わたしの筆記具

筆記具1

 わたしの筆記具です。常用しているのはペンケースに入れてる万年筆と3色ペン、蛍光マーカーの3本。それに手帳(中身は「新・「超」整理手帳」)にはさんでいるシャープペンシルです。

筆記具4

 それぞれ2本づつ持ってます。
 一番よく使うのは、シャープペンシルです。写真上の2本ですが、一番上のはスーツの内ポケットに挿してます。2本目は、革製の手帳ケースを手入れたとき、それにあう太さのを購入しました。 

筆記具2

 ペリカンM400も2本です。
 よく見ると、ペン先のデザインが違います。右の全面金色のがオリジナルです。左はペン先だけ、現在も売られている「スーベリンM400」のものと交換しています。

筆記具3

 Rotringの3色ペンは、アルミ削りだしの握るとちょっと冷たいシャープなデザインで気に入ってます。黒、赤のボールペンとシャープペンシルが出ます。黒い軸のは、シャープペンシルに芯がつまって使用不能となってます。新たに入手したのとを比べると、ペンを収納する機構が変わってます。クリップの黒い部分を押さえるのが旧式。新式は、シーソー式になったクリップの上部を押さえます。

Pelikan Pelikano junior 2

2本のPelikano

 Pelikano junior が早くも2本になりました。今度はグリーンです。

Pelikano

 なんと税込み1134円です。黄色は本体1200円、税込み1260円だったのに。この値札を見て、「安い!」とレジにもっていきました。まあ、娘にプレゼントするかと。

アーク・オアシス

 京都・八幡市にこの秋、オープンした「MUSASHI」に行きました。1階は食品スーパーとホームセンター。斜行エスカレーターで2階に上がると、リビング用品と、文具の「アーク・オアシス・デザイン」が入ってます。とにかくその広さと品揃えの豊富さに圧倒されました。

Pelikan Pelikano junior

Pelikano1

 Pelikan の万年筆 Pelikano junior です。子どもにペンの握り方を教えるために開発されたそうです。グリップの部分が、指にぴったりくるようにデザインされています。ドイツにも「お習字」の時間というのがあるようです。
 昼休みに隣のビルにある「丸善」を散歩していて見つけました。なにせ1260円です。ペリカンの名前にひかれて買いました。話のタネにでもなればというほどだったのに、これがすごい。鉄ペンとは思えないなめらかな書き味です。ロイヤルブルーのインクもさわやかです。 

Pelikano2

 ネットで調べてみると、知るひとぞ知るグッズだったようです。
 ペンの根本に刻まれた「A」は、Schreibanfanger つまり筆記の anfanger=beginner の頭文字だそうです。

Pelikano3

 長さを比較してみました。
 手前から2番目は、この秋、話題になった「ミニ檸檬」です。これの現在の所有者は娘です。3番目も娘の「無印良品」製(1000円)です。
 「Pelikano が欲しかったけど、銀座の伊東屋でしか売ってないと思ってた。ネットで買うのが面倒で無印で我慢したのに。いいなあ~」
 一番向こうは、愛用の「Pelikan M400」です。長さは Pelikano とほぼ同じでした。

なんばの氏神さま 難波八阪神社

難波八阪神社本殿

 わが社はこの夏、なんば(浪速区湊町2)に引っ越しました。新しい地の氏神さまが「難波八阪神社」です。地鎮祭から上棟式…とお世話になりました。
 わが職場では毎年頭、北摂工場近くの天満宮にお参りしてましたが、来年はこちらに参詣することにさせていただきました。それに先駆けて、様子をうかがってきました。さすがに会社が多い土地柄です。「4日は仕事始めでお参りしていだくかたが多くて」と、15分刻みのご祈祷予約はすでに一杯でした。

難波八阪神社暦

 難波八阪神社の由緒は古く、「御三条天皇の御代、延久の頃には既に祇園牛頭天王(ごずてんのう)を勧請せる古社として世に聞こえたり」(御由緒より)という。

難波八阪神社獅子舞台

 この神社には、ちょっとびっくりする日本一の獅子舞台があります。「昭和49年にできたので、もうだいぶたってますが」と宮司さん。

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 難波の繁華街からも遠くはありませんが、立派な社があります。

