またも京都一周トレイルのその3は、銀閣寺道からスタート。北白川仕伏町から山道に入り、茶山、瓜生山と東山三十六峰の峰を通って比叡山に登りました。
数日前の雪が残っていることは想定してました。持っていった6本爪アイゼンまでは不要でしたが、雪解けのぬかるんだ道ではスリップが怖くて、慎重に進みました。
ケーブル比叡駅の横にあるだれもいない雪の「HIEIZAN」では、おジイさんが独り、ポーズもとりました。逆光の上、ピントも甘いです。
想定外だったのは、叡山ケーブルが冬季休業中だったこと。深い雪道をびわ湖側の坂本ケーブルまで歩き、無雪期の1.5ほどの労力で疲れました。
【2023/02/22 10:25】
阪急、京都市バスと乗り継いで、前回ゴールとなった銀閣寺道までやって来ました。向こうに雪をかぶった比叡山が見えてました。
大文字の火床も雪をかぶっていました。
北白川仕伏町のバプテスト病院横から山道にはいります。
昨年9月に、瓜生山など東山三十六峰を巡って以来です。
体がぬくもったころに最初のピーク、茶山に着きました。
北側の斜面には、結構な雪が残っていました。
視界が開けるスポットです。向こうに五山送り火の舟形の火床がはっきりと見えます。
「白幽子厳居之跡」という史跡です。
雪が溶けてぬかるんで、グチャグチャです。
狸谷山不動院の不動明王の使者である三十六童子が雪をかぶっています。
広い瓜生山の頂上です。まだだれとも出会いませんでした。
向こうに比叡山の頂上が見えました。
雪は増えましたが、踏み跡はしっかりとしています。
今度は五山送り火の「妙」と「法」が眼下です。
やっと日差しが出てきました。青い空と白い雪がコントラストを描きます。
ルート脇に雪だるまがいました。
【12:10】
石鳥居まで登ってきました。ちょっとひと息でした。
谷を渡ります。見覚えがある橋です、滑らないように慎重に渡りました。
水飲対陣之跡で修学院から登ってくる雲母坂(きららざか)と合流しました。
歩きやすいルートになりました。
「浄刹結界跡碑」です。昔はここが女人結界でした。
お地蔵さんが雪の中です。
ビュースポットで、しばしの休憩です。ちょっと疲れました。
【13:33】
叡山ケーブルのケーブル比叡駅に到着です。ここをゴールとするはずでした。
なんと運転休止中でした。
ちょっとあわててスマホを取り出し、びわ湖側の坂本ケーブルの運行状況を確かめました。
落ち着いてHIEIZAのアートの前で、自撮りしました。
坂本ケーブル延暦寺駅までは2.9㌔、広い道がつながっています。しかし、積雪の中の歩行でした。
昔は人工スキー場があったゲレンデです。真っ白に覆われていました。
こんな雪山にやって来るとは思ってませんでした。
京都一周トレイルで次回に歩く横高山や水井岳が連なっています。左下が大原の里です。
京都一周トレイルは、ケーブル比叡でルートが東山から北山に変わっています。「北山6」でルートは北に折れて奥比叡に進みます。
今回は、ここがゴールでした。
延暦寺に入りました。拝観料を納める入口には人がいました。でも「ケーブルまで」と断ると「どうぞ」と、通り過ぎるだけなら拝観料は不要です。
朱塗りのお堂が雪に映えます。
根本中道は修復作業中で、覆われたままです。
【14:31】
坂本ケーブルの延暦寺が見えてきました。やっとゴールでした。
待合室でストーブにあたりながら、昼飯のおにぎりをかじりました。何も食べていませんでした。
びわ湖大橋のむこうに伊吹山が白く輝いていました。
長さでは日本一という坂本ケーブルです。
11分で下界まで連れ戻してくれました。
麓の坂本からバスに乗り、JR比叡山坂本から帰宅しました。