西国二十一番札所、穴太寺(あなおうじ)です。JR亀岡からバスに10分ほど。そこから、刈り取られた田んぼの中を10分ほど歩いてきました。
紅葉がきれいなそうでうが、まだちょっと早いです。
小さいですが優美な多宝塔です。
寺をでたすぐに円山応挙の生誕地があります。そのあたりの民家です。いい色の柿が里の秋を感じさせます。
「島四国」といって、香川・小豆島にはミニ四国八十八カ所霊場があります。「本四国」の巡礼が難しい人のため、各地にミニ四国はあるようです。
「御室八十八ヶ所」は文政十年(1827)につくられました。仁和寺の裏山の成就山の山頂にかけて、88カ所のお堂が十数メートルから数十メートルの間隔で点在しています。
嵐電の御室駅から見る仁和寺の山門です。立派です。
「仁和寺成就山88ヶ所ウォーク」の受付です。300円を支払うと、スタンプ帳をいただけます。これに88ヶ所でスタンプを押していきます。
「発心の道場」の第1番「霊山寺」から出発です。お堂には四国と同様の名前がついています。
気持ちの良い木立の中を進みます。
紅葉にはちょっと早いようです。
京都市内が一望できる地点もあります。遠くにかすむのが山崎あたりです。
西国三十三所でも、納経帳に朱印をいただきます。それを簡略化して、スタンプラリーにしてしまったのが、人気の秘密のようです。
結願の寺、88番大窪寺に到着しました。2時間あまりの気持ちのよいウォーキングでした。
最後のスタンプをいただいて、参拝は終わりました。
嵐電御室駅張られていたポスターです。同じのが、地元の阪急水無瀬駅にも掲出されていました。
スタンプ帳をばらして撮影しました。
「仁和寺成就山88ヶ所ウォーク」は、5月から11月にかけて毎月1回、行われています。次回は11月16日8日)です。
仁和寺のHPに案内があります。
西国四番施福寺は、槙尾山の上にあります。その上は秋の空です。
きれいな空が写したくて、NIKON D40+Tamuron18-250mm のレンズに偏光フィルターをかぶせました。効果を発揮したようです。
学生時代に登って以来、30数年ぶりです。
かなたに金剛山が臨めます。
槙尾山施福寺
槙尾山への道は、続きをごらんください。
西国十八番札所頂法寺」です。六角堂というほうがわかりやすです。いけばなの池坊の発祥の地です。
それにしても、これまでで一番のお参り客です。団体さんのようです。納経所もこんな具合です。ツアコンが、客の納経帳をまとめて朱印を受けているのです。暗かったので、ちょっとブレてます。
烏丸六角を東に入ったところにあります。
京の中心にあたる「へそ石」です。そのいわれは」諸説あるようです。
十六羅漢が並んでいます。どれもいい顔をしています。
ビルの谷間に六角形のお堂はあります。
すぐ横は烏丸通りです。プラタナスの大きな葉が一枚、舞い落ちました。はしだのりひこの「風」を思い出しました。
「プラタナスの枯葉舞う冬の道を…」。そんな歌詞だったでしょうか。
西国九番札所、興福寺南円堂です。
興福寺の中のひとつのお堂です。周辺は、修復工事中で、ほこりっぽい雰囲気でした。それに暑さ。ちょっとまいりました。
振り返ると、興福寺の五重塔がそびえています。
石段を下りると、猿沢池に出ます。
奈良国立博物館で開かれている特別展「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」を見てきました。
夏の1日が戻ってきたような暑さでした。鹿も、博物館の前の池で水を飲んでました。
博物館内は当然、撮影禁止です。
寺外初公開となる清水寺奥の院本尊「千手観音坐像」(重要文化財)など、すばらしい仏さまや縁起などの数々に見入りました。
西国三十三所を巡ってますが、これはウォーキングの延長のようなものです。それほど信仰心があってのわけではありません。それでも西国三十三所の信仰と歴史、それに美に改めて感じ入りました。
博物館もそうでしたが、奈良はびっくりするほどの人出でした。
近鉄奈良駅前には「平城遷都1300年祭」までのカウントダウン表示もあります。
物議をかもした「せんとくん」と「まんとくん」が、同じ幟の表裏です。
「西国三十三所禮圖」が展示されていました。フロアーには、これの拡大図があって、伊勢から紀伊-河内-大和と順に巡ることができます。山崎とか芥川と、わが家近くの地名も書き込まれています。
複製を売っていたので、記念に買い求めました。
清水の舞台です。
修学旅行のシーズンでもないのに。「○×▲?」「@◇#$・・・」と、耳慣れない会話も飛び交います。
びっくりするほどの人並の清水坂を上ってきました。
ご本尊が開帳中です。
西国三十三所巡礼の中興といわれる花山法皇の崩御(ほうぎょ)より一千年ということで、ことしから数年かけて各寺がご本尊を開帳してゆきます。奈良・国立国立博物館では「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」も開かれています。
清水寺の本尊開帳は、2000年以来です。このときも拝んでいます。本来は33年に1回、開帳されるので、次回は25年後です。
朱印帳には「大悲閣」と書かれています。「本堂の別名です。大きな慈悲をもたれた観音様をお祀りしています。こんな建物の上にまつられているから『閣』です。普通のお堂なら『殿』とかになります」。そんな説明を聞きました。
清水寺
JR和歌山線の粉河駅で下車しました。駅前からきれい整備された商店街「とんまか通り」が門前まで続いています。ところが、10数分の道のりで、地元の人とはついにすれ違いませんでした。地方の休日の昼下がりって、こんなものなんでしょうか。
重文の立派な大門です。
広くて雄壮な境内です。
本土の前には、桃山時代につくられた枯山水の庭があります。