アナログ回帰 ターンテーブル DP-50Mの老朽部品を交換する

 LPレコードを引っ張り出してきてバッハやモーツァルトを聴くのが楽しくてたまりません。
 ヤフオク(Yahooオークション)でゲットしたDENON DP-50Mは、とりあえず問題もなく快調に回ります。でも一度、内部を見てしまうと--。

 電子回路はプリント基板に組み込まれています。

 気になったのは、Tr(トランジスタ)の2SC458です。これが6個使われてますが、3本ある足がどれも真っ黒に変色しています。HPで調べると、トラブルの原因になっているのは、大部分がこのTrです。すべて新品と交換します。
 半田吸着ケーブル(銅の網線)を押しつけて半田鏝で熱すると、余分な半田が吸い取られます。
 新しいTrを差し込んで、半田づけします。
 取り外した古いTr(右端)と、新しいTrです。装着されていた初期型と、今回購入した後期型とでは外形が違います。
 古くなると性能が劣化する電解コンデンサーも、すべて取り替えました。

 取り替えたTr(手前)と電解コンデンサーです。 
 これで精神衛生上、すっきりとしました。ことさら音がよくなるわけではありませんが、しばらくは使い続けることができるでしょう。

 四隅の足にも、衝撃を吸収するインシュレーターをつけました。エクセルサウンド製のサウンドインシュレーター「ESI-100」です。ソルボセインという医用目的に開発された粘着弾性をもったゴム状の高分子化学重合品だそうです。

 細かい作業は、情けないことによく見えません。普段の遠近両用メガネ(左)をはずして、その都度、老眼鏡にかけかえるという面倒な手間が必要です。

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アナログ回帰 初段真空管、12AU7Aを替える

 わが家のメーンアンプとなった2A3ppを聴きまくる毎日です。でも、初段管のあたりがちょっと不安定でした。ソケット周りが接触不良なのか、管の頭をちょっと動かすと、ノイズが出たり、音が途切れたり。接点復活剤のお世話にもなりましたが、改善しませんでした。
 初段には東芝製の12AU7Aという真空管が使われてます。この1本だけが古い日本製(2A3はロシア製、ドライバーはJJというスロバキア製)です。昔、ハム(アマチュア無線)の受信機を作っていたころからの馴染みの真空管ですが、ネットで調べると新品でもそれほど高くはないので交換しました。
 左が新しいElectro Harmonixというロシアのメーカー製のECC82/12AU7です。

 ちょっと太いです。百均出身の簡易ノギスで計ると、直径が22ミリあります。東芝製は20ミリです。

 2A3ppに差し替えました。とりあえず初段周りの接触不良は解消したようで安定しました。ひと安心です。
 気になる音の方は、ピアノも中低域が一段とどっしりと落ち着きのある音になってきました。高音は、まだまだ線が細く、課題は残ります。
 真空管にはエージング(使い込み)も必要ですので、今後を期待して聞き続けます。

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アナログ回帰 フォノケーブルの自作

 ヤフオクでゲットしたLPレコード・プレーヤー(ターンテーブル)、DENON DP-50Mは、とりあえず結線して問題なく音が出ることを確認しました。そこからです。
 ターンテーブルとプリアンプをつなぐフォノケーブルが、あまりにも惨めだったのです。メーカーのオリジナルですが、長年使っていなかったことを証明するようにコネクター(RCAピンプラグ)が真っ白になってます。これでは、いい音が伝わるはずがありません。
 大阪・梅田のYバシカメラをのぞくと、あるものです。ところが、こんなケーブルをほしがるのは、一部の超マニアしかいないのでしょう。なんと1万数千円から4万円超まで。ん千円で手に入れたターンテーブルに、とてもこんなケーブルはつけられません。
 ネットで探してみると、ケーブルとコネクターの自作キットがありました。さっそくポチリ。早くも届きました。便利な時代です。

