TANNOY再会(4) トレブルコントロールのレストア

 初恋のTANNOY ⅢLZと戯れているのが、格好の息抜きとなります。
 取り外した裏ブタには、アンプから出力された音声信号をつなぐ赤黒のターミナルと2つのツマミがついています。ツマミを動かすことで、トレブルコントロールといって、高音部分の出方を調節することができます。
 ボックスの内側に着いている箱を開けると、ツマミとつながっているロータリースイッチがあります。ここが接触不良を起こして、トラブルの原因となることが多いのです。

 1接点4回路と2接点5回路のロータリースイッチがついてます。どちらも接点の構造は堅牢そうです。
 分解は、1つのスイッチの周囲に4か所あるツメをラジオペンチで曲げるました。 

 ツメが外れると、パラりと接点部分が開きました。
 案の定、接点部分が黒ずんで汚れてました。下側に残っている接点と接していた部分には線を引いたような跡が残っていました。

 綿棒で丁寧に掃除しました。でもあまり効果がないので、電動ルーターに柔らかい金属ブラシをつけて研磨しました。 

 見事にピッカピカになりました。
 当然、4個のスイッチすべてをきれいにしました。

 ケーブルをつなぐターミナルも、輝きを失っていました。

 ケースから取り外して、これもルーターで磨きました。処理済みの右の2個は、ピカリと元の輝きを取り戻しました。

 スイッチのツマミも取り外し、塩素水につけてきれいにしました。

 すべてを組み付けて、初恋の君は洗顔完了となり、元の美しさを取り戻しました。

 付属のデータシートです。

TANNOY再会(3) ネットワークのレストア

 コンデンサーというパーツは、老朽化すると「お漏らし」したり、「抜ける」ことがよくあります。電解液が流出したり、容量が減るのです。
 TANNOYのⅢLZでも、ネットワークと呼ばれる部分に使われています。もう45年も前に製造されたスピーカーです。おかしくなってないはずがありません。ネットワークのレストアでは、第一に点検すべき課題でした。
 ネットワークは、ボックスの裏ブタの下部のプラスティック容器に収まっていました。

 4本のマイナスネジをはずすと、4隅はハトメでしっかりと固定されていました。未改造であることは明らかでした。
 電動のミニルーターでハトメのフチを削りました。
 反対側から引っ張ると、取り去ることができました。

 フタがパカリと開いて、初恋の君の心臓をのぞき込んだ心境です。
 ベークライトの基盤に端子付きのラグをハトメ締めして、ケーブルで配線されてます。
 もう少し時代が下ると、プリント基板が普及して、簡単に配線できるようになりました。しかし、今となっては、こうした手配線のほうがレストアには好都合です。

 無極性電解コンデンサーの1個を見て、びっくりしました。「お漏らし」をした証拠で、赤いキャップが膨らんでいました。おまけに、浸みだした電解液でリード線が腐食して破断していました。わたしが力を加えて切れたのか、元々切れていたかは不明ですが、こんなのは初めてお目にかかりました。

 コンデンサーも含めてすべてのオリジナル・パーツがTANNOYの音を構成しているという声も聞きます。パーツを替えると、「TANNOYの音ではなくなる」と。
 そんなこともいっておれず、電解コンデンサー2個とフィルムコンデンサー1個(片チャンネルあたり)を半田ごてで取り去りました。 

 取り外した電解コンデンサー(青色)は、「74 03」「73 24」と製造年らしき印刷がありました。74年第3週、73年第24週に製造されたパーツということでしょう。
 ロゴに描かれている「ERIE」から、英国のメーカー製のようです。
 1974年にTANNOYの工場が火事になり、以後はスピーカーのコーン紙は西ドイツ製となりました。型番もMonitorGoldからHPDに変わりました。わたしのⅢLZは、コンデンサーの製造年からも、1974年と特定できたようです。

 ネットワークの回路図です。「閑人氏のホームページ」から拝借してきました。他にもⅢLZについて書かれたHPは多く、教えられました。
 この設計図では、LPF(ロー・パス・フィルター)のコンデンサー容量は25μF(マイクロ・ファラッド)と書かれていますが、わたしの後期型は22μFに変更されていました。

