京都を歩く 四神相応の地 青龍から白虎へ

 京の都、平安京は方角を司る四神、北の玄武、東の青龍、南の朱雀、西の白虎に護られた「四神相応の地」にあります。
 玄武の上賀茂神社は参ったばかりです。
 青龍の八坂神社と白虎の松尾大社は京都のメーンストリート、四条通りの東西両端にあります。この10キロほどを歩きました。

 西山の麓にある松尾大社から歩きました。


 阪急・嵐山線の松尾大社のすぐ前です。

 京都最古の神社は、上賀茂神社、下鴨神社とされています。松尾大社も、いただいたパンフレットによると「当社は京都最古の神社で・・・」と始まり、「文武天皇の大宝元年(701)、勅命により・・・現在地に社殿を創建してより・・・賀茂両社と共に皇城鎮護の社とされてきました」とあります。

 大きな絵馬は、今年の干支の辰です。
 寅が描かれた絵馬を年賀状にするために、撮影にやってきたことがあります。

 大鳥居は平安遷都1200年の記念に建てられました。
 1100年にできたのが、平安神宮です。

 桂川を渡ります。向こうは愛宕山です。

 四条通りもこの辺りは片側1車線で交通量も多くありません。

 梅宮神社に参っていきます。サザンカが満開です。

 日本最古の酒造の神です。

 こも被りが並んでいます。
 白鷹に白鹿、白鶴とありますが、白虎はいません。

 四条段町を過ぎると、道が広くなります。

 誘惑されます。

 西院春日神社もお参りしていきます。

 ちょうど1年前のきょう、「歩いて京都十六社」の1回目で訪れていました。

 嵐電(京福嵐山線)が平行して走ってます。踏切の音を聞いて、わき道に走り込んで写しました。

 壬生の元祇園梛(なぎ)神社です。
 平安時代に疫病の流行を鎮めるため牛頭天王を勧請し鎮疫祭を行ったのが梛神社の起源とされます。のちに今の祇園社(八坂神社)に遷座されたことから、「元祇園社」と呼ばれるようになったそうです。

 ご神木の梛の木は、葉脈が縦に走っていて引っ張っても切れにくく丈夫であることから、「縁が切れない」「ご縁をむすぶ」縁起の良い木だそうです。

 境内には梛神社と式内隼神社の本殿が並んでいます。

 なおも四条通りを東に向いて歩き続けます。誘惑も続きます。

 祇園石段下に到着です。

 絵馬には青龍(辰)が描かれています。

 これで北の玄武、西の白虎、東の青龍を回りました。残る南の朱雀、城南宮は昨年暮れ、交通安全の厄払いでお参りしたばかりでした。四神相応の地を巡るミッション・コンプリートです。

 YAMAPを停止するのを忘れていて、昼飯の間もタイムに入っていました。実際には3時間ほどの行程でした。