京都・鹿ケ谷(ししがたに)の霊鑑寺の庭を初めて拝観しました。いつもは非公開の尼門跡寺院です。「椿の寺」として知られます。
「谷の御所」とも呼ばれ、広い庭内には100種以上の椿が植えられています。
今を盛りと咲いていますが、早くも苔むした庭に鮮やかな花弁がこぼれていました。
花弁が別れずに、一輪がそのままポトリと枯れ落ちます。
苔の上に咲いているようです。
「こぼれ椿」と表現したかったのです。
ところが、「桜散る 梅はこぼれる 椿落つ 牡丹崩れる」というそうです。
木漏れ日の緑とピンクのコントラストが鮮やかです。
灯篭にも一輪。
手水鉢にも。
瑞々しく咲いています。
京都一周トレイルが前を通っていて、何度も歩いたことがありました。
霊鑑寺
075-203-2940
京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
春の特別拝観は4月10日まで