高槻城公園芸術文化劇場のトリシマホール(大ホール)で第46回高槻市合唱祭を聴きました。
今春、オープンしたばかりのホールです。初めて入りました。
キリシタン大名の高山右近も城主をつとめた高槻城の二の丸跡に立っています。濠をめぐらせた現代風の天守閣のようでもあります。
トリシマホールは、地元企業のポンプメーカー、酉島製作所の名を冠しています。
内壁全面に、柱の断面が突き出しているようなデザインです。
2階席まで983席あります。
壁は柱の断面が飛び出しているのかと思いましたが、厚さ5センチ前後で厚いのや薄いのをおりまぜた木片が固定されていました。
音響のことはわかりませんが、長い柱が埋め込まれていたら、もっと素晴らしい音響空間になったのではと仮想してしまいました。大量の木材を使えば、構造も大がかりになり費用も莫大になるでしょう。
ホールの響き具合は、きょうの合唱だけではよくわかりませんでした。
わたしの役目は、ビデオ撮影係でした。
手前の三脚2台にカメラをそれぞれセットして、1台はステージ全体を見渡す固定焦点、もう1台は手動で動かす移動焦点で撮影しました。それを音源とあわせて1本の動画に編集します。
トップバッターで登場した「女声アンサンブル クラルス・ヴォ―チェ」で、奥さまが歌っていました。
26団体が出演しましたが、わたしの役目はすぐに終わりました。
堺、豊中、東大阪、枚方と似たような規模の都市にできたホールで聴きました。昭和の高度成長期にできたた多目的大ホールが老朽化して建て替えられたのでしょう。
設計は、兵庫芸文やフェスティバルホール、豊中と同じ日建設計の江副敏史氏です。