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フラウエン教会(聖母教会)はドレスデン旧市街の真ん中にあります。何度か前を通りました。さて入ろうと行ってみると、ドアの前はちょっとした行列です。とりあえず並んでみました。
正午前にドアが開いて招き入れられると、なんと「オルガン礼拝」が始りました。信者ではありませんが、敬虔な気持ちで、荘厳に響き渡るオルガンの音を浴びました。
18世紀前半に建てられたバロック様式の教会です。柱がない堅牢な大きなドームが特徴です。
ドレスデンが一夜にして焼け野原となった連合軍の空爆にも耐えましたが、内部に火が回り、2日後に崩壊したそうです。
共産党政権時代はがれきの山のまま放置されていましたが、ドイツ統一後の1994年から10年余をかけて昔の姿に再建されました。
黒い部分は昔の教会の石材がそのまま使われています。その一部が展示されています。
この再建作業は「世界最大のジグソーパズル」と呼ばれました。
「君主の行列」は、ザクセン王をはじめ総勢93人の歴代君主が、マイセン磁器タイルで表現されています。
空襲を奇跡的に免れた壁は、長さが102メートルもあります。
向こうがフラウエン教会です。
ドレスデン城のガイドツアーでしょうか。すごい衣装の女性が現れました。
ゼンパー・オーパーも空襲で焼失しました。1985年に再建されています。
ここは、ドレスデンにやってきた夜に、ゼンパー・オーパーの「メンコン」を楽しみました。
19世紀の劇場建築家の巨匠、ゴットフリート・ゼンパーによって宮廷劇場として建設されたオペラハウスです。
イタリア・ルネサンス様式の華麗な内部です。
まるで宮殿のようなゆったりとした廊下です。
窓からは大聖堂が目の前です。
ホールの見事な天井です。
天井の高いオペラ座は、ベルリン・フィルハーモーニーとまた違ったすばらしい音響空間でもありました。