「蘭花譜」 加賀正太郎の美意識

蘭花譜1

蘭花譜2

 「大山崎山荘」(アサヒビール大山崎山荘美術館、京都・大山崎町)に「蘭花譜(らんかふ)」が展示されてました。
 「これが加賀正太郎の蘭花譜か」と、その美しさに見とれ、カメラを構えました。影が映り込んでいて、あまり出来はよくありません。

大山崎山荘1

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 山荘の2階に上がる踊り場には印象的なステンドグラスがはめられています。その上の壁に、「蘭花譜」は飾られていました。2階に上がると、説明文もありました。

蘭花譜01

 「蘭花譜」のパンフレットです。要約しますと-
 大山崎山荘を建てた実業家、加賀正太郎(明治21-昭和29)は、欧州歴訪で洋蘭と出会う。その美しさに感銘し、帰国後、大山崎山荘を建築、そこで洋蘭の栽培を始める。苦労のすえ、栽培のみならず交配による品種改良に没頭し学名に「Yamazaki」とつく新品種を次々に誕生させた。その花の姿を後生に残すため、優良種104種を絵師・池田瑞月、彫師・大倉半兵衛、摺師・大岩雅堂によって手刷り木版画にしたのが版画集が「蘭花譜」だ。昭和21年に300部限定で刊行された。
 なぜ製本されずに、箱にはいったままになっていたか? そんなストーリーについては、かつてテレビ番組で見たことがあります。

蘭花譜4

蘭花譜5

蘭花譜6

 新たに発見された木版12点(版木にすると1点あたり9枚から21枚)から時代を経て再び刷られた「蘭花譜」は、100部限定で57万7500円だそうです。

京都検定を受験

京都検定

 京都検定を受験しました。
 4者択一の京都に関する問題100題を、90分で回答します。こんな問題でした。ちょっと紹介します-
 (1)太秦という地名は、秦氏がある産物をうずたかく積んで、天皇に献上したことにちなむ地名と伝えられるが、その産物とは何か。
  塩 絹 米 綿
 (11)境内の森が古くは「鵺の森」と呼ばれ、源頼政の鵺退治の伝説がある神社はどこか。
  粟田神社 八坂神社 大将軍神社 若宮八幡宮社
 (51)雛祭の節句料理でないものはどれか。
  にらみ鯛 ばら寿司 貝料理 姫鰈
 (61)五山の送り火で最後に点火されるのは(   )である。
  船形 鳥居形 左大文字 妙法
 (71)西国三十三所礼状といえば何霊場めぐりのことか。
  薬師霊場 阿弥陀霊場 観音霊場 地蔵霊場
 (81)室町時代の僧で水墨画の大成者といわれ、日本三景の一つ、「天橋立図」(国宝)を描いた画家は誰か。
  如拙 周文 雪舟 雪村

受験会場

受験会場2

 受験生は1万3000人に達したと、先ほどのテレビニュースが報じてました。私は龍谷大学深草キャンパスで受験しました。同世代のおじさんも多かったですが、意外なほどに学生風もいました。

京都検定の本

 並べてみてびっくりしました。こんなに買い込んでいたのだと。すべて受験参考書です。これに受験料が3150円かかってます。
 落ちたらちょっと恥ずかしい…。

ローズマリーのリース

ローズ

 家に帰ったら、ちょっと匂ってました。
 
 ローズマリーのリースが壁にかかってました。ベランダのローズマリーを取ってきて、乾燥したタカノツメと一緒にまとめたそうです。制作者は、わが同居人です。
 タカノツメは、とり立てでもっと真っ赤だったのを、京都・和知町の国道27号沿いにある「道の駅」で200円で買いました。そのまま部屋に置いておいたら、ごらんのようにちょっと飴色に乾燥しました。料理にも使えそうです。
 ここの道の駅では、地元産のおいいしい野菜を売っています。みんな作者の名前が入っていて、驚くほど安いので、休憩がてらにいつも寄ります。

続々・丸善 「ミニ檸檬」

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 雑誌「Lapita」の11月号(980円)です。
 ラピタ×丸善コラボスペシャル企画として「ミニ檸檬」が付いてきます。
 「ミニ檸檬」とは、万年筆愛好家たちの間で伝説となっている、ある万年筆をミニ万年筆として復刻したもの。ステーショナリーや洋書などを販売する丸善が1000本限定で販売、たちまち完売した幻の万年筆「檸檬〈LEMON〉」(発売当時価格2万8000円)である。丸善を愛した作家・梶井基次郎の名作『檸檬』にちなんで作られたもので、その鮮やかなレモン色が印象的な万年筆だ。(Lapitaより)

