熊野九十九王子を往く その番外 土砂降りの熊野速玉大社

 土砂降りの中、新宮にある熊野速玉大社に参りました。本宮大社、那智大社とともに熊野三山と呼ばれます。ここは初めての地でした。
 「熊野九十九王子を往く」の3日目(27日)です。朝から天気予報通りの雨となりました。これを予想して中辺路の滝尻王子までの道を、2日間で歩き切っていました。予定が空いたので、紀伊田辺から新宮までやってきました。

 熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神を主祭神としています。

 雨の中、参拝客が次々と訪れていました。

 背後には、神倉神社がある権現山などがそびえます。
 絶壁の上の巨岩「ゴトビキ岩」を拝みに上がりたかったのですが、この雨では急階段を上るのは無理とあきらめました。

 熊野御幸を重ねた歴代天皇(上皇、法皇)の名前が刻まれています。最多は後白河法上皇の32回でした。

 ここも世界遺産です。

 八咫烏(やたがらす)神社もありました。

 熊野速玉大社
 0735-22-2533
 和歌山県新宮市新宮1番地


 紀伊田辺駅前のビジネスホテルに2泊しました。
 この朝は、ホットサンドでした。

 新宮へはJRきのくに線でもバスでも2時間半以上かかります。各停ならJRの方が安いのですが、経由ルートにひかれてバスを選びました。
 バスは稲葉根王子など前日に歩いたルートを走りました。

 滝尻王子では、これから中辺路を歩く20人ほどが下車しました。驚くべきことにそのほとんどが外国人でした。

 牛馬王子や近露など思い出の地を通過。熊野本宮大社は車窓からお参りしました。

 熊野速玉大社をお参りした後は、傘をさしてJR新宮駅に行きました。
 駅前でただ一軒、開いていたのが「徐福寿司」でした。他にセレクトはありませんでした。

 「並にぎり」に名物のさんま姿寿司が一切れ入ってました。鯖寿しとも似てますが、サンマの味がおいしかったです。

 雨に濡れた体は冷たかったですが、こちらも忘れませんでした。

 徐福寿司
 0735-23-1313
 新宮氏徐福2-21-9

 JR新宮からは、和歌山経由の特急くろしおでも、松阪経由の近鉄乗継でもほぼ同額料金でした。
 初めてのJR東海のハイブリッド特急「南紀6号」で松阪に向かいました。

 松阪で近鉄特急「伊勢志摩ライナー」に乗り換えて、京都経由で帰宅しました。