My memory カフェ巡り ザッハ・トルテとデメル

 ウィーンの町には、あちこちにカフェがあります。その中でデメルは宮廷御用達として名を馳せた老舗の菓子店です。
 2度目の旅では開くの待ちかねてお茶をしました。
 有名なザッハトルテは、甘さを敬遠したようです。2人で1個のご覧のトルテをいただいています。ちなみにトルテは、切り分けて食べる焼き菓子だそうです。

 カフェの席からトルテの調理部屋がのぞけるようになってました。見事に飾り付けられたケーキが並んでいました。

ウィーン カフェ・デメルでひと休み

 看板のザッハトルテは「本家」を巡ってホテル・ザッハーと「トルテ戦争(裁判)」を演じました。
 そのザッハトルテは、桐箱入りをみやげにしました。後日、大阪・梅田の阪急で買ってきていただきました。

DEMEL ザッハトルテの甘さを堪能する

 デメルのケーキは、大阪・難波の高島屋にも並んでいました。

デメルのケーキ

 ホーフブルク(王宮)にも近いデメルの前は、ウイーンを訪れる度に歩いています。行列です。

ウィーン 朝の光景

My memory カフェ巡り モーニングはハース・アンド・ハース

 ウィーンの中心、シュテファン大聖堂の裏手に紅茶で有名なハース・アンド・ハースのショップがあります。そことはつながっておらず、中庭に回り込むと「Haas & Haas TEEHAUS」のドアです。
 ウィーン最後の朝は、ここでモーニングをしました。
 ウィーンで飲めばウィンナー・コーヒーというわけでもなく、メランジェでもミルクとホイップクリームの2つがあります。グラスの水がついてくるのは日本と同じです。

ウィーン最後の朝 Haas & Haas(ハース・アンド・ハース)でモーニング

 信者でもないのにシュテファン大聖堂のミサに参列した寒い冬の日にも、ここでお茶をしました。店に入るとほっとする暖かさでした。

カフェ巡り ハース・アンド・ハースのハース・アンド・ハース・ブレッド

 ドイツ騎士団修道会の大きな建物の1階にあります。
 シュテファン大聖堂で午前零時から始まるモーツァルトのレクイエムを聴くために泊まったホテルは、出入口は別の場所でしたが同じ建物の上階にありました。

「ドイツ騎士団修道会のゲストハウス」で過ごす

わが家で モーツァルト・マチネーの反田恭平ライブ録音を聴く

 ザルツブルク音楽祭にピアニストの反田恭平がデビューしました。感動のモーツァルト・マチネーのライブ録音(画像はありません)はネットで聴くことができます。
 奥さまのコーラス仲間もアクセスされましたが、スマホだったりパソコンだったり。もう少し良い音で聴いていただきたいと、わが家にお招きしました。
 パソコンから真空管、TANNOYスピーカーを通して流れるピアノに、「やっぱりピアノの音がまるで違う!」と喜んでいただけたようです。

 午前中のコーラスの練習後にやって来られました。
 わたしの手づくりで軽い昼食を用意しました。まずはスペイン産の冷やした白ワインを開けて乾杯しました。

 メーンの冷製パスタです。トマトソースにタコとモッツァレラチーズが入ってます。ベランダのバジルを飾りました。

 予定していたより早い到着でした。ちょっと慌てましたが、夏野菜のオーブン焼きも間に合いました。
 わたしはサーブに手一杯でした。ここから3枚はいただき画像です。

 パンは、先日訪れた神戸・淡河のdannapanで買ったのものと、ポール・ボキューズです。最近、パンが値上がりしていることが話題になりました。

 淡河の道の駅で買った淡河メロンと生ハムです。メロンほど高級ではないですが、それなりにいいお味でした。

 冷製パスタのソース作りです。
 ミニトマトを湯むきしました。
 2つに切って、塩を振って放置してうまみを引き出します。
 オリーブオイルにニンニクを香りを移し、細かくみじん切りした玉ねぎを透明になるまで炒めました。
 粗熱をとったオイルをトマトにかけ、ワインビネガー、胡椒、砂糖で味付け。無糖のトマトジュースを追加して冷やしておきました。

 夏野菜が満載です。レンコン、タマネギ、ナス、ジャガイモ、パプリカ(赤、黄)、カボチャ、ズッキーニ、ニンジンと所狭しです。サツマイモを忘れてました。
 それぞれをオリーブオイルにハーブソルト、バルサミコを混ぜたものにくぐらせました。ベランダのローズマリーを添えて200度のオーブンで15分ほど焼きました。

