神戸聖愛教会 「深淵なるバロックの響き」

 新神戸近くにある神戸聖愛教会で昨夜、「深淵なるバロックの響き」を聴きました。
 「サクバットを中心に17世紀初期のドイツ、オーストリアの響きを」とサブタイトルがついていました。サクバットというのはトロンボーンの原型となった金管楽器です。フランス語で、「押したり、引いたり」と言うのが語源らしいです。
 演奏終了後のバス・サクバットを手にした栗原洋介さんです。身長190センチを超える長身です。低音を出すときに腕を伸ばすと、管の長さは2メートルを越えそうです。

 こちらはちょっと小さなテノール・サクバットです。人の声に近い、木管のような優しい響きでした。

 カウンターテナーの青木洋也さん、リコーダーの高橋明日香さん、それにバイオリン、オルガンが加わりました。カウンターテナーとサクバットの3重奏はまるで三重唱。これにリコーダーが加わって四重唱、さらにバイオリン、オルガンと増えても、それぞれからテキスト(歌詞)が聞こえてくるかのようでした。

 プログラムは、17世紀の知らない作曲家の作品ばかりでした。

 当日券を買おうとしたら、前に並んでいたご婦人が「どうぞ」と余っていた招待券を1枚くださいました。ありがたく頂戴しました。

 久しぶりの土砂降りの中、車で出かけました。行きは、ちょっと道を間違えたりしましたが、帰りは雨上がりの高速を一直線で45分ほどでした。

 神戸聖愛教会
 神戸市中央区生田町1-1-27