みのお記念の森に咲く 一輪だけのベニバナヤマシャクヤク

 ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)が咲いているとの情報で、みのお記念の森に出かけました。鉢伏山など4つのピークを巡りました。
 お目あてのベニヤマシャクは、開ききった1輪だけがわたしを待っていてくれてました。
 真っ白なヤマシャクヤクに対して、こちらは花弁がピンクです。ちょっと小ぶりで、開花時期も遅いです。白いベニヤマシャク(形容矛盾!!)は、京都・雲ケ畑で見たことがあります。ピンクに出会えてよかったです。

 短命の花として知られ、花の命は3~4日ほどだそうです。

 スラリと伸びた茎の先に咲きます。

 他に咲いていないかと探していると、ピンクの花弁を見つけました。散ったばかりのようです。

 茎の先は花弁が散り、雌しべが膨らんでいました。

 【2024/05/14 09:51】
 みのお記念の森まで車でやってきました。
 国道171号から勝尾寺の前を通って1時間以上かかりました。新名神を使えばもう少し短縮できたでしょう。

 駐車場のゲートが閉まっていました。なんと火曜日は休園でした。
 ゲートの前にスペースがあったので、止めさせてもらいました。

 1990年に鶴見緑地で開催された花博を記念する公園でした。

 公園中心の高台に展望塔がそびえています。

 残念ながら登ることはできません。老朽化のため、取り壊されるようです。

 大きなカメラをもった野鳥観察のマニア数人とすれ違ったくらいで、静かです。

 緩やかな尾根を鉢伏山に向かいます。

 まだツツジが咲いていました。

 ひと汗かいたくらいで鉢伏山に到着です。
 鉢を伏せたような格好からきているのでしょうか。同じ山名の山が全国に20(Wikipedia)もあります。

 北に進むと明ヶ田尾山があります。キリシタン大名の高山右近の出生地である高山に降りることができます。

 マムシグサが延びてます。

 道はよく整備されています。標識も多く、迷うことはありません。

 2つ目のピークは長谷(ながたに)山です。

 茨木方面の視界が開けました。右奥が生駒です。

 反対側は六甲でしょう。

 急坂を一気に下ります。関西電力の巡視路のようで、埋もれた鉄の階段がなかったら、滑り落ちそうです。

 車道に出て駐車場まで戻ってきました。駐車する車が増えていました。

 そのまま歩きました。ピンクのウツギが美しいです。

 車道から分かれて左の急坂を上ります。

 ほどなくして堂屋敷山です。平らな山頂に3等三角点がありました。

 妙見山方面の北摂の山々が連なります。

 気持ちよさそうなベンチがありました。ここで昼食にしようかと思いましたが、朽ちていて使用禁止の張り紙がありました。

 木々の間から、大阪都心のビル群が臨めました。

 天上ヶ岳への分岐を南下します。

 4つ目のピークは天上ヶ岳です。500㍍ちょうどです。

 役行者の像があります。「役行者御昇天所」の石碑あり、この地で昇天(入滅)したそうです。

 記念の森まで戻ってきて、日陰のベンチで昼食にしました。

 途中のコンビニで買ってきた「俵おむすびとおかずセット」です。野菜スープもつくりました。

 花の谷を散歩しました。オレンジ色のクリンソウが咲いていました。

 ハルジオンが咲いていたくらいで、あまり花はありませんでした。