奈良・ならまち 京小づちの薬膳ならまち弁当

 宇治の興聖寺に墓掃除に行きました。良い天気でした。車の中はポカポカと暖かいので、そのまま何年かぶりに奈良までドライブしました。
 ならまちの辺りは観光客も少なかったので、車をとめて散歩しました。しゃれた雑貨品店やカフェなどが軒を連ねて、昔とはすっかり町の様子が変わっています。
 ここなら若者はやってこないだろうと目論んで入ったのは和風薬膳料理の「京小づち」です。今年最後の外食と、ちょっと張り込んだ「薬膳ならまち弁当」(2750円)です。
 前菜のきれいな1品は「抹茶入り落花生の吉野葛寄せ」です。黒蜜の甘いたれにワサビの辛さが舌の上でコラボします。

 蘇(そ)です。聖徳太子もたべたという古代のチーズです。なるほど和風のチーズらしき味がします。

 赤米です。シジミの甘い佃煮といただきます。
 他にもあまごの甘露煮や、ハスの種など約40種もの食材が使われているそうです。

 奥さまが頼んだ「天来烏骨鶏スープ雑炊」です。生姜、シナモン入りです。きれいに並んだ具材を「最初にいっぺんい入れて召し上がってください」。「いろんな味がして、おいしいけど闇鍋を食べているみたい」との感想でした。

 ゆったりとした店内に先客は1組。テーブルごとに暖簾風のパーティションもあり、安心して食事ができました。

 和風薬膳料理 京小づち
 0742-22-1440
 奈良市下御門町21

 辺りをブラリとして元興寺(がんごうじ)にやってきました。世界文化遺産「古都奈良の文化財」に登録されていますが、初めてです。

 国宝の極楽堂です。

 赤と黒の斑の瓦は飛鳥時代のもので、日本最古の瓦だそうです。

 手水鉢の水は、「飲めます」。

 緋寒桜が花を咲かせていました。枝垂れ桜の大木もありました。

 真言律宗 元興寺
 0742-23-1377
 奈良市中院町11