紙管SPの製作 その7 音出し

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 紙管スピーカは、やっと音出しまでこぎつけました。リビングのメーンスピーカー(DALI Royal Tower)の隣に並べました。背の高さはほぼ同じです。
 出てきた音は-。まるで違う響きです。これが音場スピーカーというものでしょうか。フワーッと広がる感じです。

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 ベルリン・フィルハーモニーのショップで土産に買ったエマニュエル・パユ(ベルリンフィル首席フルート)のバロックを中心としたフルート集です。
 CD-管球プリアンプ-管球メーンアンプ(2A3PP)-DALIで聞くと、あたり前ながら満足のいつもの音です。
 聞き比べたのは、同じCDを取り込んだNASが音源です。ネットワークでつながったRaspberry-Pi(Volumio)-USB-DAC(+タムラ製トランス使用のLPF)-デジタルアンプ(SMSL SA-98E)-紙管SPの構成です。
 心地よい音がします。でも、肝心のフルートの音が、ちょっと違う。マイルドすぎるのです。BGMとして聞くのにはベターですが、向き合って聞くと、ピリッとしたところがありません。
 弦楽器ではわかりにくいですが、ピアノを聞くと、明らかです。打楽器のバーンという爆発音が苦手なようです。

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 朝から仕上げの行程に入りました。
 まず、目の細かいサンドペーパーで表面をならしました。
 ラッカースプレーで仕上げの塗装をします。
 ボンドでドーナッツ状のバッフルと紙管を接着しました。

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 紙管SPをドライブしたのは、こんな簡単な面々です。メーンアンプですら中華製で、それなりの評価を受けてますが、お値段は福沢諭吉でお釣りがきます。Raspberry-Piは、教育用のコンピューターですが、4000円ほど。USB-DACは、秋葉原で2000円もしないキットを組み立てました。タムラ製トランスは、ヤフオクでいい値で取引されてますが、もらい物です。
 こんなラインナップでこれだけの音がでるのですから、上出来です。自分が聞く音響システムに、コストパフォーマンスなんて概念は存在しませんが、サブシステムとしては申し分ありません。
 さて、次はネットで見つけた先達の製作記を参考にしたスピーカーの改造です。紙管SPの製作はまだまだ続きます。

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