ポンポン山 不動谷のイワタバコ

 ポンポン山西麓の不動谷にイワタバコ(岩煙草)が咲きました。
 竃ヶ谷のオオキツネノカミソリとほぼ同時期です。でもオオキツネ~の方は先日、箕面で見たので楽チンをしました。近くまで車で行き、ほんの少し歩いただけです。

 5弁の紅紫の花弁を広げています。

 ちょっと早かったのでしょうか。まだつぼみをいっぱいに付けています。

 花の数はこれまでになく少ないようです。

 不動の滝には、爽やかな水が流れ落ちていました。

 岩肌には不動尊(?)が祀られています。

 この谷を詰めてポンポン山に登る上級者ルートもあるようです。

箕面公園を山歩 オオキツネノカミソリが咲いた

 明治の森箕面国定公園を山歩しました。
 オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)のオレンジの花が、あちこちに咲いていました。
 「妖艶」というのが花言葉。なるほど、人の心を惑わすような美しさです。

 雄しべが花からぐっと飛び出しています。

 ヒガンバナ科の多年草で、ヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)と同族です。

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祇園祭後祭 山鉾巡行と辻回し

 京都の祇園祭は、後祭の山鉾巡行でした。
 最高気温が38度を記録した焼け付くような日でした。それでも疫病といっしょに暑さも吹き飛ばすほどのエネルギーにあふれていました。
 河原町御池の交差点で群衆に混じってわたしも頭の上に構えたデジカメのシャッターを押し、動画を記録しました。

 北観音山が豪快に90度ターンします。辻回しと呼ばれます。

 掛け声がかかります。

 鷹山がターンに備えて車輪の下に青竹を並べ、水をまいています。

 何回かに分けてターンします。

 「音頭取り」が扇子を使って掛け声で曳き手たちを誘導します。

 後祭は御池寺町の角でくじ改めが行われます。抽選できめられた巡行順を示して通過します。

 南観音山です。鉾とよく似てますが、屋根の上に松などが挙げられているので山です。

 北観音山です。

 厳かに進みます。

 担ぎ上げられた鈴鹿山は、2回転して拍手を浴びていました。

 屋根の上に乗っているのは大工方で、路地では命綱に身を預けて電線、電柱、看板などの障害物を避けます。

 大船鉾は幕末の争乱で消失。150年目にあたる平成26年に復活しました。

 「ヨーイトセー」の掛け声にあわせて豪快なターンです。

 幟(のぼり)をはためかせて進みました。

 

大阪空港 千里川土手でエアーバンドをワッチ

 中国製トランシーバーを改造してエアーバンド(航空無線)などが聞ける広帯域受信機にしました。ところが、わが家は大阪空港から30キロほど離れていて、ほとんど受信しません。空港近くの千里川土手まで行って、離着陸する航空機とタワーとのやり取りをワッチしました。
 よく聞こえましたが、そのやりとりをアップすると電波法違反となります(聞くだけはOK)。
 せっかくやってきたのだからと、頭上を飛び越えるジェットにカメラを向けました。

 大きな機体です。焦点距離15mmの超広角(魚眼)レンズで撮影しました。ANAのBoeing787です。

 鉄ちゃんの撮影ポイントは、お立ち台と呼びます。飛行機撮影ではなんというのでしょうか。
 千里川土手は、大阪空港に着陸する機体を真下から撮影できる人気スポットです。

 ANAやJALの機体が次々にやってきます。
 関西空港に行けば、外国機も混じってもっとにぎやかなのでしょう。

 USJのドンキーコング・カントリー・オープン記念特別塗色のエンブラエル190型機が着陸しました。

 JALのBoeing737です。

 こちらはANAのBoeing737です。

 T字尾翼の双発ジェットといえば「♫ そこは青い空だった 夢のジェット機727(吉永小百合、橋幸夫)」くらいしか思いつきません。でもそんな古い機体は飛んでいないでしょう。IBEXのBombardier CRJ-700です。

 ANAのBombardier DHC-8です。

 JAL系列の日本エアコミューターのATR-42です。ATRはフランスのターボプロップ機メーカーだそうです。

 プライベートジェットでしょうか。小型機がA滑走路の向こうの方に着陸しました。

 離陸待機中のANA B777です。

 B滑走路からの離陸です。しばらく間をおいてゴーッと爆音が轟いてきます。

 暑い日差しの下で、気がつけば1時間半も飛行機を追ってました。完全に干上がりました。

岩清水八幡宮 タシロランが咲いている

 岩清水八幡宮の境内にタシロラン(田代蘭)が咲いているとの情報でした。
 ランと名乗っており、その仲間と見えないことはありません。でもこれはギンリョウソウなどと同じ腐生植物です。腐敗した枯葉などに育つ菌類から栄養を摂っています。発見者の名前にちなんでいます。
 初めてお目にかかりました。