 オヤイデ(小柳出)電気商会は、各種ケーブルなんかを扱っているようです。
 久しぶりの半田付けです。半田に混ぜてある松ヤニが焦げる臭い、好きです。なにせ中学生のとき、真空管の並3ラジオを組み立てて以来のつきあいです。もう半世紀前のことです。

 半時間ほどでできあがったケーブルは、さっそく古いケーブルと入れ替えました。試聴はまだです。
 「それでいい音がするの」と聞かれましたが、信じるものは救われます-。

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バッハから メリークリスマス&謹賀新年

 なんとバッハから「メリークリスマス&謹賀新年」の挨拶状が届きました。送り主はドイツ・ライプツィヒにある Bach-Archiv Leipzig(ライプツィヒ バッハ資料行政財団) です。
 ライプツィヒはかの大バッハが聖トーマス教会のカントールとした長く過ごした町です。10年ほど前に視察ツアーで訪問しました。もう一度ゆっくりと訪れたい町です。メールで資料などの請求をしていると、思いがけないカードが届きました。
 描かれているのは、息子のC.P.E.バッハです。

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アナログ回帰 魅惑の管球アンプ 2A3pp

 クリスマス・プレゼントは午前中にクロネコ宅配便が届けてくれました。こんなにすばらしいものを、「使うのなら・・・」と譲ってくれたサンタクロースがいたのです。
 ターンテーブル(レコード・プレーヤー)に続いてのアナログ回帰です。
 真空管の名球「2A3」を使ったパワーアンプです。真空管は、電球のように中央にフィラメントが灯ります。真っ暗な部屋で、かすかに光ります。心にしみわたる音がします。

 写真の上から順に-

 ガレージメーカー製の重たいアンプです。まるで鉄のかたまりのようです。
 管球を覆っていたいケースをはずしました。2A3が片チャンネルで2本(プッシュプル=pp)使われてます。中央の小さなMT管3本がドライバーと呼ばれる前段です。
 2A3は「Sovtek」というロシア製です。オリジナルの2A3は、RCAなどの米国製で、日本製もたくさんありました。それもずっと昔に姿を消してしまい、一部はマニアの間で使用されてますが、びっくりするくらい高価です。10年ほど前から、ロシアや中国で人気真空管のコピーが再生産されています。
 トランスを覆っていたケースをはずすと、特注のトランスが姿を現しました。アウトプットトランス(両側の2個)は、思っていたより小ぶりです。
 後面には、金メッキの大きなコネクターがついてます。
 裏返して、内部の配線も確認しました。基板をうまく使って、きっちり組み上げられています。それぞれのパーツは高価そうです。

 昨日までDENONのプリ・メーンアンプ「PMA-2000Ⅱ」が収まっていた場所に鎮座しました。

 バッハのLPを聴きました。金管が見事に響き渡ります。
 教会での合唱を聴きました。伴奏のオルガンの空気感がすごく、ペダルの音まで聞こえます。
 カウンターテナーの青木洋也さんの最新録音CD「大いなる神秘」は、そこで青木さんが歌っているようです。

 DENONのアンプは人気が高く、安心して使ってきたのですが、わが家にやってきて20年近くになるとさすがにへたっていたようです。

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アナログ回帰 「DENON DP-50M」をヤフオクでゲット

 自分自身へのクリスマス・プレゼントといったところです。
 LPレコード用のターンテーブルをゲットしました。ヤフオクで競り落としました。きょう、わが家に到着しました。
 DENONのDP-50Mです。1980年代の製品です。当時はなかなか手が出ない、憧れの品でした。さっそく愛用しているDL-103(レコード針)をつけて、バッハを聴きました。腰のある安定した音です。

 これまでは長くPIONEERのPL51という輸出用モデルを愛用してきました。さすがに経年劣化か、回転が安定しなくなりました。
 DENONは、独特の格好をしたダイレクトドライブで人気を誇りました。今でもネットで調べると、修理して使っているという書き込みがたくさんあります。

