京都 双ヶ岡・成就山・衣笠山を「登頂」

 京都市街の北西部。双ヶ岡(ならびがおか)から仁和寺の裏山の成就山、さらに東の衣笠山と「未踏」の3つのピークを歩きました。一番高い衣笠山で標高201mですから「登頂」というにはおこがましいですが、コロナ肥りの身にはよい運動になりました。
 双ヶ岡は、徒然草の吉田兼好が晩年を過ごした地です。そこから「仁和寺にある法師」の仁和寺を見おろしました。後ろが成就山です。

 嵐電の御室仁和寺駅です。観光シーズンのはずですが、ガラーンとしています。

 成就山には四国88ヵ所お遍路のミニ版があります。山の中に88ヵ所のお堂が点在します。
 44番西林寺が最高地点の成就山です。

 衣笠山のあと、五山送り火の左大文字がある大文字山に登るつもりでした。でも、予想以上に時間がかかり、腹も空いたので「くら寿司 金閣寺店」に直行。ここをゴールとしました。


 【2020/10/11 09:46】
 JRで京都まで乗ったのは、いつ以来でしょうか。嵯峨野線に乗り換えて花園までやってきました。

 法金剛院は、花の寺を巡っていたときに、ピンクの馬酔木を撮影にきたことがあります。

 民家をすり抜けて、双ヶ岡を南の端から登ります。

 標高100mそこそこの丘とはいえ、急坂もあります。

 三の丘です。何の表示もなく、展望もありません。

 視界が開けて、妙心寺が臨めます。

 二の丘です。標高が100mを越えました。

 立派な案内板があります。しかし、方位がちょとズレていて、比叡山は見えません。大文字山はさらに右手です。

 五山送り火の妙法の「法」の字が読めます。正面は比良山系の蓬莱山です。

 案内板が四方を向いています。

 双ヶ岡の一の丘には三角点があります。115.8mです。

 正面が天王山です。

 北側の斜面は結構な急坂で、スリップしないよう慎重に下りました。

 【10:42】
 立派な仁和寺の山門です。

 金堂を左折すると、弘法大師のご廟があります。ここから「成就山八十八所」が始まります。

 遍路は、時計回りに1番から88番までを巡ります。
 かつて、「仁和寺成就山88ヶ所ウォーク」でお山を巡ったことがあります。

 わたしは「逆打ち」しようと、88番結願の大窪寺から参りました。


 
 山道に沿ってお堂が連なります。

 もう少しすれば、紅葉もきれいなそうです。

 崖の上のお堂です。

 「見晴らし」から京都市街が見渡します。左端に送り火の「大」が見えます。

 双ヶ岡が眼下です。あんなに低かったのです。

 成就山まで登って、巡礼はそこまで。衣笠山へのルートを取るためにバックしました。

 52番あたりから横道にそれて原谷に通じる車道に出ました。

 反対側には衣笠山に通じる登り口がありました。

 気持ちの良い山道です。

 宇多天皇陵への参陵道が続いています。
 この辺りは、天皇の御陵の銀座です。

 向こうに見えるのは、工事用の覆いをかぶった修復作業中の金閣寺です。

 どうしてこれほどまでにねじ曲がったのでしょうかね。

 御陵に突き当たりました。サークルにそって回り込むと円融天皇火葬塚でした。

 尾根道を衣笠山に向かいます。

 【12:29】
 衣笠山のピークです。ここも視界はありません。
 ちょっとお腹が空いてきました。ここは「衣笠丼」が食べたいところです。

 東の尾根を下りました。途中からルートを外しましたが、最後の住宅地を目の間にして踏み跡もなくなりました。なんとか下ることができました。

 予定通りに金閣寺小学校のグランドに降りてきました。ここから大文字に向かう予定でしたが、きょうはここまでとしました。

 【13:10】
 くら寿司金閣寺店は、ウェイティングスペースにはそこそこの客が待ってました。でもカウンターは空いていて、すぐに座ることができました。まずは「生」から楽しみました。

 右背後が衣笠山です。

 くら寿司金閣寺
 075-466-6101
 京都市北区平野宮敷町4