戦国時代の畿内覇者、三好長慶の本城だった芥川山城跡まで山歩(さんぽ)しました。織田信長も高山右近も入城した戦国時代からの山城です。城郭などはありませんが「続日本百名城」に選ばれています。
高槻市の北、蛇行する芥川に三方を取り巻かれて要害となっている三好山(182.6m)の頂上にあります。
【2020/09/07 09:38】
台風一過とまではいきませんが、予想外に晴れ上がりました。強風を警戒してベランダの鉢を室内に取り込んでいましたが、杞憂に終わりました。
急に思い立って出かけました。わが家から車で20分ほどの摂津峡下の口駐車場がスタートです。
高槻市の外郭団体が運営する駐車場はどこも高額で、ここもなんと1000円也を徴収されました。
芥川にかかる塚脇橋から上流を眺めました。正面が三好山です。
摂津峡桜公園に沿って上流に向かい、この看板の地点からいったん芥川に向けて下ります。
芥川山城のイラストマップとルートマップが描かれています。
芥川にかかる木橋を渡ります。前夜来の雨で、さすがに水量は多いです。
農作業中のおばあさんに道を尋ねて進みました。この辺りかと目星をつけて左折しました。後にわかったことですが、目指していた大手道ではありませんでした。
里山の道をのんびりと進みます。
お地蔵さんも祀られています。
金網が張られたケージのような大きな構造物がありました。イノシシのワナのようでした。一網打尽と何匹ものイノシシを仕留めたのでしょうか。
上り道になると、一気に汗が噴き出しました。
大型重機がとまる広場に出ました。麓の塚脇と上ノ口を結ぶルート(旧街道)と合流しました。
【10:02】
旧街道から芥川山城へ向かう東側の登城路に入ります。
歩いてきた道から右下に延びているのが「竪土塁」だそうです。城郭の一部です。
「土橋」です。いわれてみなければわかりませんが、人工の構造物だそうです。
土橋の右下に続く谷のような斜面は、「堀切」です。
芥川山城は城山城とも呼ばれます。
切り株のベンチの向こうに展望が開けます。高槻の西部から、はるか彼方に生駒の山並みです。
【10:14】
スタートから45分ほどで三好山です。
「松永弾正少弼公御社」と書かれた札が掲げられた祠が立っています。松永弾正は三好長慶の右筆として仕えました。
ちょっとヘンは空具合です。
手前のこんもりとしたところが頂上です。
大阪市内のビル群が霞みます。ハルカスも確認できます。
下りは、大手門を通っていきます。急坂です。
山城の石垣が残っています。
獣除けのゲートを抜けました。
大手道の入り口はここにありました。
往路は、左下から上ってきて、そのまま前進してしまいました。Uターンするのが大手道へのルートでした。
紫蘇が茂っています。
稲穂も膨らんでいます。
ハギが咲いています。
【10:50】
駐車場に戻ってきました。止まっているのは黒と赤の2台だけでした。向こうの軽は管理人のでしょう。