凧をつくる 2025モデルは「四面体凧」

 この歳になっても、お正月の楽しみは凧揚げです。2025モデルの凧をつくりました。「四面体凧」のヴァリエーションです。
 オリジナルは、電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベルが4つの三角を合わせた三角すいの「四面体」を組み合わせた「四面体凧」を発明して、研究を進めていました。ベルが考えていたのは、人をも運ぶような大規模なものでした。
 わたしのは、孫娘の笑顔を見られたら満足できる簡単な凧です。

 四面体凧を解説した図面です。ネットから探してきました。しかし、平面図から立体を想像するのは、なかなか難しいです。

 厚紙を切って、プロトタイプをつくりました。これで全容を理解できるようになりました。
 ベルのオリジナルは、四面体の積み重なったフレームに膜を張る構造となっています。でもプロトタイプを眺めているうちに、フレームを省略したタイプを思いつきました。

 膜となる正三角形の型紙をつくります。

 百均で買っていたラッピングシート(ポリプロピレン製)に印をつけて、カッターナイフで切断しました。

 補強のため、四隅に両面粘着テープを張って折り返します。

 折り返しの端に糸を通しておきました。

 4枚のパーツができあがりました。

 2枚は、長さ450mm、太さ4mmの丸棒に接着しました。

 青色の2枚は、長さ900mm、太さ5mmの丸棒に並べて接着しました。

 ピンク膜の端を、長さ900mmの横棒に結び付けました。ブルー膜も固定して完成しました。
 とりあえず思いの格好には仕上がりました。でもこれが風を受けて上手に揚がってくれるかどうかは、まるで不明です。テストフライトが楽しみです。