3月27日
8:21
宿坊のあった十楽寺から50分ほど歩いて第八番札所熊谷寺(くまだにじ)。まだまだ冬のように寒い朝だが、門前の桜並木は満開である。蜂須賀桜という早咲きの品種という。
8:11
お遍路さんの鈴の音とともに、四国の春はやってくるという。
その鈴は、金剛杖についているが、わたしのは外れてしまっている。
8:15
見晴らしの良い地点に出た。春霞の彼方に吉野川から遠く剣山も望める。
8:28
熊谷寺を参拝した人は、まだ多くはない。
門前には枝一面に花をつけたモクレンが。
9:11
のどかな田舎道を歩いて田んぼの中にある第九番札所法輪寺へ。
本堂と大師堂がなかよく並んでいる。
健脚祈願の願をかけた草鞋(わらじ)。お守りに買って帰った。
9:29
法輪寺を出たところでワンちゃんを連れた二人に声をかけられた。お接待である。大阪から移り住んだとのこと。まだお遍路はしてないが、今年はお接待をしようと待っていたという。
ありがたくいただき、お返しに納め札をもらっていただく。マニュアルには「大師御宝号」を唱えるとあるが、それはちょっと無理。
お接待をうけた水とおかし。水はザックのサイドポケットに収まり、のどを潤してくれる。心まで温かくなる。
333段の石段がある。女やくよけ坂に続き、最後の男やくよけ坂を上る。
10:26
切幡寺の本堂に参る。
立派な多宝塔がそびえている。
第八番熊谷寺
第九番法輪寺
第十番切幡寺