丸善O-Cat店

 閉店の日に行った丸善京都河原町店にはありませんでした。ところが、きょう、会社の隣のビル、O-Catに入っている丸善にいったら、ワゴンに載せて売ってました(写真は携帯で撮影しました)。

万年筆「檸檬」

 かわいいサイズです。バックが10ミリ方眼です。くるまのキーは他意があります。「ルノー・メガーヌ」のキーと一緒に写しているブログがありました。わたしも、愛車の「へへ印」を並べました。上は愛用の万年筆「Pelikan400」のうちの1本です。
 娘に見せたら「檸檬だ、檸檬! 欲しい!!」。で、譲ってしまいました。もう1本(いや、1冊)買わなくては。「iPod nano」のときは首を横に振りましたが。

続・丸善京都河原町店 檸檬

丸善の檸檬コーナー

 京都の丸善といえば、梶井基次郎の短編「檸檬」です。店を入ったところに檸檬のコーナーがありました。文庫本の「檸檬」が1000冊も積まれ本の上に檸檬をそっと置いていく人までいたそうです。
 
 変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑(ほほえ)ませた。丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。
 私はこの想像を熱心に追求した。「そうしたらあの気詰まりな丸善も粉葉(こっぱ)みじんだろう」
 そして私は活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩(いろど)っている京極を下って行った。
 「檸檬」は、1925(大正14)年、同人雑誌「青空」に発表されました。となると、原文に登場する丸善は現在地ではありません。寺町三条西入ルの現在の「有本洋服店」あたりあったようです。
 ついでながら、「有本」は亡くなった父親のひいきの店で、リクルートスーツやモーニングなどを作ってくれました。わたしは、ここでスーツを誂えるくらいなら、吊しを数着買う方の人間に育ってしまいました。

八百卯の檸檬

 とうとう私は二条の方へ寺町を下(さが)り、そこの果物屋で足を留(と)めた。ここでちょっとその果物屋を紹介したいのだが、その果物屋は私の知っていた範囲で最も好きな店であった。そこは決して立派な店ではなかったのだが、果物屋固有の美しさが最も露骨に感ぜられた。果物はかなり勾配の急な台の上に並べてあって、その台というのも古びた黒い漆塗(うるしぬ)りの板だったように思える。
 丸善を出て、寺町を歩きました。やって来たのは二条の角にある果物店「八百卯」。「私」が檸檬を買ったという店です。

八百卯の外観

 
 カメラを構えていると、後で声がしました。
 「丸善がなくなるんで、きっとここの写真も撮ってはるんや」
 その通りです。
 

丸善京都河原町店 最後の日

丸善正面

 「本日は午後7時で閉店します」とのお知らせが掲出された丸善京都河原町店です。
 「明治5(1872)年に丸善京都店(丸屋善吉店)として開店し、昭和15(1940)年には河原町の現住所に店舗を構え、以来永きに亘り…。近年、河原町地区の商業環境の変化や店舗の大型化傾向に伴い、現状店舗ではお客さまのニーズに十分にお応えすることが難しくなり…。出来るだけ早い時期に再開店のご案内が出来ますよう努力して…」(閉店のお知らせより)
 洋書といえば丸善-といったイメージで、学生時代にはペーパーバックスを何冊か買った思い出があります。「老人と海」「マイ・フェア・レディー」。
 文具売り場も充実しています。今春には、愛用していた(ここで買った) Pelikan の万年筆を修理してもらいました。

丸善の文具売り場

 
 3階の文具品売り場です。さすがに50%off、30、20%offで、商品棚は空っぽです。

丸善の袋

 おなじみの丸善のブックカバーと袋です。きょうは、記念品として鉛筆2本がついてきました。

京都検定の申込書

 わざわざ丸善まで出かけたのは「京都検定」を申し込むためでした。受験料3150円も支払ったので、まじめに勉強しなくては。

丸善の外観

 丸善のビルです。立派なモノですがね。「白杖デー」ということで、河原町を「歩道にモノを置かないで」などと訴える一団がパレードしていました。