 前後半あわせて100分ほどのライブ録音を一気に楽しみました。

 ちょっと疲れました。土産にいただいたスイーツでくつろぎました。たねやの寒天「清水白桃」です。ペロリと平らげるのがもったいない上品なお味でした。

 にぎやかに楽しい時間でした。わが家キッチンはいつでもオープンします。またお越しください。

 

My memory カフェ巡り クリムトとシュロスカフェ・イム・ベルヴェデーレ

 ウィーンのベルヴェデーレ宮殿上宮にある「シュロスカフェ・イム・ベルヴェデーレ」でひと休みしました。
 アインシュペナーは、温かいエスプレッソ・コーヒーをホイップした生クリームが覆っています。グラスに入ってますが、暖をとるための飲み物です。
 この日のウィーンは朝から小雨模様。寒さから逃れようと宮殿のオーストリー・ギャラリーにやってきて、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレと再会しました。 

 ショーケースには当然かのように「クリムト・トルテ」が並んでいました。「接吻」が載っていました。

カフェ巡り シュロスカフェ・イム・ベルヴェデーレのアインシュペナー

 ウィーンみやげの「2つのクリムト」は、今もリビングに飾られています。

ウィーンみやげ 2つのクリムト

My memory カフェ巡り サンティアゴ巡礼スタートのSJPP

 2016年8月24日。ちょうど8年前のこの日、わたしは2度目のサンティアゴ巡礼を歩き始めるフランス南東部の村、サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(SJPP)にいました。イベリア半島の付け根にあるピレネー山脈を越えて、スペインの大地をひたすら西へ西へと歩く旅です。ゴールは780kmも先の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラでした。
 マイ記念日のカフェ巡りは、ウィーンを離れて巡礼スタート地のカフェ・レストランです。 

 大阪ーアムステルダムーバルセロナと飛び、renfe(スペイン国鉄)とバスを乗り継いでSJPPまでやって来ました。
 出発前夜の夕食は、カフェ・レストランのテラス席でカルボナーラで簡単に済ませました。

 この後40日ほど、ビールとワインは欠かしたことがありませんでした。

 テントには「Restrant OLHARAN」と書かれています。ところがネットで調べてもヒットしません。今は存在しないのでしょうか。

【追記】
 FaceBookのお友達から教えていただきました。Bar Brasserie du Trinquetとして営業していると。

 Google Streetviewで確認することができました。

スタート前夜のSJPP

Paso a paso Dos プレ2=8/24 サン・ジャンで出発準備完了

my camino=intro リタイアしたら サンティアゴ巡礼

my camino=1日目 旅立ちの日「介護」を越えて、ピレネーも越える 

My memory カフェ巡り シシーも愛したシェーンブルンのカイザー・パビリオン

 ウィーンでヒットしたミュージカル「エリザベート」の引っ越し公演を大阪・梅田の劇場で観たのは2007年のことです。
 シシー(後のエリザベート皇妃)とオーストリア最後の皇帝となったフランツ・ヨーゼフ1世の足跡には、ウィーンをはじめあちこちで接しました。
 シェーンブルン宮殿のわきに動物園があります。その中の「カイザー・パビリオン」とよばれるカフェです。
 二人はここで正面にみえる宮殿を眺めながらお茶をしました。 

 豪華なシャンデリアがかかっています。
 シェーンブルン宮殿を観光する人は多いですが、ここは静かです。

 わたしたちはワインで乾杯しました。

カフェ巡り シシーも愛したシェーンブルンのカイザー・パビリオン

シェーンブルン宮殿のクリスマス・マーケット

 シシーゆかりの地は、シシーがみそめられたバート・イシュルや、暴漢に襲われて死亡したジュネーブのレマン湖畔も訪れています。

ウィーン版ミュージカル「エリザベート」

My memory カフェ巡り 思わぬ出会いのオーバーラー

 ザルツブルク音楽祭デビューを果たした反田恭平の Matinee Live をORF(オーストリア放送協会)のネット中継で聴くことができました。ウィーンで会った反田くんを思い出しました。
 2023年の12月4日のことです。シュテファン大聖堂での反田くん指揮のモーツァルト・レクイエムのリハーサルに立ち会うことができました。そのオケでヴァイオリンを弾いていたちかちゃんと昼食を食べ、オーバーラーでお茶にしようと階段を上がりました。そこに反田くんがいました。「よっ!」とちかちゃんにあいさつしてくれました。 

