星田60座 プレート・ハンティング その2

 大阪・交野市の星田の南に連なる星田60座と名付けられた60のピークを踏破する後半です。
 標高300mに満たない山々ですが、登ったり、下ったりの連続です。総距離10キロ余、上り・下り600mほどにしては、結構ハードでした。
 ほしだ園地の星のブランコのすぐ近くも歩きました。
 ピークのすべてに山名を記したプレートがあるのがすばらしく、前半28座、きょうも28座と計56座をカメラに収めることができました。


 【2023/04/27 09:42】
 京阪バスの南星台バス停に降り立ちました。前回のゴールでした。
 阪急・淡路からJRに乗り換えて放出経由で星田まで。そこからバスでした。
 向こうが奄山(えんざん)です。でも登頂ルートがわかりません、

 擁壁の上部にピンクのテープが見えました。ここから登るのかなと進みました。いや、たいへん。想像以上の急斜面で、木の枝や笹の根っこを頼りによじ登りました。

 ㉙奄山です。ウォーミングアップなしの急登で、一気に汗が噴き出しました。

 バス停が眼下です。なかなかの高度感です。

 尾根に沿って ㉚石橋山、㉛抜谷嶺と登りました。

 宗円山への急坂を登っていると、こんな標識がぶら下がっていました。
 応仁の乱のころ、宗円というお坊さんが誤って谷底に転げ落ちました。でもお守りのご利益で命を取り留めたそうです。それで「宗円ころり」だそうですが、たしかにころりと落ちそうなところでした。

 お坊さまにちなんだのか㉜宗円山、㉝南宗円山と続きます。

 GPS地図アプリ・YAMAPのルートは、宗円山と南宗円山との中間点あたりからいったん谷に降りていきます。
 どこから下るのかと迷っていると、女性の声が聞こえ、やがて2人組がこの急坂を登ってきました。おかげでルートを確認することができました。

 登り返すと㉞地蔵谷山でした。

 緩やかなアップダウが続く尾根道を気持ちよく進みます。やがて㉟馬木の嶺でした。

 立派なプレートがかかる㊱弁財天山は三叉路にあります。前回、登り残した㊲茨尾山、㊳西茨尾山をピストンしました。
 茨尾山の辺りに昔、小松寺という立派な寺があったようです。宗円ころりの宗円さんは小松寺の管主でした。

 眼下の星田ゴルフセンターの向こうが、前回歩いたルートです。

 弁財天山に戻ったところで、先ほどの女性2人組とまた出会いました。これから進むルートのことなど立ち話をしました。
 ルートは谷に下りました。立派な建築足場のような階段が谷の両側にかかっていました。

 ㊴大谷山です。

 ㊵南大谷山、㊶東小松山、㊷羽伏山、㊸踏割石山、㊹木根山、㊺地獄ヶ谷山とプレート・ラッシュです。といってもピーク感はなく、尾根を通り抜けるだけです。
 どういうわけかテニスボールがぶら下がっています。数字もふられていますが、どうして20台なのか不明です。

 星田ゴルフセンターのグリーンがすぐ近くです。

 ㊻飯盛小山にもボールが下がっています。

 この日、唯一の三角点でした。

 立派な飯盛霊園を目の下に進みます。

 飯盛乗越にやってきました。ほしだ園地の散策路が横切っています。
 ところが、歩いてきた道は封鎖されています。反対側に回ると「進入禁止」となっています。ほしだ園地のハイカーが迷い込まないための配慮でしょうが、尾根筋から歩いてきたわたしは通行を断られているようでした。

 ㊼松ノ浜山までピストンしました。向こうに生駒がそびえいていました。

 ほしだ園地の散策路を下ります。おおさか環状自然歩道です。
 わたしが住む島本町の水無瀬渓谷も同じ自然歩道の一部です。どこからつながっているのか調べることにしましょう。

 藤の花がきれいです。

 渓谷沿いの分岐に気持ちのよさそうなベンチがありました。ここで昼食にしました。

 途中のコンビニで買ってきた「だし巻玉子と高菜明太弁当」です。これくらいのボリュームで十分です。

 高菜と明太の程よい辛さがおいしいです。

 ゆっくりと休憩して午後の部のスタートです。
 ㊽小判嶺、㊾白峯、50(ここからは〇囲いの数字に変換されません)菖蒲が滝山、51穴虫山と、星野ブランコを渡るハイカーの声を聞きながら、園地の西側を巡ります。
 数年前に星のブランコを歩いたときに、白峯の半径100m圏内をかすめていました。YAMAPで確認すると、2度目の登頂と記録されていました。

 52日南山に到着です。やっとゴールがみえてきました。

 木の枝にペットボトルがぶら下げられていました。閉じ込められた昆虫が、がさこそと動き回っていました。

 53南谷山で西側の視界がパッと開けました。きょう、最高の景色でした。

 大阪市街から六甲の山並み、北摂から愛宕山まで見渡せました。

 住宅地のすぐ横の54鴻ノ巣山です。砂地の山で、最後の力を振り絞って這い上がりました。

 住宅街をたらたらと下って星田妙見宮までやってきました。

 おまけといった感じで55妙見山に登頂です。

 山の上に立派な本殿がありました。

 星田公園の新宮山八幡宮跡の前の大木に、56新宮山のプレートがぶら下がっていました。これでおしまいでした。

 女子高生が階段で元気にトレーニングをしていました。

 【15:46】
 JR星田にゴールしました。

 きょう登った28座の到着時間です。漏れがないように記録していました。
 ところで星田60座には4座足りません。星のブランコが回り道になるうえに、YAMAP上ではすでに登頂となったいた哮峰と馬が峰を敬遠。星田駅に近い高岡山と女山(入山禁止)をカットしたためです。

 星田60座 プレート・ハンティング その1