前から見る大阪城は、あたりまえながら同じでした。

大阪・梅田 ウェスティンホテル大阪「故宮」のランチコース

 ウェスティンホテル大阪の中国レストラン「故宮」でランチコースをいただきました。知り合いご夫婦のお招きでした。
 まずは「故宮特製美味盆」から全9品のスタートです。オードブルの盛り合わせは、イカやクラゲ、鴨肉と色とりどりです。とろけるトマトは甘いです。

 「枝醤肉絲滑子羹」とメニューにはあり、「豚フィレ肉入り枝豆スープ」と説明してあります。
 枝豆にパクチーの香りが乗ったスープです。「肉絲」は好物の青椒肉絲(チンジャオロース)で知ってます。細切り豚肉です。「滑子」はナメコ。言われてみれば、そう読めます。たっぷりと入ってました。「羹」は、単漢字変換で出てきましたが、スープは「湯」ですからね。

 お次は「飽魚茹魚袍蟹棒」です。ホウの連発です。「ハタのタラバ蟹包み巻きと季節野菜の炒め」です。

 おいしいカニが詰まってます。

 「西檸汁醤百花節」。もう何が何だか? 「海老のすり身の揚げもの レモンソース」ということです。パンに包んで揚げてあるようです。

 さてお次は、見るからに青菜の炒めものです。「清沙姜米油麥菜」だそうです。でも知っている青菜ではないような。味わい深いですが、不思議な味付けです。

 仕上げは、焼きそば、チャーハンとの3択から選んだ汁そばです。おいしくて、スープの最後の一滴まで飲み干しました。

 「特製缶甜品盆(デザート」は、杏仁豆腐とタピオカ入りココナッツミルクでした。お代わりができたそうですが、もう十分に満足でした。
 ここまで2時間余り。話も弾んで、ゆっくりと堪能しました。ありがとうございます。

 
 
 このメニューをもらってきたので、中国語のお勉強食レポになりました。
 「ちちんぷいぷい」(MBSテレビ)でおなじみの料理長、王憲生さんが、テーブルを回って「おいしいですか?」と聞いてくれました。

 故宮
 ウェスティンホテル大阪 3階
 大阪市北区大淀中1-1-20(新梅田シティ内)
 06-6440-1065

 新梅田シティ内では、クリスマスに向けた大きなツリーが作られていました。

キース・ジャレット 懐かしの「ザ・ケルン・コンサート」を聴く

 キース・ジャレットのピアノをCDで聴きました。懐かしの「ザ・ケルン・コンサート」です。30~40年前にカセット・テープにダビングして、何度も何度も聴いていました。音源は何だったかも記憶にはありません。CDは先日、アマゾンで中古を買いました。
 1975年1月24日に、独・ケルンのオペラ劇場でライブ録音された完全即興のソロ・コンサートです。まだLPが全盛だった時代です。
 耳に馴染んだフレーズが蘇りました。時にうなり声が混じり、床を踏む音まで入ってます。
 こんな音だったとは思いますが、ちょっと金属質にも聞こえます。
 気になって、このところの愛聴盤であるアリス=紗良・オットのCD「NIGHT FALL」に替えてみました。これは安心してピアノの音が聴けます。1か月余り前に、ベルリンのフィルハーモニーで生を聴いたばかりです。まあ、ライブ録音とスタジオ録音、さらに録音年代の差ということにしておきましょう。
 CDを久しぶりに聴いたのは、プレーヤーが新しくなったからです。といっても20年ほど前の「DENON DCD-1650AZ」です。それなりの銘器でした。「ジャンク品(動作不良)」というのを、ヤフオクで格安で2台落として、1台をドナーにして合体修理しました。正確な測定はしていませんが、機嫌よく回っています。 

 キース・ジャレットは、クラシックの正統派演奏でも聴かせてくれます。
 J.S.バッハの「平均律クラーヴィア曲集」の第1、2巻(各2枚組)もあります。時間をみつけてゆっくりと聴きましょう。
 
 

高槻 「一穂」のマグロカマ定食

 「一穂(いっすい)」という、ランチはマグロ料理がメーンの店です。7月にここで「マグロカツ定食」を食べています。今回は「マグロカマ定食」で、1字違いで大違いです。
 30センチはあろうかというマグロのカマです。エラの後ろの肉で、当然、1尾から2つしか取れません。それが豪快に塩焼きされています。脂がのっています。おろし大根とともにいただきました。骨が大部分ですが、それでも十分い食べ応えがありました。

 ひっくり返してみました。いい色をしてますが、流石にこちらは骨と皮だけで、食べる部分はありません。

 刺し身が2切れ、ついていました。これが箸休めとは贅沢です。

 「数量限定」とあり、前回は食べられませんでした。

 「5%還元」の対象店でした。
 試しにデビットカードで支払いました。生ビールと合わせた請求額の1397円が、すぐにカードの銀行口座から引き落とされました。
 還元はどうなっているのかと調べると、1カ月分がまとめられて、口座にキャッシュバックされる仕組みのようです。

 日本酒と串カツ・酒粕おでん 一穂(いっすい) 希SAKU
 072-681-2100
 高槻市芥川町1-9-14 YUVIⅡ 1-B