京都市立芸術大 サグラダ・ファミリアの「歌う天使たち」

 バルセロナのサグラダ・ファミリアの彫刻家、外尾悦郎さんが生誕の門のファザードにつくった「歌う天使たち」の原型模型像が、母校の京都市立芸術大学に寄贈され、常設展示されています。
 テレビ番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」のサグラダ・ファミリア特番にも外尾さんは登場して、「ガウディの見ている方向を向いて⋯」と話していました。その天使たちに会いにいきました。

 9体の天使たちです。それぞれが等身大か、それ以上の大きさです。

 そっと語りかけているような。

 愛くるしくて明るい笑顔です。

 像の内部は空洞です。
 石膏で作られたモデルですが、2000年に砂岩で制作された石像と置き換えられるまでの10年間は、実際に設置されていました。

 アンサンブルホールへ降りる階段脇に設置されています。 

 カミーノ巡礼の後に訪れたサグラダ・ファミリア(2016年)では、生誕の門で楽器を奏でる6体とともに足下のキリストを見守る石像を目にしました。

【博士ちゃん】芦田愛菜×彫刻家 外尾悦郎インタビュー 完全版

光の洪水に圧倒されたサグラダ・ファミリア

Paso a paso Dos エピ3=10/3 バルセロナの光と色と

 佐川美術館(滋賀・守山)で2023年に開かれた「ガウディとサグラダ・ファミリア展」にも出展されていました。わたしはガウディの「コローニア・グエル教会堂、逆さ吊り実験」などに目がいっていたようで、あまり記憶がありません。

滋賀・守山 佐川美術館ミュージアムカフェの比叡とろ湯葉そば

続きを読む 京都市立芸術大 サグラダ・ファミリアの「歌う天使たち」

京都・岡崎 エーデッガー・タックスのツィラタール

 京都・岡崎の京都国立近代美術館で「若きポーランド」を見ました。疏水端を歩き「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス 京都店」でランチにしました。オーストリア・ハプスブルク王家御用達のベーカリー直伝のパンを味わいました。
 シンプルにクロワッサン(385円)とプレッツェル(275円)です。
 小麦の味が素晴らしいです。プレッツェルの塩味とパリッと焼けた細い部分がサイコーです。 

 京都は猛暑日となった暑さでした。よく冷えたビールがたまりませんでした。
 オーストリア産のツィラタール・ピルスです。スッキリとした軽い飲み味です。

 チロル地方にある創業1500年という古い醸造所で作られています。

 奥さまは白ブドウスパークリングです。味見しましたが、ちょっと甘くてスッキリとしていました。

 ショーケースをのぞき込んでオーダー。店内はいっぱいだったので、テラスでいただきました。

 テラス席は時おり、涼しい風も吹き抜けました。でもこれからは長時間は無理ですね。

 塀にハプスブルク家の紋章、双頭の鷲をデザインしたパネルが掛かっています。

 こちらがオリジナルです。
 オーストリア第2の世界遺産の街、グラーツにあるホーフベッカライ エーデッガー・タックスです。ここの秘伝のレシピを伝授されています。

 グラーツは2010年と19年(写真)に訪れました。

京都・聖護院 「西尾八ッ橋の里」のカレーうどん

 京都の医大病院で3ヵ月に1回の定期検診を受けました。今回も腫瘍マーカー値に異常はありませんでした。ちょっと遅くなっての昼飯でした。
 ネットで駐車場ありと調べていた聖護院の「西尾八ッ橋の里」です。本家西尾八ッ橋本店の東隣にある邸宅が「お食事処・甘味処」となっています。
 映えもバッチリな「カレーうどん」(1600円)です。細い麺に鶏の煮込み、素揚げの野菜とゆで卵がトッピングされています。

