京都を歩く 続・「木製仁丹看板」を追って

 「木製仁丹看板」を追って、再び京都を歩きました。小雨も混じった前回とは違って秋らしい気持ち良い天気でした。
 東本願寺の北西の裏手あたりの立派な民家に掲げられた「下京区新町通花屋町下東若松町」です。
 ネット上の古い画像とは設置場所が違っているようです。民家の壁などを改修したときに、よく見える正面にもってきたようです。誇らしげにみえます。 

 四条烏丸に近い「下京区佛光寺通烏丸東入下ル匂天神町」です。カメラの設定がズレて、モノクロになってしまいました。

 3枚目は川端御池の東側。「上京区新麩屋町通仁王門下る大菊町」です。
 長屋の路地の前、お地蔵さんに隠れるように残っています。仁丹の文字とカイゼル髭のトレードマークも鮮やかです。

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京都を歩く 「木製仁丹看板」を追って

 「木製仁丹看板」を追って、京都の町を歩きました。
 仁丹町名看板とか仁丹町名表示板とも呼びます。京都人なら、あれあれと、ご存知と思います。大阪に本社を置く「森下仁丹株式会社」が明治43(1910)年から広告も兼ねて町の辻々に掲げた町名表示板のことです。今も500枚以上が残っているそうです。白いホーロー(琺瑯)製 「木製仁丹看板」を追って、京都の町を歩きました。
 仁丹町名看板とか仁丹町名表示板とも呼びます。京都人なら、あれあれと、ご存知と思います。大阪に本社を置く「森下仁丹株式会社」が明治43(1910)年から広告も兼ねて町の辻々に掲げた町名表示板のことです。今も500枚以上が残っているそうです。
 白いホーロー(琺瑯)製の板に青字と赤いアクセント、カイゼル髭の紳士とお馴染みの看板の他に、もっと古くに設置された「木製」の看板もあることを知りました。
 ありました。四条烏丸近くの膏薬辻子(図子、こうやくずし)にある商家の上に「新釜座町」とかかっていました。小雨が降っていたので、レンズが水滴をかぶっていたのでしょう。画像が乱れています。

 2枚目は、古い商家の柱と同化しているような「東魚屋町」です。上部に仁丹と書かれているのが読み取れます。

 ホーロー製の仁丹看板にもバージョンがあります。
 仁丹のマークが上部にある方が古いのでしょう。中京区は現代風に左から、上京区は右から書かれ、区も旧字体です。

 鮮やかな看板もありました。「慈眼庵町」ですが、レプリカでした。

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雲ヶ畑山歩き俱楽部 60数年ぶりの狼峠から魚谷山

 京都北山の狼峠から魚谷山までを歩きました。雲ヶ畑山歩き俱楽部の例会に参加しました。魚谷山などのコースは、中学生だったときに歩いて以来、なんと60数年ぶりでした。
 当時は北山杉の運び出しに使われる木馬道(きんまみち)が縦横につながっている林業者にとっての「生活の山」でした。それが振り向かれる事もなくなり荒れるに任される状態になっていました。地図から消えているルートもあります。懐かしくもあり、ちょっぴり寂しいわたしの「故郷の山」でした。

 草木からからキノコ、文献を元にした峠のいわれまで、リーダーがあれこれと説明してくださりました。山を歩くだけではない、いろんな楽しみ方を教わりました。

 ハタケシメジをいっぱい収穫して土産にしたメンバーも。

 真っ赤に色づいている木もありました。

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久しぶりのポンポン山 23.5度

 ポンポン山に登りました。本山寺からの正面ルートは福寿草を見に行った昨年冬以来です。
 表紙にするほどの写真がありません。花は咲いてませんでした。
 頂上の気温は23.5度。やっと秋ですね。でも湿度が高く、汗びっしょりでした。

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びわ湖 沖島のケンケン山ミニ縦走と長命寺山

 びわ湖の近江八幡沖に浮かぶ沖島は、日本ではここだけの淡水湖に島民が暮らす島です。
 島の中央にあるケンケン山などを周回しました。標高は200m、東西は3キロほどというミニ縦走です。びわ湖を見下ろし、ヒガンバナが咲き乱れる湖畔の道を歩きました。
 西国札所の長命寺の長命寺山にも登り、温泉で汗を流し、ラ・コリーナでバウムクーヘンを土産にと盛りだくさんでした。

 ケンケン山で仲間の4人と記念のポーズです。

 沖島のカラーマンホールです。

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山と飲み会 六甲・黒五山ー打越山からのどんがめ

 暑い間はお休みしていた「山と飲み会」は、ちょっと涼しくなって飲む気爆発。六甲の黒五山や打越山などの低山ハイクをぶっ飛ばし、阪急・西宮北口の昼からハッピーな居酒屋になだれ込みました。

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KANSAIウオーク 京都・長岡宮エリアを歩く

 「KANSAIウオーク 2025」の第2回大会、京都・長岡宮エリアを歩きました。
 参加したスペシャルコースは約12キロ。阪急・西向日に近い朝堂院公園から向日神社、桓武天皇皇后陵、洛西竹林公園、樫原廃寺跡、物集女城公園、淳和天皇火葬塚、大極殿公園と巡りました。
 暑さはちょっと和らぎ、照りつける太陽もありませんでした。汗は流しましたが、秋の気配も感じながらの気持ちの良いハイスピード・ウォーキングでした。

 長岡宮があった向日市のカラーマンホールです。

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水無瀬渓谷 お彼岸の彼岸花と秋の花

 季節はやっと巡ったようです。朝夕はぐっと過ごしやすくなりました。久しぶりに自宅から若山神社、尺代から水無瀬渓谷を歩きました。
 あちこちに真っ赤な彼岸花(曼珠沙華)が咲いていました。きょうはお彼岸の中日でした。

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雲ヶ畑山歩き俱楽部 第1回 山歩きは「岩屋山と志明院へ」

 「雲ヶ畑山歩き俱楽部」の第1回山歩きに参加しました。京都北山の雲ヶ畑でベニバナヤマシャクヤクの保全活動などをしている「雲ヶ畑・足谷 人と自然の会」のメンバーが始められました。
 わたしの山の原点、60年余も昔の中学生だったころに歩いた北山をもう一度、歩きたくなりました。
 賀茂川の源流にある岩屋山までの7キロほどのピストンでしたが、峠までの道は荒れており、ヒルの襲撃をかわしてとなかなかハードでした。
 「妖怪の寺」としても知られる志明院にも参って、久しぶりに楽しい山歩きでした。

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ポンポン山 不動谷のイワタバコ

 ポンポン山西麓の不動谷にイワタバコ(岩煙草)が咲きました。
 竃ヶ谷のオオキツネノカミソリとほぼ同時期です。でもオオキツネ~の方は先日、箕面で見たので楽チンをしました。近くまで車で行き、ほんの少し歩いただけです。

 5弁の紅紫の花弁を広げています。

 ちょっと早かったのでしょうか。まだつぼみをいっぱいに付けています。

 花の数はこれまでになく少ないようです。

 不動の滝には、爽やかな水が流れ落ちていました。

 岩肌には不動尊(?)が祀られています。

 この谷を詰めてポンポン山に登る上級者ルートもあるようです。