京都・伏見稲荷 「伏見庵」のいなりセット

 京都一周トレイルを、逆向きに蹴上から清水山を通って伏見稲荷まで歩きました。伏見稲荷大社の門前で、ちょっと遅い昼飯でした。
 参道は、歩くのが大変な大混雑でしたが、「伏見庵」はタイミングよくすぐに座れました。
 「おいなりさん(いなりずし)」が名物です。「いなりセット」を頼みました。そばの上にも揚げがのってます。

 おいなりさんは大好物です。揚げがびっくりするほど甘く炊いてあります。

 雪も舞ってきましたが、到着ビールは欠かせません。

 店の前の通行人が途切れません。

 伏見庵
 075-641-6803
 京都市伏見区深草稲荷御前町82

京都・岡崎 「グリル小宝」のオムライス(中)

 京都・岡崎のロームシアター京都でハイドンのオラトリオ「天地創造」を聴きました。その前に食べたランチです。
 「グリル小宝」の前にも行列ができてました。とはいえ近くにある2時間待ちも当たり前といううどん店ほどではありません。半時間ほどで暖かな店に入れました。
 頼んだのは一番人気の「オムライス」です。大、中、小とボリュームで選べるようになってました。「中」(1000円)です。

 ケチャップライスを薄い玉子が覆っている、従来タイプの洋食屋のオムライスです。自慢のデミグラソースがたっぷりとかかっています。
 チキンではなく、牛肉が入ってます。食べごたえ十分です。
 ところで、オムライスって、どちらから食べたらいいのでしょうか、きょうは、なんとなく右から食べました。考えてみると、カメラ・アングルのせいか、いつもは左から食べてました。

 最近はあまり見かけない真っ赤な福神漬です。

 各大盛り500円増しだそうです。オムライス(大)の大盛りって、どんなんでしょうか。

 わたしが並んだときは、店の前から手前の角まで行列ができてました。その角から人力車が現れました。

 これまでのグリル小宝

 グリル 小宝 
 075-771-5893
 京都市左京区岡崎北御所町46

 オラトリオ「天地創造」は、同志社学生混声合唱団創立70周年記念演奏会でした。
 オケとあわせて300人という大編成の演奏でした。わたしの奥さまもステージの上でしたが、遠くてよく見えませんでした。
 ハイドンの作品の良さがあまりわかっていないため、というか初めて聞いた曲だったためか、途中で睡魔に負けた時間もありました。でも、統率のとれたきちっとした音楽の流れは心地よく、最後の「アーメン」まで惹きつけられました。

 多目的ホールの旧京都会館をよみがえらせたロームシアター京都には初めて入りました。メインホールは客席が4階まであり、天井桟敷のオペラハウスのようです。そういえば南座が改修中のため昨年の顔見世歌舞伎もここでやっていました。
 残念ながら音楽ホールとしては、響きがイマイチに感じました。

京都西院春日神社の若菜節句祭

 京都・西院の辺りをぶらりとしました。京都西院春日神社に参ると、予想を上回る人出でした。この日は「若菜節句祭」で若菜のおかゆがふるまわれていました。大地の恵みに感謝して神様に春の七草を供え、その七草の若菜をおかゆにしていただく事で健康を祈る神事です。
 わたしもいただきました。湯気をあげる温かなおかゆと、西院小芋の煮物、香の物が添えられていました。

 神社の辺りは小芋の特産物で、「西院の小芋」として人気があったそうです。ほくほくとしたおいしい小芋でした。

 佐井通り(春日通り)の四条をあがったところにあります。

 天長十年(西暦833年)淳和天皇が皇位を退き淳和院(西院)に移られたき、勅諚により奈良の春日四座大神を勧請し、守護神としたのが始まりだそうです。病気平癒・厄除け、旅行安全・交通安全の神さまとして参られています。