 よく和出汁が効いた、辛さ程々のカレーです。

 別皿で牛肉のしぐれ煮が添えられていました。うどんに入れるのかとも思いましたが、箸休めにいただきました。甘い肉がカレーの甘さを引き立ててくれました。

 八ッ橋がついてきました。ニッキ味の懐かしい味でした。

 奥さまは「山椒鶏みそうどん」でした。京風のみそ出汁にサンショウがよく効いていたそうです。

 栗きんとんやお汁粉なんかもあるようです。

 庭の見える大広間でいただきました。時間が遅かったので、他にはカップルひと組がいただけ。広い店内はガラガラでした。

 食事後、縁側に座って気持ちよく吹き抜ける風を楽しみました。

 庭の中央には大きな池があります。

 庭を散歩してみました。木橋はなるほど、八ッ橋を模しています。

 かきつばたは、すでに花が終わり、穂を膨らませていました。

 1919(大正8)年に京都の学識者であり財界人の邸宅として建てられた数寄屋造りです。後に東芝の役員専用保養所となり、2013年に現在の格好でオープンしました。

 隣の西尾八ッ橋本店でみやげを買いました。
 この店の対面には聖護院八ツ橋の総本店があります。

 向こうが西尾八ッ橋の里です。

 西尾八ッ橋の里
 075-752-2188
 京都市左京区聖護院西町6

京都駅前 「立呑処 へそ」で串カツ5本盛

 天智山など天皇の名を冠した山を登っての帰り道です。JR京都で途中下車して、ちょっと遅くなった昼飯兼ちょっと一杯でした。烏丸七条の角から東に入った「立呑・座呑・外呑処 新橋へそ 京都駅前本店」です。
 とりあえずの生! とともに頼んだ串カツ5本盛です。串まで赤い紅ショウガなんかが、どれもパリッと揚がっていました。
 最初は店内の立ち飲みでした。ひと息ついて外を見ると、テーブル席がガラガラでした。「代わっていい?」。山を歩いた後だけに、座りたかったのです。

 ビルの谷間の日陰に、気持ちよい風が吹き抜けます。向こうには東本願寺の大屋根も見えます。
 通り過ぎる人たちを眺めながら飲みました。半分は外国人です。

 最初に出てきたのはもろきゅうでした。

 続いて冷奴です。

 2杯目はグラスが違いますが、角のハイボールでした。

 もう少しと名物の大判コロッケです。肉屋のコロッケっといいながら、ジャガイモばかりですがこれがうまいです。

 いつのまにか周りは外国人ばかりが目に付くようになってました。

 東京・新橋に本店があるようです。

 立呑・座呑・外呑処 新橋へそ 京都駅前本店
 050-5571-2077
 京都市下京区七条通烏丸東入真苧屋町203

亀岡 宮本屋の「上おばば弁当」と西国巡礼

 スペインのサンティアゴ巡礼で知り合ったカミーノ友だちのKさんが、西国巡礼のため金沢からやって来られました。京都郊外の足の便が悪い2寺を、車でご案内しました。
 亀岡の穴太寺(あのおじ)近くの宮本屋で昼飯にしました。人気No.1という「上おばば弁当」(1650円)です。
 小ぶりな三段重で出てきました。

 脂ののった刺し身です。
 煮物にカズノコまでどれもおいしかったです。

 デザートまでついていました。
 Kさんにごちそうになってしまいました。ありがとうございます。

 大西洋に面したフィステーラの海辺で一緒に食べた海鮮はサイコーでした。こんなのもうれしいです。

 寿司の他にこんなのもテークアウトできました。

 宮本屋
 0120-88-0635
 亀岡市薭田野町佐伯大日堂32

 Kさんは3泊4日で京都に滞在。京都市内や宇治、大津の札所を参られました。
 きょうは、JR向日町で待ち合わせて西山の山中にある善峯寺までやってきました。
 2時間に1本のバス路線は、今月末で運休になります。現代の西国巡礼は、ツアーバス利用やマイカーが大半です。

 納経帳に朱印をもらわれました。500円に改訂されている寺が多いですが、ここは300円だったそうです。

 天然記念物の遊龍の松に「1本の松ですか」と撮影しておられました。

 花の名前を調べていたおじいさんに、グーグルレンズの使い方を教えてあげて、だれとでも仲良くなってしまわれます。

 シャクヤク(芍薬)が池畔に咲いていました。

 昼食後にやってきた穴太寺です。

 Kさんは、金沢のひがし茶屋街に近い古民家で「カフェくわじま」を土日営業されています。
 facebook.com/yuzo.kuwajima
 自慢の手料理をいただいたこともあります。
 金沢の夜 カミーノ仲間との再会と満腹

 

京都・宝ヶ池公園で食べる 「里の駅 大原」のおばんざい弁当

 懐かし場所です。京都・宝ヶ池公園です。
 小学4年生だったわたしが、クラスメートとこの円形階段に座っている記念写真がアルバムに残っています(画像は顔をモザイク処理)。ベビーブーマー世代は50人学級でした。小学校から歩いて半時間ほどのところでした。
 大原からの帰り道、ここのベンチで弁当を食べました。
 

