古い英国製のプリアンプ QUAD22の修復作業はぼちぼちと進んでいます。
時代を経ると必ず劣化するパーツが電解コンデンサーです。どうしても直しておきたかったものを、新品と取り換えました。
配線を確かめて、恐る恐る電源をオンにしました。しばらくして、それが長い時間に感じましたが、つないだネットラジオの音楽が鳴り響きました。
ひとまずAUX端子の音出しは確認できました。
取りはずした電解コンデンサーや音量調節用のボリュームです。
古いままの状態です。
電解コンデンサーなどを取り換えました。黄色いパーツや、右端の2個などです。
電源平滑回路に使われているブロック・電解コンデンサー(左)は、頭の部分が膨れているようでした。
同じパーツは手に入らないので、耐圧が同じコンデンサ3本を束ねて代用しました。容量は6倍ほどに増えています。
古いコンデンサーをテスターで計測しました。案の定、大丈夫なのは1回路だけで、あとの2つはとんでもない数値となりました。
ボリュームも、古いのは回転にスムーズさが欠けていて、いかにも雑音が出そうでした。
新しいものと取り替えました。
セレクタースイッチの接点は真っ黒く汚れていました。綿棒に無水アルコールを浸して1ヵ所づつ清掃しました。
作業はまだまだ続きます。