「またも京都一周トレイル」の4回目は、比叡山から大原まで12キロほどを歩きました。
トレイルは奥比叡の横高山、水井山を越えて行きます。でもきょうは、トレイルを外れて横川中堂、元三大師堂へ向かう元三大師道を進みました。
きょう5日は啓蟄でした。草花も芽吹いてきます。
横川あたりにスプリング・エフェメラル(春の妖精)のキタヤマオウレンが咲き始めているはずでした。
米粒のようなつぼみが膨らんで、直径5ミリほどの白い可憐な花が開いていました。さらに歩を進めると、1センチほどに大きく開いたのも。カメラを構えるのも忙しながら、大満足でした。
キタヤマオウレン(北山黄連)はキンポウゲ科オウレン属の常緑の多年草です。バイカオウレン(梅花黄連)の近縁と考えられてますが、2011年に新種として発表されたました。本州の日本海側(岐阜県、福井県、滋賀県、京都府)の山地の林内に生えていて、比叡山はその南限のようです。
バイカオウレンとの違いは、先端が黄色い花弁舷部の形状だそうです。
キタヤマオウレンの花弁舷部は、やや縦長の楕円形で、花の中心方向が開口したひしゃくのような形状となっています。バイカオウレンは、ほぼ円形でそうです。
妹の生長を待っているお姉ちゃんといったところでしょうか。
こちらはツインズです。
あちこちにつぼみが。
一斉に咲いたら、あたりが白くなるのでしょう。