 正午過ぎには、若菜かゆをいただこうとする人で、長い行列ができていました。

 参拝するにも行列でした。
 最近の若者は、驚くほど礼儀正しく行列を作ります。

 境内に100人分のテーブルが用意されていました。
 わたしがおかゆに箸を動かしたのは、行列に並んでからほぼ1時間後でした。

 京都西院春日神社 
 京都市右京区西院春日町61
 075-312-0474

京都・宇治田原 「魚よし」のにしんそば定食

 京都・宇治田原の猿丸神社に参りました。
 帰り道の国道沿いにあった「魚よし」に車を止めました。洋食、和食、喫茶の看板通りに、フライ物から丼、一品までそろい、2階では法事などの団体利用も可能な万能飲食店です。
 カツ丼やエビフライもおいしそうでしたが、頼んだのは「にしんそば定食」(1134円)です。
 年越しそばは、鴨鍋の続きで簡単に終わりました。そのせいか、にしんそばを食べたくなったからです。京都の冬には欠かせないそばです。
 大きなにしんが横たわり、細めの食べやすいそばでした。

 温かいそば汁と食べるすしは格別です。

 魚よし
 0774-88-2076
 京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字平岡66-1

 猿丸神社は、瘤(こぶ)取り、癌(がん)封じをはじめとする病気平癒や無病息災などに霊験あらたかなパワースポットです。

 古い願い笹をお返しして、新たな笹をいただきました。
 休憩所では、薪が赤々と炎を上げていました。

 狛犬ならぬ狛猿がしめ縄して並んでいます。
 5年前からがん封じのために毎年、お参りしています。

 猿丸神社
 0774-88-3782
 京都府綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字粽谷44

京都・平安神宮 たこ焼きをほおばる初詣

 初詣は平安神宮に参りました。大混雑の本殿で参拝し、静かな神泉苑を散歩しました。
 昼飯は、露店の大たこ焼きにしました。
 大きなたこがはいってます。熱々を食べれば、それだけでうまいです。

 この店は、15個1000円で、缶ビールがサービスでついてました。これはうれしいです。ハンドルを握っていなかったので、よろこんで長い列に並びました。

 富士宮焼きそばです。こちらも1000円で、トレーに取り放題だったそうです。

 玉子せんべいは300円。大きなせんべいの上にカレー味の天かすと目玉焼きが載ってました。初めて食べたました。

 テントの裏の芝生でほおばりました。孫娘も初めてのたこ焼きにかじりついていました。

 大群衆の参道です。両脇にたこ焼き屋なんかが並んでいました。

 本殿前は、参拝客で大にぎわい。青空が広がる良い天気でした。

京都・松尾 「Grand Plie(グランプリエ)」のPlie C

 買い物の続きで、天気の良さにつられてクルマを走らせました。「Grand Plie(グランプリエ)」は、予約がないとなかなか入れない人気イタリアンの「カザレッチョ」の姉妹店です。4つあるランチコースのうち、「Plie C」(1750円)を選びました。
 メーンはパスタ、ピザの選択から「漁師風スパゲティ」です。パスタは自分で何度もつくってますが、やはり頼んでしまいます。

 イカがゴロゴロと入ってます。すっきりとしたトマトスープとの相性は抜群です。

 奥さまが頼んだのはオイルベースの「海の幸とキノコのスパゲティ」でした。こちらの方が好みの味ですが、違った味にも挑戦できました。

 スタートは「ミネストローネ」でした。どの料理も熱々でサーブされました。このスープも舌をやけどするほどに熱かったです。自家製とは違った濃厚味でした。

 フォーカチャも温められていました。

 ボトルの中は水です。これが「白」だったらそれ以上のことはなかったのですがね。

 「前菜の盛り合わせ」です。これで1人分です。
 色だけでなく、味わいも様々で、これだけで楽しめました。

 デザートは「ティラミス」でした。甘さほどほどで、いい口直しでした。

 最後は「カプチーノ」でした。
 ここまですべての味、量、それに価格ともに十分に満足でした。

 1階だけで真ん中の大テーブルを中心に20人ほどが座れるスペースでしたが、満席でした。9割は女性で、お隣もちょっとおしゃれなおばさん4人連れでした。

 阪急・松尾大社のちょっと南です。

 Grand Plie (グラン プリエ )
 075-863-4123
 京都市西京区嵐山宮ノ前町44

嵐山から大悲閣へ 名残の紅葉

 早くも師走です。天気が良さそうだったので、名残の紅葉を見に出かけました。
 阪急嵐山から桂川の右岸を歩きました。観光客であふれる対岸と違ってこちらは静かです。大悲閣千光寺に登りました。対岸の亀山公園から五色の幟が翻っているのを見るばかりで、ここにやって来たのは初めてです。嵐山の紅葉と、比叡山から東山へと連なる山々が見渡せました。

