わたしが海外に旅立つキャリアは、やはり料金で選んでいます。ネットの海外格安航空券比較サイトから日程、行き先を条件入力してエコノミーの安い方から探します。いくら安くても乗継回数や所要時間も考えます。ロシア(もう飛んでません)や中国のキャリアもご遠慮したいです。
そんなセレクトで、今回のウィーン往復は関空-台北-ウィーンを飛ぶEVA AIR(長栄航空、台湾)を初めて使いました。
機内食は、それほど期待してませんでした。中華料理なら食べられるんではないかと-。
関西空港は、これまでに経験したことがないほどの大混雑でした。余裕をもって空港まで行ったのに、バタバタで機上となりました。
関空-台北は3時間ほどですが、夕食が出ました。
飲み物はリストをみて「ジャパニーズ・ビール」と頼むと、美人CAは「これしかないんですよ」。台湾ビールでした。それを飲んでいると、別のCAが、「ありました」と一番搾りをくれました。ああ、2冠を並べてトクした気分でした。
ご飯の横に豚肉料理だったでしょうか。あまり覚えていません。
台北・桃園空港ではお茶を飲んだくらいです。次はウィーンまで13時間のフライトでした。
メニューは、前のディスプレーに表示されました。
洋風のチキンを選びました。英語メニューを読むと、期待が膨らみました。
出てきたのはこちら。前の食事とトレーを左右逆転しただけで同じように見えます。いかにも冷凍といった感じのニンジンとブロッコリーなんて、まるで同じです。
台湾から乗った大方の乗客には、初めてだったのでしょうが。
ボーイング787は、3・3・3のシート配列です。今回はすべて中央の2席を指定しました。どちらかが通路に面しているので、トイレに立ち上がるのにもう1人に配慮しなくてすみました。シートピッチは標準的で、それほど狭くは感じませんでした。
前のディスプレーで映画を見ました。といっても本数は少なく、日本語はさらに少ないです。
「グランツーリスモ」を見ました。ゲームの世界から生まれたドラーバーの若者が、日産車でルマン24を制覇するまでの実話に基づくストーリーでした。これは楽しみました。
ミュンヘンまで飛んだ前回のルフトハンザ同様に、黒海上空を飛行しました。キエフ(キーウ)が目の下でした。
夜があけて朝食です。スクランブルエッグはおいしかったです。
ウィーンに到着しました。寒そうでした。ダウンコートを着込みました。
ウィーンのクリスマス・シーズンを楽しんで、もう帰国です。
シュベヒャート空港を飛び立つのは5回目です。昼の便だったので、シュテファン大聖堂近くのカフェでゆっくりと朝食を食べて、料金が一番安いSバーンでやってきました。
出国手続きは簡単でした。後は眠っていればいいです。そんな気分でした。
キリンを台湾製ですが、醤油味がうれしいおつまみでいただきました。
ウィーンで積み込まれた機内食です。ポテトがおいしいとは、ちょっと失礼ですかね。
2食目はチーズ・オムレツです。これはうまかったです。
台北の桃園空港は、とにかくにぎやかでした。ウィーンが静かだっただけに、なおさら騒音に参りました。
最後の関空へのフライトです。
奥さまは、ものは試しと機内食をリクエストしていました。「ベジタリアン」です。それが、これですが。
わたしは、ウィーンを飛び立って以来、エサばかり与えられている鳥のかご状態にウンザリでした。果物だけいただきました。
というわけで、これが楽しくて思い出いっぱいのウィーン旅行の最後の記録となりました。
もう少しおいしく、願わくはゆったりビジネスで、という願いはまだまだ「次」への期待として残しておきます。