東山三十六峰 その2 清水山から清閑寺山・・・とプレートはなし

 京の都の東山三十六峰を巡るウオーキングの2回目は、前回に続いて清水山から清閑寺山へと6峰をたどりました。ところが、プレート・ハンティングの結果は、無残にも6戦6敗に終わりました。
 ここだけは確実にあるだろうと思っていた30峰の清閑寺山です。よく目立つ石塔が目印です。ところがありませんでした。
 京都一周トレイルのルート上ですので、過去に何度も登っています。左は2015年7月、右は18年1月です。その後の台風か何かで、プレートが縛り付けられていた枝そのものがなくなったようです。


 【2022/05/07 10:04】
 阪急河原町から歩き始めました。四条大橋を渡ると、向こうのビルの窓に「キエフ」の文字が見えます。歌手の加藤登紀子さんの父が開業したロシア料理店です。何回か行ったことがありますが、どうなっているのでしょうか・・・。

 八坂神社はにぎわってます。たこ焼きなんかの屋台も復活しています。

 前回も訪ねた双林寺です。この寺の西の丘が、24峰の双林寺山といわれます。ネット上で昔のプレートの画像を発見しましたので、もう一度、探索に来ました。

 この辺りのはずですが、何もありません。庭を掃除しておられた寺の女性に声をかけました。
 「4年前の台風で、たくさんの木が倒れたんです。そのときになくなったのかも」
 しばらくあたりを探し回りました。左のフェンスは、今は使われていない円山野外音楽堂です。

 円山公園を抜けて、将軍塚への山道を登ります。

 長楽寺山の目印となった地蔵が祀られた角を曲がります。

 25峰の東大谷山のプレートが、この道に面しているようなネット情報を見つけました。
 「あった!」。右手にプレートがぶら下がっているようなのが見えました。

 違いました。

 辺りをうろうろ。右手に踏み跡がありました。ちょっと下ってみましたが、雑木の中でした。
 ここも探索をあきらめました。やはり大谷祖廟の上から、道なき道を進むしかなさそうです。

 東山山頂公園では、大学のサークルらしき一団が集まっていました。

 京都一周トレイルに沿って南下。次は27峰の霊山を目指します。ところが、尾根を下る入り口で侵入を阻まれました。
 空振りアウトで、3者連続三振です。

 通行止めとなっているのは清水寺に続く道です。地図の上では霊山城跡と書かれた霊山山頂に行くルートは30㍍ほど先で分岐するのですが、そこを歩く人などいないのでしょう。

 気を取り直して清水山への気持ちの晴れる道を進みます。
 京都一周トレイルの人気の区間です。何人ものハイカーとすれ違いました。

 【11:43】
 29峰の清水山(242m)です。眺望はありません。
 三角点と、道標があるだけです。

 あちこちでこの森のオリエンテーリングのマーカーを見ました。大阪大学のサークルのものでした。通過の記録は、Eカードと呼ぶ電子式のようです。
 地図とコンパスを手に歩いている多くの学生とも出会いました。

 清閑寺山です。古い画像と比較してみると、白印の枝の先ににプレートはあったようです。枝が途中で折れ、プレートも失われたようです。

 狭義の東山の連山はここまで。国道1号(東山バイパス)に通じる道に降りてきました。

 京都一周トレイルとは分かれて、清水寺にやってきました。子安の塔の門です。参拝料は不要で境内に入ることができました。

 子安の塔をこの方角から見るのは初めてです。

 きれいになった清水の舞台が、新緑に埋まります。

 境内の南西の出口から大谷本廟に抜けました。ここも出入りは自由です。清水寺は本殿(舞台)を参拝しないのなら、自由に出入りできるようでした。

 墓地に出たすぐの辺りが28峰の鳥辺山があったところです。ここも山頂の表示はありません。
 ちゃわん坂を下り、東山五条でゴールとしました。暑いアスファルト道をそれ以上歩くほどの根性はありません。

 【13:10】
 バスで四条河原町に出て、昼飯はラーメンに落ち着きました。
 「麺匠 一粒万倍」の「味玉つけ麺」です。その前に飲んだ冷たいのが、サイコーでした。

 太い目の腰のある麺です。ちょっと上品な醤油味のスープでいただきました。

 麺匠 一粒万倍
 075-741-6778
 京都市中京区大黒町71 ワールド会館 1F

 この辺りは昔、飛燕堂やら寺町電計社といった店が並ぶ電気街でした。その面影はありません。