尾瀬を歩く2017 尾瀬沼で食べる「桜の葉漬けおにぎり」

 尾瀬を歩く2日目(7月3日)は、日本百名山の会津駒ケ岳に登山するという、今回の旅のメーンイベントでした。ところが、前夜来の雨。登山は断念して、尾瀬沼を散策しました。
 昼飯は、「民宿こまどり」で登山用に作ってもらっていたお弁当でした。開けてびっくり。2段に分かれ、おにぎりは桜の葉の塩漬けとノリにくるまれていました。おかずも鶏のから揚げにキュウリの浅漬け、チーズにこんにゃくゼリーでした。これまでに食べた山小屋弁当の中では最高の部類です。

 これも桜の葉でしょうか。山菜ミソが巻かれていました。

 尾瀬沼の畔にある長蔵小屋のデッキでいただきました。雨も上がり、のんびりとコーヒーもいれてくつろぎました。
 いつもの「どたぐつ」の同期4人(昔はもっといたのですが)と、埼玉・所沢に住む1年後輩の5人で歩きました。

 飲みたかったのですが、ちょっとがまん。

 立派な水洗トイレが完備です。ただし利用にはチップ100円が常識です。それだけの手間をかけて維持されています。

 尾瀬沼のメーンストリートで、小学生の一団もやってきてました。

 朝の滝沢登山口です。御池を通って沼山峠行のバスを待ちました。

 沼山峠山の家から歩き始め、沼山峠展望台までやってくると、尾瀬沼がちらりと現れました。その向こうは至仏山のはずですが、雲の中でした。

 大江湿原で最初に見た水芭蕉です。すでにシーズンは過ぎて、大きな葉に覆われていました。

 Sくんは、PENTAXの一眼にマクロレンズをつけて、花を狙います。でも、天候が悪いせいもあって出番は少なく、ほとんどがザックの重りと化してました。

 「あっ、ハート!」と、女性からの声。そう見えなくもない池塘(ちとう)です。

 木道の上を歩きました。ワタスゲがあちこちに咲いてました。

 昼飯を食べた帰りは、小淵沢田代に向かいました。ちょっとした回り道のつもりが、それなりの峠越えでした。それでも静かな湿原を満喫しました。

 だれとも出会わず、われわれだけの世界でした。

 沼山峠山の家に戻ってきて、「ゴクローサン!」と念願の乾杯です。何がご苦労なのかは不明ですが、いい一日でした。