日帰りバスツアー「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅」(阪急交通社トラピックス)の4回目(26日)でした。日本全国で最高気温38度突破が続出。熱中症で倒れた人も多い猛暑日でした。中辺路も例外ではありませんでした。
コースは、わらじ峠、岩神峠、三越峠と峠越えを繰り返す10キロ超でした。ところが、岩神峠は一昨年の台風被害で通行止となっていて、そのう回路はただただ暑いだけの峠越えでした。前日のツアーでは、熱中症で倒れた参加者が動けなくなり、ヘリコプターで救助されたということを、後になって聞きました。
湯川一族の地に立つ湯川王子です。九十九王子の中では比較的格式が高い準五体王子です。皇太子さまも訪れています。
さすがに疲れた約7時間のハイキングでした。ペットボトルの水が3本(1.5リットル)も空になりました。
やっとゴールの発心門王子に到着です。語り部さんを中心に、万歳三唱しました。
ここまでくれば、あと1回で熊野本宮大社です。
【11:30】
「古道のさと ちかつゆ」でちょっと早い昼食を食べた後、再びバスに乗って前回との中継点、小広王子までやってきました。いよいよ出発です。
【11:45】
【11:49】
地蔵が祀られています。行き倒れた旅人を弔っているのでしょう。
【11:51】
道標の上に、芸術的に石が積まれています。
【11:59】
この日、最初の王子、熊瀬川王子に着きました。きょうの語り部さんは、話がやたら面白いです。
【12:12】
一里塚です。和歌山から28里です。
【12:37】
古道の石畳を進みます。
【12:54】
女坂の急坂を下ってきました。次は男坂の急坂を登るのが古道です。ところが一昨年の台風で道が崩れて通行止めになってます。う回路ができてますが、これが風情もなにもない、ただただ暑いだけの峠越えの山道でした。
ガイドの語り部さんは、参加者の体調を気遣って、すぐに休憩を取ります。その都度、忠告に従ってペットボトルの水分をとっていると、すっかりペースが狂ってしまいました。
【14:53】
やっと苦しかったう回路を終了して、古道沿いの蛇形地蔵までやってきました。この間2時間ほど、写真はありません。シャッターチャンスがなかったのです。
途中の岩神王子は、残念ながらパスとなりました。
【15:06】
湯川川までやってきました。
本来の古道は、この川の上流からせせらぎを聞きながら下ってくるのです。
【15:14】
全国の湯川さんのルーツの地です。向こうには、立派な一族の墓が残っているそうです。
ノーベル賞学者の湯川秀樹(実際には夫人)も、ここが故郷のはずです。
【15:20】
立派な社殿の湯川王子です。
昔、直径8メートルはあろうかというクスノキが生えていたそうです。根っこの一部が腐っりながらも残ってます。
【16:14】
この日3つめの峠、三越(みこし)峠までやって来ました。まだまだ暑いです。
ここまで歩いてきた相方は、これからまだ下りが2時間も続くと聞いて、ひざの調子が心配となりリタイアしました。
ツアーの支援体制はしっかりしていて、車が乗り入れ可能なポイントまでやってきて、気持ちよく救護にあたってくれました。
【16:44】
長い下り坂を進みます。
【16:56】
台風被害で崩壊した山肌では、復旧工事が続けられています。
【17:36】
赤木越との分岐までやってきました。湯の峰温泉を経て熊野本宮に通じる熊野古道です。
【17:38】
船玉神社には稲荷も祀られています。
【17:48】
猪鼻王子です。
かわいらしい石像が苔むしてます。
【18:11】
最後に400メートルの急坂を登って、やっとゴールの発心門王子に到着です。すでに6時を回ってます。
【18:14】
発心門王子は、五体王子として格別の崇敬を受けています。
まさに聖域への入口です。次は熊野本宮大社です。
帰りのバスは、途中の道の駅と紀ノ川SAで休憩。大阪・梅田に帰り着いたのは10時半でした。
発心門王子に着いて、バスに乗り込んでも、しばらくタブレットのアプリをOFFにするのを忘れてました。このため、この日の足跡の赤線は、国道までつながっています。
その分を1分ごとのチャート記録から差し引くと、歩行距離は11.3キロ、歩数は22,272歩、総歩行時間は6時間54分でした。
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