9月も中旬だというのに、暑い日が続きます。ちょっと涼しいところへと、六甲高山植物園までドライブしました。
「秋の七草」のひとつ、フジバカマ(藤袴)が咲いていました。待つほどもなくアサギマダラ(浅葱斑)が飛んできました。
ゆっくりと蜜を吸っている姿を前にして、せわしなくカメラのシャッターを切り続けました。
浅葱色(あさぎいろ)とは、蓼藍(たであい)で染めた明るい青緑色のことです。幕末の新撰組のダンダラ模様の羽織の色です。
羽根の色からアサギマダラです。
アサギマダラは旅する蝶としても知られます。台湾や東南アジアなどから2500㎞もの長旅をして日本に飛来するのもいるようです。
フジバカマにはアサギマダラが好んで訪れ、セットのようです。
飛びました。でも飛行中の姿を捉えるのは難しいです。
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)も見つけました。
花や根元近くの葉にできる斑紋が、鳥のホトトギスの胸のもように似ているのでホトトギスと名づけられたそうです。
こちらはもようが濃密です。
キバナホトトギスも咲いていました。
植物園です。どちらを向いても被写体には困りません。
カワラナデシコです。
ツリフネソウは、今がシーズンのようです。あちこちに咲いてました。
秋の花は紫が多いです。
マツムシソウです。
クリンソウがまだ咲いていました。
シモツケソウも鮮やかです。
フジアザミも大きな花をつけてます。
鮮やかな赤です。ヒガンバナが咲くのも、もうすぐでしょう。
ショップで牧野富太郎博士の「大日本植物誌」が展示されていました。驚くほどの細密さでした。
牧野博士と神戸にまつわるビデオ解説もありました。きょうの朝ドラに登場した神戸の豪商との出会いも紹介されていました。
六甲高山植物園
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
078-891-1247