高槻楊梅山での迷走と、「ほっともっと」のお弁当

 高槻の里山、楊梅山に登りました。ポンポン山への登山口となる神峯山寺(かぶさんじ)の南東の一帯は「高槻楊梅山ふれあいの森」として整備されているようでした。ネットでその存在を知ったのは、数日前のことです。さっそくチャレンジしました。

 昼飯は、持ち帰り弁当の「ほっともっと(HottoMotto)」で買ってきました。「プラスベジ旨辛から揚弁当」(570円)です。
 朝から急に思いついて「高槻 テークアウト弁当」と検索しました。ご時世です。あの店も、この店もと知っている店がゾロゾロとひっかります。でも前日予約要だったり、開店時間がひっかかったりで、こちらにしました。 
 大きなから揚げ4個が、辛みたっぷりのネギソースをまとっています。ひと口目は「からっ~」と感じましたが、食べ進むといい味です。最後は、弁当箱のヘリに残ったソースもさらいました。

 ポンポン山を、マイ・ベスト・ウェイの水声の道から登るスタート地点となる高槻市バンの川久保バス停です。
 1時台のバスは行ってしまい、次のバスまでは時間があります。だれも来ないので、ここのベンチをお借りして昼飯をいただきました。

 「高槻楊梅山ふれあいの森」のゲートです。
 この付近は、木々に名札がぶら下がっていたりで整備されているようでした。ところがー

 ふれあいの森の概略図は、高槻里山ネットワークのホームページからダウンロードしていました。平成27年の改定版ですが、このあたりは30年の台風21号で大きな倒木被害がでました。その爪跡があちこちに残っていました。お目当てのヤマモモ広場、クスノキ広場、ミツバツツジ広場といった代表地点には到達できませんでした。


 【2020/05/22 10:33】
 新名神高速の楊梅高架橋の下です。
 自宅発着とするにはちょっと距離があるので、ここまで奥さまに車で運んでもらいました。
 向こうが神峯山寺です。

 苗木保護材に包まれた植林の間から登ります。

 樹林帯に踏み入りましたが、道は見つかりません。とりあえずは赤い境界杭を目印に登りました。

 笹が出てきました。踏み跡といえそうでもない笹の隙間を進みます。YAMAPで、予定通りの尾根筋を進んでいることは確認しました。

 もうすぐ尾根というところで赤いテープを見つけました。ルートは誤ってませんでした。

 【11:00】
 ネットが張られている地点まできました。とりあえず左に進みました。

 展望広場と石碑が立つ広場まできました。イスやテーブルはありますが、かなり荒れていて、肝心の展望はありません。
 Uターンしました。

 256.6mのピーク近くまできました。
 イノシシが水浴びをする「ヌタ場」がありました。

 まわりを探しましたが、三角点はおろか、山頂の表示も一切、見つけられませんでした。このあたりでは最高点に間違いなかったはずです。
 ここが楊梅山かと思ってました。ネットで調べると「神峰山」のようです。ということは、「楊梅山国有林」には楊梅山というピークは存在せず、辺りの総称なのでしょうか。

 フェンスに沿って下ると、人工の階段が現れました。

 東海自然歩道と書かれた「神峰山の森」の標柱です。
 ということは、あのフェンスは「神峰山の森 自然園」に動物が入り込まないようにしているものだったでしょう。

 青紅葉が美しい整備された道を下ります。

 神峯山寺から本山寺に向かう林道に出てきました。

 ふれあいの森に入るルートを探しながら林道を進みます。

 【11:23】
 右手に、バックするように道が延びてます。ここだろうと進みました。

 「春霜童子」と刻まれた石が祀られています。
 

 ヤマモモ広場に向けて進みます。ところが道は消え、その先は急こう配で谷へと下っています。踏み跡も定かではありません。 
 迷った末に、Uターンしました。

 いったんは林道を進みました。本山寺と川久保との分岐まで来てしまいました。これはおかしいと、バックです。

 春霜童子の辺りから、左の谷を下ってみました。ここにもルートは見つけられませんでした。
 この倒木は、5回もくぐることとなりました。

 林道を少し登ったところに、踏み跡らしいものを見つけました。ここかもしれないと分け入りました。

 またもルートはなくなりましたが、YAMAPの地図上は方向は間違っていないと谷へと下りました。
 谷まで下ると、なんとピンクのテープが見つかりました。
 カメラの設定がずれてシャッター速度優先となってしまっていました。おかげでブレてます。
 谷を詰めると、朽ちかけた木製の橋が現れました。尾根コースに間違いないと思ったのもつかの間、道はなくなりました。前方の二つの谷は、どちらも倒木の洪水でした。テープを探しながら右往左往してルートを探しましたが、見つかりませんでした。

 もと来た道を、方向だけを頼りに戻りました。

 林道に戻ると、ポンポン山に登るカップルが先を行ってました。

 先ほど、悪戦苦闘した谷の上部です。これではルートが見つからないはずです。

 林道を川久保に向けて進みます。昔はマイカーで走ったこともありますが、今は一般車は通行禁止です。

 【13:07】
 楊梅山ゲートです。ここから入った辺りには、案内表示もああって整備されているようです。
 次回は、ここから歩きます。

 「尾根コース」と、こんな表示は初めて見ました。

 「ヤマモモ展示林」のヤマモモです。この先にも進みたかったですが、帰り道を考えて、ここでもUターンしました。
 楊梅山の楊梅(ようばい)はヤマモモです。あわよくば、ヤマモモの赤い実を摘んで帰り、ジャムにしようとたくらんでましたが、まだ実は確認できませんでした。

 林道を進むと、閉まっているゲートがありました。こからふれあいの森の東部をいくルートがあったのかもしれないですが、もう新たな挑戦をする気は失せてました。

 【14:18】
 川久保のバス停で昼飯を食べて、アスファルト道を歩き続けました。
 結構な登りの末に新大阪ゴルフクラブまでやってきました。

 フェンス越しに進むと、すぐに太閤道と合流しました。ここからは何度も歩いている道でした。

 【14:50】
 一気に若山神社まで下ってきました。
 辺りは暗く、ひと雨来そうなおかしな雲行きでした。