【2011/10/08】
区切り遍路も6回目となりました。88カ所を歩き通すにはまだ時間が足りないことを知りました。今回からは、公共交通機関も利用して、歩ける限りで歩こうと方針転換しました。ちょっと気が楽になりました。
菩提の道場・伊予路に入って、秋空の下を気持ちよく歩きました。42番仏木寺の水煙が、朝の太陽を浴びて光ります。
06:05
金曜日の夜。酒席を早めに抜け出して帰宅。JR三ノ宮まで行き、23時10分発の阪神バス・サラダエクスプレス、宇和島・城辺行きに乗りました。3列シートで、リクライニングも深く、熟睡は無理でもまあまあの乗り心地でした。
宇和島バスセンターに到着したのは、予定より50分ほど早い6時すぎです。
06:11
まだ薄暗い宇和島の町を歩きます。振り返ると宇和島城の天守閣が。
06:29
JR宇和島駅の構内パン屋が営業していました。「ロールミックスサンド」(285円)とペットボトルの紅茶を買って、待合室での朝食。
06:36
始発の特急「宇和海2号」が松山に向けて出発してゆく。バイキンマンやアンパンマンがデザインされている。
07:09
宇和島駅前を探検する。この地は闘牛が名物だった。
07:32
予土線で2駅。前回のクルマ遍路での折に泊まったホテルの脇をすり抜けて走り、務田(むでん)で下車する。ここから歩き始める。
07:37
静かな田舎道を進む。向こうの山裾に41番札所龍光寺はある。
07:44
道ばたにコスモスがきれいに咲いている。
07:52
参道の向こうに赤い鳥居が見えている。神社とまちがえそうである。龍光寺は神仏習合そのもの。
07:54
龍光寺の本堂に朝日がまぶしい。
08:01
寺より高いところに神社。鳥居の向こうが稲荷神社となっている。
08:03
まだお参りした人は多くない。
おばあちゃんが「つぎの札所まで近いので、朱が乾かないから」と、ていねいに納経帳のページの間に新聞紙を差し込んでから記帳してくれる。
稲荷山 龍光寺
真言宗御室派
本尊 十一面観世音菩薩
愛媛県宇和島市三間町戸雁173
0895-58-2186
08:19
42番仏木寺に向けて裏山を越える。
08:53
ほどなく仏木寺。茅葺き屋根の鐘楼は珍しい。到着の知らせに「ゴーン」とならす。
08:54
本堂と大師堂が並んでいる。順番に参り、般若心経を唱える。
09:06
紅葉のころは、一段ときれいなんだろう。
一カ山 仏木寺
真言宗御室派
本尊 大日如来
愛媛県宇和島市三間町字則1683
0895-58-2216
10:15
43番明石寺までは10キロあまり。途中、標高490メートルの歯長峠を越える送迎庵見送り大師。ここまで鎖場もある、ひたすら登り道になっている。
10:45
歯長峠を下りると、四国横断道の建設が進んでいる。
久しぶりの民家の前で、戸板に載せた何かを水で洗っている。仕留めたばかりの鹿の解体だった。皮をはがれたのを見るのは初めて。
「焼き肉とか、刺身やたたきもおいしいよ」。うーん、この姿を見ると・・・(写真も撮ってますが、掲載は控えます)。
12:21
暑くなりました。朝はちょうどよかったアウターを脱ぎ、長袖のシャツも脱ぎ、半袖のTシャツ1枚で歩きました。
43番明石寺に着きました。門前の売店で、とりあえずソフトクリームです。ペロリ、うまい。
12:29
山門には大きな草鞋が奉納されてます。
12:35
大きな夫婦杉がそびえます。
源光山 明石寺
天台宗寺門派
本尊 千手観世音菩薩
愛媛県西予市宇和町明石201
0894-62-0032
13:12
卯之町の中通りです。風情のある町並みが残っています。
お遍路初日はここでおしまい。駅前の「喫茶 純」で昼飯を食べて、JR松山に向かいました。
3万歩超と、まあまあの距離を歩きました。