 「里の駅 大原」で買ってきた弁当と、インスタントのみそ汁でした。 

 「おばんざい弁当」(702円)は、鶏肉のフライをメーンにおからや卵焼きが入っています。

 奥さまは、稲荷ずしと野菜巻きです。
 こんなシチュエーションで食べれば、文句なしにうまいです。

 里の駅には赤飯の弁当なども並んでいました。

 平日ですが、けっこうな車が並んでいました。
 一番奥は大原の里十名山のひとつ、焼杉山です。

 宝ヶ池の向こうには、変わらない姿の比叡山があります。

 昔と同じ場所に貸しボート屋がありました。
 小学生のとき、友だち2人とボートに乗って遊びました。後で親に知れて、「危ないことを」と叱られたことを覚えています。

 国立京都国際会館は、当時はありませんでした。

 ぐるりと池畔を一周しました。
 京都五山送り火の妙法の「法」が灯る松ヶ崎東山の裏斜面です。

 見晴らし台から見下ろすと、大きな鯉が集まってきました。

 新緑が清々しいです。

 戻ってきました。一周は1500mで、散歩に最適な距離でした。

 良い天気でした。ソフトクリームをかじりました。

京丹波・道の駅 和 お弁当とスイーツ

 京丹波の「わち山野草の森」にイワカガミなどの山野草を見に行きました。その前にすぐ近くの「道の駅 和(なごみ)」に寄りました。昼飯の調達でした。
 炊き込みご飯、稲荷ずしなどをテイクアウトして、山野草の森の日陰のテーブルでいただきました。
 採れたてのワラビや丹波産の大シメジが炊き込まれていました。即席のみそ汁でほっこりとしました。 

 出汁巻き玉子は京風の薄味でおいしかったです。

 和知にある北大路廬山人とも縁がある料理店のものでした。

 弁当類は、昔と比べるとちょっと減ったような気がします。

 ワラビ、ゼンマイにコゴミにと、採れたての数々に目移りします。

 いつものことながらいっぱい買い込んでしまいました。

 わたしが欲しかったのはこちら。出回る時期が限られている花山椒です。でも2000円という値札に躊躇しました。

 山野草の森を散歩してもう一度、戻ってきました。奥さまが召し上がった「苺の生シュークリーム」です。

 ひと口、いただきましたが、イチゴがフレッシュでした。

 窓の向こうには由良川が流れています。

 鯉のぼりが由良川を横断して泳いでました。

 手前の方がちょっと違うとよく見ると、鮎のようでした。
 そういえば、近くに鮎ガーデンがオープン間近でした。

 京都縦貫道ができて、国道27号の通行量は減ったはずです。辺りのドライブインはおおかたが閉鎖しましたが、ここだけはいつも大繁盛です。

 道の駅 和
 京都府船井郡京丹波町坂原上モジリ11

小塩山 イワナシとカタクリの花 2025

 京都西山の小塩山にカタクリ(片栗)が咲きました。今年は1週間ほどは遅いとのことですが、ここ数日の陽気で一気に開いたようです。暖かな日差しを浴びて、イナバウアーしてました。
 イワナシ(岩梨)も咲いているとのレポートがありました。尾瀬などで咲くという宝石のようなピンクのかわいい花が、小塩山でも開花したのです。
 広い山のどこに咲いているのかはわかりませんでした。それに出会うことができました。
 

 白花のカタクリが1本だけ咲いていました。色素異常(劣勢遺伝)で、出現率は100本から1000本に1本と希少です。

 カタクリの蕾と満開のミヤマカタバミ(深山片喰)です。

続きを読む 小塩山 イワナシとカタクリの花 2025

宇治 「竹林」で春の膳に舌つづみ

 宇治の京料理の竹林で春の膳をいただきました。
 平等院のすぐ近くです。あたりは観光客であふれていました。宇治川に浮かぶ中の島ではさくらまつりが開かれていて屋台も並び、満開の桜を楽しんでいました。

 前菜は、そら豆とホタルイカがごま豆腐にトッピングです。

 蛤と筍のお吸い物です。近ごろ、お目にかかったことがないような大きな蛤です。

 筍は柔らかです。

 鯛と鮪、烏賊の三種盛りでした。

 菜の花のお花畑が再現されていました。

 桜餅のようです。

 稚鮎と木の芽の揚げ物です。

 ご飯は鯛茶漬けになってました。

 ゆっくりといただいてデザートです。白ワインたっぷりのジュレがさわやかでした。

 窓の外は満開の桜です。

 平等院表参道 竹林
 050-5868-3628
 宇治市宇治蓮華21 平等院表参道北門前

京都・洛西 めだか食堂のランチ・ハンバーグ

 京都・洛西の園芸店をのぞきました。まだバラが咲くには時間が必要でした。「めだか食堂」が近くだったことを思い出してランチしました。
 リーズナブルな「ハンバーグ(200㌘)」(1100円)です。しっかり、どっしりとしています。濃厚なソースにからめていただきました。 

 シーズンらしく、サラダのわきにホタルイカがいました。

 奥さまが頼んだミンチカツから、半切れが回ってきました。衣をまとっていますが、肉のうま味は同じでした。こんな肉々(憎々ではありません)しいランチは久しぶりでした。

 明るくてゆったりとしています。

 窓からは、電線がちょっと邪魔ですが、比叡山などが臨めます。

 大きなミモザが黄色くなっていました。

 めだか食堂
 075-331-5022
 京都市西京区大枝西長町2-343