 まずはできる範囲での整備です。トーンアームをはずします。

 レコードをのせるターンテーブルをはずします。

 裏返したモーターをはずします。
 底の軸受け部分を分解して、グリスを補充しました。

 電気部品は、とりあえずは正常に動作しているようです。しかし、DENON製では多用されている2SC458というトランジスタの3本足が、お決まりのようにまっ黒に変色しています。これはいずれ換えることにしましょう。電解コンデンサーも交換時期でしょう。

 電動部品をはずしたボードは、ただの積層合板です。それでもかなりの重さがあります。きれいに磨いてワックスをかけました。

 課題はいくつか見つかりましたが、仮セットしてみました。いい感じです。
 DENON製が並びます。左下はチューナー、右下はプリメインアンプです。
 DENONは今では「デノン」と発音させてますが、わたしにとってはいつまでたっても「でんおん」(日本電気音響の略称)です。

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新しいもの好き iPhoneの世代交代

 新しいものを見ると、フラフラとこころ揺すぶられます。
 左が、これまで使っていた「iPhone3GS」です。入手して2年弱。さしあたって不満もありませんでしたが・・・。
 右は、新たに入手した「iPhone4GS」です。「機種変更無料」というソフトバンクの戦略にのってしまいました。ま、「古いのはバッテリーが弱くなってきたから」とかなんとか理由をつけて。「なんで代えたの」という奥さまの問いかけには「料金、同じだから」と逃げを打って。 

 

 どちらも「白」です。ちょっと薄くなっています。
 側面は、4GSはエッヂが立ってます。だから自立します。3GSは支えてやらないと、立ちません。それがどうした-ということではありますが。
 スラックスのポケットにいれた感触は、ちょっと違います。

 肝心の使い勝手は、さして変わりません。というか、変わったところはまだ未体験です。

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休日の朝~胡蝶蘭の花芽

 胡蝶蘭が、このところの暖かさからか花芽を出しました。天を向いて伸びてます。大事に育てます。いえ、奥さんが育ててます。

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 もう一株も、芽をふきました。

 休日の朝です。このところレコードを取り出して聴いてます。ドボルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」、演奏はスメタナ弦楽四重奏団です。CDとは違った温かい音楽が広がります。

 わが家の胡蝶蘭

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自分でつくる 燻製

 「産経新聞」の日曜版の愛読欄、「ひなちゃんパパの家族レシピ」は、「鶏手羽と卵の薫製」でした。中華鍋でつくる簡単レシピですが、わたしは燻製歴があります。20年ほど前には、ベニヤ板製の分解可能な燻煙箱を作って、正月用のハムを作っていたものです。何年ぶりかで燻製に挑戦しました。
 今夜の食卓です。手羽元と卵、タコがうまい具合にできあがりました。ジャガイモ、タマネギ、ニンジンは、タジン鍋で蒸し焼きにして、バーニャカウダーのソース(これは既製品)で食べました。パンは「Route 271」でゲットしました。高槻市役所の近くに支店ができて、便利になりました。

 チーズは、ブロックのプロセスチーズが入手できなかったので、6Pチーズを使いました。表面積が広くなって、この方が簡単です。これから数日すると、最高においしくなります。楽しみです。

 20数年前に買った(その後、買い足しているかもしれません)スモーク・チップです。サクラはアマゴなんかの魚、ヒッコリーはハムにマッチしますが、今回は3種を適当に使います。
 バーベキュー用の底の深いコンロが、わたしの燻製釜です。アルミホイールは、後片付けが便利なのと、側面に開いている通風用の穴をふさぐためです。底にスモーク・チップを敷きます。
 加熱は、これまた20数年前に中古品店で購入した電熱コンロです。今回も、何事もなく発熱しました。
 しばらくすると、燻煙が出てきます。鶏と卵は、醤油で煮る下ごしらえをしてますので、初めから色がついてます。
 焼きそば用の鉄板で覆って、1時間ほど燻製しました。いい色になりました。

 これまでの燻製

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