コッペル風Bタンク製作日記(5) 下回りの組立

Bタンク041

 思わず頬が緩みました。動くのです。中央に見えるゴキブリのような不細工な工作物が。動きはぎこちないですが、とにかくレール半周を走りました。
 このレールに電流を通したのは、10数年ぶりのことです。息子が小さかったころ、Nゲージで一緒に遊びました。90×180センチのベニヤ板にレールが2周、ポイントがついているだけです。物置の壁に、ずっと立てかけられたままでした。捨てるのが面倒で、そのままになっていただけです。
 パワーパックが入ったプラスチックケースも、押し入れの奥から引っ張ってきました。いまごろ、日の目を見るなんて思ってませんでした。

Bタンク042

 きょうも1日、工作三昧でした。
 下回りの組立です。エッチングで型どりされた真ちゅう版を折り曲げ、ハンダ付けしていきます。
 3枚目は、車輪をバイスで固定しているところです。ここにくるまでがたいへんでした。小さなギヤ、ビスとの闘いです。
 このバイス(水色の固定台)も、どうしても必要とわかり、雪をかぶったクルマを近くのホームセンターまで走らせて買ってきました。
 夕刻には、塗装のためのラッカーを、これも近くの模型店に買いにいきました。昔と同じ奥さん(あたりまえです、ちょっと老けてますが)が、先客にラジコンの説明をしてました。
 大小のギヤが前後の動輪に伝わります。
 実は、キットが送られてきたとき、しまったと思いました。こんなのを組み立てるのは、とても無理だ。それが正直な気持ちでした。じつは、ずっと前に同じようなキット製作を失敗した経験があります。
 ここまで組み上がるとは思ってませんでした。途中で投げ出したら格好悪いから、このブログへのアップも、完成してからにしようかとも思ってました。予想以上の展開になりました。