 甘さ控えめで日本人の口にもあうスイーツがいっぱいでした。2度目の奥さまは、ショーケースをのぞき込んで「マロニ・オーバートルテ」でした。
 わたしはオレンジとマンゴーのフルーツジュースにラム酒をミックスした「オーバーラー・プンシュ」にしました。

カフェ巡り オーバーラーのオーバーラー・プンッシュ

 ラッキーなことにレクイエムのリーハーサルを間近にしました。

シュテファン大聖堂 反田恭平のモツレクが響く

 本番は日付が変わった5日午前零時から始まりました。この日、この時間にモーツァルトはなくなったのです。

シュテファン大聖堂 反田恭平のリアル・レクイエム 【本番】

 「命日」にあたる5日、モーツァルトの墓参りをしました。

モーツァルト 命日に墓参り

My memory カフェ巡り ザルツブルクの展望カフェ、M32

 ザルツブルク音楽祭がいま、モーツァルトが生まれた町、ザルツブルクで開かれています。ピアニストの反田恭平も先日、モーツァルトのピアノ協奏曲「戴冠式」を弾いてザルツ・デビューを果たしました。リッカルト・ムーティーも登場してブルックナーなどを振ったようです。ああ、聴きに行きたかった。
 My memoryのカフェ巡りはウィーンを離れてザルツブルクです。
 メンヒスブルクの丘に上がり、カフェ・M(メンヒスブルク)32のテラス席に座りました。大聖堂とホーエンザルツブルク城が眼の前でした。

 おしゃれなカフェでした。

 メニューがドイツ語しかなくて苦労しました。ビールとビジネスランチを頼みました。
 

 メンヒスブルクの丘にはエレベーターで上がりました。近代美術館横の展望抜群のポイントにカフェはありました。

ザルツブルク 近代美術館テラスのカフェM32でランチ

 このブログには、「料理については改めて書きます」と記されています。でもその後の書き込みはなく、今となっては何を食べたのかよくわかりません。

 ザルツブルク音楽祭の思い出は、すでに書いています。

My memory 調べ ザルツブルク ザルツブルク音楽祭祝祭劇場

My memory カフェ巡り ウィーンを代表するカフェ・ツェントラル

 ウィーンを代表するカフェ・ツェントラルです。1876年のオープンからウィーンっ子に愛されてきました。
 憧れの町でゆっくりと過ごすとができた4回目の旅で訪れました。
 高い天井を支える複雑なアーチや美しい柱が印象的な空間です。ここを愛した皇帝、フランツ・ヨーゼフ1世や妃のエリザベートの肖像画もかかっていました。

 メランジェ(ウィーン風コーヒー)片手にを片手にウィーンっ子を気取りました。

 「モーツァルト・シンフォニー」と名付けられたケーキです。ト音記号が載ってます。

 行列ができることでも有名です。わたしたちはそれほど待ちませんでした。ご覧の恰幅の良い紳士が案内してくれました。

カフェ「ツェントラル」でお茶をする

 朝から王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団の清らかにハーモニーに触れ、ホーフブルク(王宮)あたりをぶらりと歩いてやって来ました。

王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団を聴く

ウィーン 朝の光景

My memory カフェ巡り 世界で最も美しいウィーン美術史美術館

 「世界で最も美しいカフェ」と称されるのが Café im Kunsthistorischen Museum Wien です。ウィーン美術史美術館にあります。
 My memory のパート3は、カフェ&レストランです。ウィーンのカフェ巡りからスタートしますが、その第1回にふさわしいです。
 あまたの絵画を間近にしたあとの、ちょっとひと息です。カフェ中央の丸いソファーに腰掛けて周りを見渡します。窓の外にはマリア・テレジア女帝の像が。見上げると3階まで吹き抜けのドーム天井です。その豪華さに目を奪われます。

カフェ巡り 美術史美術館の「世界で最も美しいカフェ」

 ウィンナーコーヒーが定番ですが、この日は「ローストビーフ・サンドイッチ」にかぶりつきました。

ウィーン美術史美術館の「世界一きれいなカフェ」

 わたしが好きな「マルガリータ王女」(ベラスケス)には3回、ごあいさつしました。マドリード(ラス・メニーナス)でもお目にかかっています。フェルメールやブリューゲルなどハプスブルク王家のコレクションは何度訪れても見きれません。

マルガリータ王女との再会 ウィーン美術史美術館