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京都・大原野 「そば切り こごろ」の鴨汁そば

 大原野神社までドライブしました。紅葉にはちょっと早かったですが、すがすがしい空気でした。
 「そば切り こごろ」は、神社の境内にこの秋、オープンしたそば屋です。
 「鴨汁そば」(1650円)をいただきました。腰のある、滑らかなそばです。もちろん、ご主人の手打ちです。

 ちょっと濃い目の汁に鴨ロースが3切れ。ネギ1本分ほどが焼かれて入ってます。このネギが、そばにも増してうまいです。

 そば湯をたっぷりといただきました。

 奥さまが頼んだ「温とろろ」も、美しいそばです。柚子が香ります。小皿はアオサだったそうです。

 ゆったりとした店内です。
 元々からある「春日乃茶屋」の一部を改装して息子さん夫婦が始めたそうです。

 そばの前にちょっと一杯というのもありです。車でなければ・・・。

 そば切り こごろ
 京都市西京区大原野南春日町1152 大原野神社境内
 075-333-7311

 お参りしました。
 大原野神社は、桓武天皇が長岡京遷都のさい皇后の氏神である奈良・春日明神をここに分祀したのが起こりとされます。「京の春日さん」と呼ばれます。

 奈良の猿沢池にまねて造られた鯉沢の池が真っ赤になるのも、間もなくでしょう。

山城三十山 瓢箪崩山 大原から里山を歩く

 ちょっと風邪気味で、この2日ほど家にこもってました。もう限界です。天気も良さそうなので、京都・大原から岩倉に抜ける古い峠道を歩き、途中、山城三十山の瓢箪崩山(ひょうたんくずれやま)の頂上に立ちました。
 正面に比叡山がそびえます。この方角から見ると、頂上は意外となだらかです。
 532.4mの頂上には三等三角点があります。

 昼食には早いですが、河原町三条の進々堂で買ってきたカレーパンをかじって休憩しました。

 大原から登ってきた林道は、スギの倒木の連続。1本づつまたいで登りました。
 荒れ放題の里山を見るのは、悲しいです。

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京都・亀岡 「いし田」の天ざるそばと山椒みそ

 高槻から亀岡に抜ける道をドライブしました。ところが、亀岡に入ったあたりで通行止。先日の豪雨の影響か土砂崩れが起きたようでした。回り道をした東別院の山間の地で、おいしそうなそば屋に出くわしました。
 車を止めて暖簾をくぐると、「ご飯はなくなったので、定食はできませんが…」とのこと。「天ざるそば」(1300円)を頼みました。
 もちろん、ご主人の手打ち。細くてきれいな二八そばです。きりりと冷えており、のど越しが素敵です。

 天ぷらは田舎風ですが、サクッと揚がってます。エビが2匹もついてます。抹茶塩でいただきました。

 そば湯も香りがよかったです。

 広い古民家の「田」の字の4部屋にテーブルがゆったりと置かれています。先客が食べた器がどのテーブルにも残ってます。平日だというのに、それだけ繁盛しているということです。
 脱サラしたご主人と夫婦二人で金、土、日、月の週4日の営業です。

 お焦げの混じった釜炊きのご飯が自慢のようです。再訪の値打ちがあります。

 そば打ち室がありました。
 「有喜蕎心流 塾師範代」という認定書が掲げられていました。

 おいしそうな山椒みそを買って帰りました。

 石田と聞いてピーンときました。この辺りは江戸時代の思想家、石田梅岩の出生地のはずです。「はい、親戚です」とご主人は話してました。

 いし田
 0771-27-2092
 京都府亀岡市東別院町東掛岩垣内14

 さっそく夕飯に山椒みそをいただきました。

 きゅうりにつけました。ちょっと甘いですが、山椒の辛さがピリリと効いて、ビールのあてに最高です。