 小鳥のひなが口を開けて餌を待っているようにも見えます。

 高さは30センチほどにもなっています。

 光合成の能力はなく、緑素をもたないので全体が白っぽいです。

 参道脇をよく見ると、ポツリ、ポツリと伸びていました。通り過ぎる参拝客は、気づいていないようでした。

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亀岡・平の沢池 早朝の蓮を楽しむ 2025

 亀岡の平の沢池には、蓮(ハス)の花が早くから猛暑到来のなかでも、見事に咲いていました。
 寝苦しい夜を過ごして早くに目覚めました。車に飛び乗って出かけました。昨年も同じ日に訪れています。
 朝からムッとしていましたが、日差しはありませんでした。朝もや煙るような池に、淡いピンクが溶け込んでました。

 ハチたちは、朝から大忙しでした。

 まだ6時半ごろでしたが、きれいに開いていました。

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甘南備山 究極のカスタードクリームパンと名残のササユリ

 「究極のカスタードクリームパン」とネーミングされて大人気のパンが、テレビ放送されていました。阪急・長岡天神の駅前にあり、何度も前を通ったことがあるメサベルテ長岡京店でした。
 気になって「究極の粒あんぱん」なんかと購入。その足で京田辺の甘南備山に登って、展望台でいただきました。
 ちょっと甘くてノスタルジックな昭和の味をしていました。

 名残のササユリが一輪、わたしを待っていたかのように咲いていました。

 甘南備(かんなび)とは、「神の隠れこもれる」という意味だそうです。「神が鎮座する山」、「神の降臨する山」として信仰の対象となってきました。

 山頂近くの展望台からは、京都の街が一望できます。だれもいない展望台で、パンをかじりました。

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交野山 満開のササユリを撮りに

 交野(かたの)の交野山(こうのさん)に登りました。ササユリ(笹百合)が大きな花を開いてました。
 純白のもの、ピンクがかっているものとどれも花言葉そのままに「気品」を漂わせています。
 鼻が悪くて匂いには鈍感ですが、甘い香りが辺りを包んでいました。

 山腹に「カレンダー岩」がありました。その日、最初に歩いた人が日付を修正しているのでしょうか。

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京都・雲ケ畑 足谷の「ベニバナヤマシャクヤク観察会」を楽しむ

 京都北山の雲ケ畑・足谷でベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)が花開くシーズンです。保護活動をしておられる「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」の観察会に参加しました。
 ピンポン球ほどの大きさの真っ白い花がいっぱい咲いていました。ベニバナと冠していますが、ここで咲くのはすべて白色です。
 今年は寒くて開花が遅れたそうです。残念ながらパカリと開いた花とは出会えませんでしたが、わずかに口をあけた隙間から赤や黄色のしべがのぞく姿にも恥じらいの風情がありました。

 ヤマシャクヤクの変異種でボタン科の種子植物です。スーッと高さが40~50cmにも延びる茎の先に1つの花が咲きます。

 花弁の1枚が開きかけています。

 京都府のレッドデータブックの絶滅危惧種です。

 凛としています。花言葉のひとつが「高潔」なのが納得です。

 開いているのは3~4日ほどだそうです。ドンピシャのタイミングでやってきたかったです。

 たくさん咲いていますが、どれもまだ開いていませんでした。

 こちらはまだ堅い蕾です。

 開花期が1カ月ほど早いヤマシャクヤクは、とっくに花が散り、雌しべが膨らんでいました。

 4年前に同じ場所で撮影しました。こんなのと再会したかったのです。

 京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う

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万博記念公園 ようこそ太陽の塔へ

 大阪・千里の万博記念公園のシンボル、太陽の塔が国の重要文化財に指定されることになりました。EXPO70の思い出がつまっています。
 開催中の万博2025もよかったですが、パビリオンは画像展示が主流でした。こちらはわかりやすいリアルな展示が目の前に広がっています。
 芸術は爆発だ!といった岡本太郎の描いた「現在・過去・未来」は、55年たっても褪せることなく燦然と輝いていました。

 太陽の塔には3つの顔があります。お腹の「太陽の顔」は現在を、頂部の「黄金の顔」は」未来を、背面の「黒い太陽」は過去を表しています。
 第4の顔ともいうべき「地底の太陽」の仮面(画像上)は、万博当時はテーマ館の地底で「過去:根源の世界」として展示されていました。終了後は行方不明となってしまいましたが、2018年の塔公開に合わせてに復元されました。

 塔の胎内には、高さ41mの「生命の樹」が天空に向けてそびえています。
 単細胞生物からクロマニョン人まで33種の「生き物」がびっしりと張り付いています。

 塔の右腕の内部です。橋脚のようなごつい構造物です。この階段は当時はエスカレーターだったそうで、ここから広場の大屋根観覧席の屋上に降りられたというから、驚きです。
 膨大な数のボルトで鋼材を結合させたあのころの作業員のとてつもないエネルギーを感じます。

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