My memory 駅 インスブルックの「ジパング倶楽部」

 インスブルックは、ドイツ、スイス、イタリアと国境を接し雄大なアルプスの大自然を満喫できるチロル州の州都です。ÖBB(オーストリア国鉄)のホームからも、雪をかぶった白い岩峰がのぞいていました。
 ゆったりとしたコンコースから券売窓口に直行しました。長期滞在社向けの「フォアタイルスカード(VORTEILSCARD)」がほしかったのです。
 日本のJRの「ジパング倶楽部」のÖBB版ともいうべきスグレモノで、63歳以上のシニアは1枚(1人)で29EURしかしません。それで乗車券の普通運賃がなんと45%割引になります。
 駅員には「どれくらいいる(滞在する)んだ?」とか聞かれましたが、1ヵ月有効の仮カードを発行してくれました。 

 このカードのおかげで、インスブルックからザルツブルクを経てウィーンなどへの旅の足は割安となりました。

ÖBBの旅 「ジパング倶楽部」の大恩恵

 どちらを向いても雪山がそびえる美しい町でした。

アルプスの山に取り囲まれたインスブルック

 ロープウェーで山にも登りました。寒さに耐えて咲くエーデルワイスと出会うことができました。

インスブルック 雪に咲くエーデルワイス

My memory 駅 交通の要衝、インターラーケン・オスト

ベルナー・オーバーラント三山観光の拠点でもあるインターラーケンは、「湖の間」を意味する通り、トゥーン湖とブリエンツ湖の間にある交通の要衝です。シックな駅舎のオスト(東)駅には、3つの私鉄が発着します。
 グルンデルワルトに向かう登山電車のベルナー・オーバーラント・バーン(BOB)は、ブルーとイエローの長い車両で多くの観光客を運びます。

Interlaken Ost発 BOB鉄道

 インターラーケン・オストへは、ルツェルンからツェントラル・バーン(ZB)のGoldenPassLineと呼ぶ展望列車でやってきました。ところが、生憎の雨。せっかくのパノラマビューが台無しでした。

GPL ZB Brünig線は無情の雨

 町を散歩しました。かなたにユングフラウの頂きがのぞいていました。

 こんなろロケーションのワインは最高でした。

Interlaken でひと休み

My memory 駅 崖の上のミューレン

 ベルナーオーバーラント三山を正面に見渡せる崖の上の村がミューレンです。
 麓のラウターブルンネンからケーブルカーでそそり立つ崖の上に登り、ラウターブリュンネン・ミューレン山岳鉄道(Bergbahn Lauterbrunnen–Mürren=BLM)に乗り換えて急勾配、急カーブを走ってきました。
 長さは4.2キロ。途中駅がひとつあるだけです。3両しかない電車が物資運搬用の荷物車をつないで往復していました。

カーブが多いBLMにはハンドルが

 アルメントフーベルの丘に登りました。雲が晴れると、正面にアイガーがドーンと鎮座していました。

Allmendhubel を歩く

 ガソリン自動車は走らない、澄んだ空気とアルプスの素朴な雰囲気があふれるのどかな村です。

Mürren の道ばたで

 2泊したホテルの窓からのんびりとアイガーの眺めを楽しみました。

ホテルと朝食 Mürren 22、23日

My memory 駅 ユングフラウヨッホは雪の中

 Top of Europe、ヨーロッパで一番高所にある鉄道駅、ユングフラウヨッホにやってきました。アルプスの山々や、眼下に流れ落ちるグレッチャー氷河が見渡せるはずでした。
 期待に反して生憎の空模様。眼の前にそびえるスフィンクス展望台ですら雪に霞んでいました。
 

 ただただ寒さに震え、足跡を記しただけでした。

Top of Europe に足跡

 クライネシャイデックから乗り継いだユングフラウ・バーンは、アイガーの山腹をぶち抜いた景色のないトンネルをひたすら登りました。

JB に乗って Jungfraujoch へ

 クライネシャイデックに戻ってきての昼飯は、目玉焼きでした。

21日のランチ Kleinesheideggの目玉焼き

My memory 駅 グリンデルワルト、アイガーは雲の中

 スイス・アルプスにそびえるアイガー、メンヒ、ユングフラウをベルナーオーバーラント三山と呼びます。
 麓の駅を3つ、巡ります。まずはアイガー北壁を見上げるグリンデルワルトです。

 ヴェンゲン・アルプ・バーン(WAB)のグリンデルワルト駅です。隣のホームには、インターラーケン・オスト間を往復するベルナー・オーバーラント鉄道(OB)が発着します。
 ここからWABでクライネシャイデックを経てヨーロッパ最高地点にある鉄道駅、ユングフラウ・ヨッホを目指しました。
 現在は、クライネシャイデック近くまでロープウェーで登ることもできます。

WABでKleinesheideggに登る

 急勾配を登るラックレールの仕組みがよくわかりました。

急勾配を登るラック式鉄道のWAB

 グリンデルワルト滞在中はあまり天気が良くなく、アイガー北壁の全貌を堪能することはできませんでした。

感激のEiger北壁

ハイキング2 Bachalpsee は雲の中

My memory 駅 プラハ本駅のバドワイザー

 チェコのプラハ本駅から急行でドイツのドレスデンに向かいました。乗車前に駅のフードコートで簡単に腹を満たしました。メニューが理解できたボロネーゼとバドワイザーです。
 1909年に完成した駅舎は、3階ドームや窓の装飾などにアール・ヌーボー様式がみられる堂々としたものでした。

