熊野古道・中辺路を歩く3日目(2020/03/25)です。
湯の峰温泉からバスで前日の地点まで戻り、発心門王子、伏拝王子を通っていよいよゴールの熊野本宮大社に達する16キロほどのコースです。
この日も良い天気でした。古道に咲く満開の桜も楽しみました。
伏拝(ふしおがみ)王子までやって来ると、初めて熊野本宮大社の大斎原(おおゆのはら)を見ることができます。かつて大社があった熊野川沿いの社地です。巡礼者はここで伏して拝んだのです。
サンティアゴの道にも、モンテ・ド・ゴソという、初めてサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の3本の尖塔が臨める丘があります。
デュアル・ピルグリムの認定を受けた後、大斎原を散歩しました。春の陽ざしを浴びて、満ち足りた気分でした。
【2020/03/25 08:56】
湯の峰温泉から竜神バスに乗って道湯川橋まで戻ってきました。最終日のスタートです。
歩いた軌跡を記録するためにスマホアプリのYAMAPを起動しようとしましたが、動きません。電波が弱いためでしょうか。もう一つのMAP MY WORKは作動したのでそちらで記録しました。
林道を600㍍ほど戻ったところが前日のゴールとしたう回路のスタート地点です。
急な坂から始まります。見晴らしも何もない、あまり楽しくない道です。
う回路とはいえすでに10年ほども使われている道です。コースはしっかりとしています。
う回路もピークを過ぎると、気持ちの良い樹林の道になります。
【10:12】
蛇形地蔵に着きました。この辺りで産する蛇形石は、石面に蛇の模様がついています。地蔵は蛇形石を光背代わりにしています。
岩神王子を通ってくる本来の古道と合流します。
湯川王子です。湯川一族発祥の地だそうです。
立派な社が残っています。
【10:46】
三越峠です。大きな登りはここまでです。
猪鼻王子に向けて下っていくと、またう回路の表示がありました。猪鼻王子と発心門王子との区間が通行不能となってました。
舗装された林道を下ります。
【11:49】
林道の先に鳥居が見えると思ったら、あっけなくもそこが発心門王子でした。聖域の入り口です。
前回は猪鼻王子を通って、最後は急坂を登った記憶がありました。
この日も、ここから歩き始めるバス・ツアーの一団がいました。
古道沿いに無人売店があります。
サンティアゴの道でも、何度もオレンジを買ってかぶりついたのを思い出しました。
ヤタガラスが道案内してくれます。
水呑王子は、廃校になって久しい小学校分校に接しています。
道はアップダウンがなくなり、こころも軽やかに進みます。
お地蔵さんがわら帽子をかぶっています。
NHKの連続テレビ小説「ほんまもん」の撮影ポイントだそうです。どんな筋で、だれが出ていたかな?
【12:42】
伏拝王子です。もうすぐゴールです。
三軒茶屋跡です。今は立派な休憩所がつくられています。
中辺路が、高野山からやって来る小辺路と合流します。
最後の王子、祓殿王子までやって来ると、向こうに本宮大社の鳥居が見えています。
【13:43】
熊野本宮大社に着きました。
中辺路2回、小辺路1回を合わせて3度目のゴールです。
クレデンシャルの「巡礼達成」のページに最後のスタンプを押しました。
世界遺産熊野本宮館に直行して、待望の「デュアル・ピルグリム」の登録をしました。
昼飯は、門前の「おとなし茶屋」でぶっかけうどんを食べました。缶ビールがたまりませんでした。
小辺路を歩いた時も、ここで友と乾杯しています。
田辺行きのバスまで時間があったので、大斎原を散歩しました。ここも桜がきれいでした。
【17:15】
竜神バスで紀伊田辺へ。JR特急・くろしおに乗り、水無瀬の自宅に帰り着いたのは8時半ごろでした。
デュアルプリグリム認定おめでとうございます❗️
私は熊野古道は未だどこも歩いたことが有りませんが、田谷さんのブログで関心を持ちました。
コロナに負けずに精力的に歩いてる田谷さんに乾杯
来年は是非ポルトガルを実現してください。