 地下鉄駅もあり、近代的な新ターミナルビルがつながっています。

プラハ本駅と「food issimo!」のボロネーゼ

 チェコといえばビールです。食事の度に飲みました。
 バドワイザーは、700年の歴史を誇るチェコのビールです。その商標を後発の米国のアンハイザー・ブッシュ社が登録してしまい、いまやバドワイザーといえばそちらになってしまいました。

音楽、あるいはビール三昧の旅

 プラハといえば、はずせない観光スポットが旧市街広場の天文時計です。

プラハ おみやげは天文時計

My memory 駅 シャーフベルクシュピツッェは♬ドレミの歌の世界

 映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、家庭教師のマリアが子どもたちと山の上で「ドレミの歌」を歌うシーンから始まります。その舞台となったのが、シャーフベルク(1783m)です。
 シャーフベルクバーン(登山鉄道)の頂上駅、シャーフベルクシュピツッェまで登ってきました。ヴォルフガング湖を眼下にする雄大な景色が広がっていました。

 麓の湖岸駅には、急勾配を登るためにタンクが傾いている真っ赤な蒸気機関車が待機していました。

シャーフベルク登山鉄道で ♬ドレミの歌の世界へ

 麓にある湖岸の町、サンクト・ヴォルフガングは2004年の旅でも訪れましたが、ツアーのため駆け足でした。登山鉄道に乗リたかった思いを、15年後にかなえました。
 1泊して、黄昏から昼下がりまで。美味しいものもいただきました。

黄昏のザンクト・ヴォルフガング

ザンクト・ヴォルフガングの昼下がり

My memory 駅 バルセロナ・サンツのモーニング

 聖地・サンティアゴ・デ・コンポステーラまで800キロを歩いた2回目のカミーノ巡礼は、バルセロナを経由してrenfe(スペイン国鉄)でスタート地のサン・ジャン・ピエ・ド・ポーに向かいました。
 前日に関空からスキポール経由で空路、バルセロナに到着しました。安いホテルで1泊。まだ暗いうちにタクシーでバルセロナ・サンツ駅に乗り付けました。

 予約のALVIA(特急)には時間がありました。駅構内のカフェでモーニングセットを食べました。
 クロワッサンとコーヒー、それにスーモ・デ・ナランハ(生オレンジ・ジュース)のセットで4EURほどでした。
 この3点セットが、それから1ヵ月以上も続いた徒歩巡礼の朝の定番メニュとなりました。

バルセロナ・サンツ駅のモーニング

 近郊列車に混じって、マドリードやレオン、わたしが乗ったイルン・ビルバオ行きなどが発車。パリ行きのTGVもありました。

Paso a paso Dos プレ2=8/24 サン・ジャンで出発準備完了

スマホを更新 タブレットがついてきた

 スマートフォンを更新しました。
 わたしのスマホは、SoftBankと契約して24ヶ月が大きくオーバーしていました。奥さまのスマホと合わせて2台、それにインターネット接続、固定電話を合わせると1万円台後半に達しています。年金生活者にはこたえます。なんとかならないものかと、「機種変(MNP)」も想定してY!mobileに行ってみました。
 あれやこれや聞いているうちに話は一気に進みました。ネットのデータ容量50ギガとか、5分以内通話放題といった余分だった従来のプランをバッサリと切り捨ててしまい、最適解が見つかりました。
 機種保証もつけなかった代わりに登場したのがタブレットでした。2台のスマホのデータをタブレットと連携させておくと安心というわけです。支払い月額が大きくカットされるメドが付いてところにつけ込むように、月額1000円ほどのタブレット代が割り込んできました。
 「Lenovo TAB8」はC国製ですが、きのう17日に発売されたばかりの最新機種です。売価は47000円ほどします。こんなものをわざわざ買うことはなかったでしょう。
 で、肝心の支払い月額は5000円ほど安くなるという皮算用です。

 スもホも機種変しました。これまで使ってきたGOOGLE Pixel8からPixel9aに交代しました。
 返却のために梱包したPixel8の方がカメラ機能などは優れています。Pixel9aは後発機種ですが、カメラ機能に差がある廉価版です。とはいえ、カメラは愛用のデジカメで撮影するのでほとんど使いません。元気なバッテリーを積んだ新しい機種のほうがイイにきまってます。
 手続きは面倒でしたが、その作業をするのはわたしではありません。いささか時間はかかりましたが、新しい遊び道具を手にして満足しております。

My memory 駅 世界の湖岸で最も美しい街 ハルシュタット

 「世界の湖岸で最も美しい街」と称されるハルシュタットを訪れました。
 ウィーンからOeBB(オーストリア国鉄)に乗ってやってきました。前回のバート・イシュルから列車で南に半時間ほどです。
 駅にはホームが延びるだけで何もありません。船着き場に向かって坂道を下ります。

 対岸から渡ってくる連絡船を待ちました。
 急峻な山々に囲まれた澄んだ湖水を進む連絡船から眺める風景は、まるで絵葉書のような美しさでした。

ハルシュタット湖を連絡船で渡る

 ハルシュタットに向かう列車は、途中のグムンデンという町で運転休止となりました。なぜだか理解できないまま、親切なおじさんにつれられて代替バスに乗りました。

グムンデンで予期せぬ途中下車

 町の端までのんびりと歩きました。振り返ると湖面に映える最高の風景が広がっていました。

ハルシュタットに流れる静かな時間