Multi-function Tester TC1」で取り外したコンデンサーの容量を測定しました。
 8μFと表記されたコンデンサーは、なんと80.2μFと表示されました。驚くことに規定値の10倍です。コンデンサー容量は普通品では±10%程度の誤差はあたり前ですが、これではひどすぎます。それにしても、容量が10倍に膨れたコンデンサーなんて、初めての体験でした。

 取り外した6個のコンデンサーの値を量りました。
 設計値が3.3μFのフィルムコンデンサーは異常がないようでした。

 容量が大幅に狂っていた電解コンデンサーは、ネット通販で購入した「JantzenAudio」の無極性電解コンデンサーと交換しました。デンマーク製のコンデンサーですが、あまりに小さいのにびっくりしました。価格も安かったのでこれで大丈夫かなとちょっと気になります。様子を見て再度の取り換えも検討したいと思います。
 フィルムコンデンサーも、2個は同容量が手持ちにあったので、念のために交換しました。

 レストア前(上)と、後のネットワークです。これで正常な音になってくれるでしょうか。早く音出ししたいところですが、まだまだレストアした個所もあるので、裏フタは開けたままにしておきます。

TANNOY再会(2) MonitorGOLDとご対面

 長引いた風邪の最後には、中耳炎になってしまいました。折角のTANNOYの音も、わたしの左耳の不調でうまく聞こえません。
 せめては目から確認しようと、初恋の君がまとっている服を脱がせました。
 スピーカーボックスの裏ブタを外すと、まぎれもないTANNOYのMonitorGOLDが姿を表しました。磁気回路のキャップが金色に塗装されているからGOLDです。

 裏ブタは10個の木ネジで固定されていました。Sフックを差し込んで引っ張ると、外れました。

 デュアルコンセントリックとは、同軸2ウェイ・スピーカーのTANNOYの呼び名です。ウーハー(低音部)の中心にツイーター(高音部)が配置されていて、音の位相が完全に一致するように作られているのが特徴です。
 TANNOYはわたしが生まれる以前の1948年からこの形式のスピーカーを作り続け、BLACK → SILVER → RED → GOLD → HPDとモデルチェンジしてきました。
 わたしはかつて、HPD295という3LZの後継モデルをもっていて、国産の大きなボックスにいれて永年、愛用していました。11年前に、現用のDALIのRoyalTowerというスピーカーに買い替えて、一度はさようならをした経緯がありました。

 コーン紙もエッジもなかなかきれいで安心しました。

 誇らしげに「TANNOY ENGLAND」と刻印(?)されています。

 シリアルもボックス裏面のタグに手書きされていたの一致しました。
 ただし2つの数字はフォントが違います。「3」の違いが明確です。

 鋳型は同一だったようで、同じ個所に同じ格好の盛り上がり傷がついていました。

 プラグを外すと、真っ白に変色していました。メスと両方、さび落としが必要です。

 ネットワークが固定された裏蓋には、どういうわけか黒い鉛筆で線が引かれていました。防音材の下にもまっすぐに伸びているので、製造工程で防音材固定の目印にしたのでしょうか。それにしては、ありあわせの木片かなにかを定規にしたような、雑な線引きです。これもまた英国製ということでしょうか。

TANNOY再会(1) 初恋のⅢLZ 

 TANNOY(タンノイ)のスピーカー、ⅢLZがわが家にやって来ました。わたし自身へのお年玉といったところです。
 手に入れたのは、ⅢLZの2代目で、MonitorGOLDといスピカーユニットが内蔵されています。1967~74年の約7年間、英国・TANNOYで製造され、発売されていました。わたしがオーディオに興味を抱いた学生時代から新聞社に就職した時代とオーバーラップします。
 剣豪作家の五味康祐氏が「西方の音」として絶賛した同じタンノイのオートグラフを「女王」とすれば、こちらはその一族の末端に位置するエントリー機でした。それでも当時の初任給1カ月分が吹っ飛ぶほどで、ちょっと手の届かない「初恋の君」でした。
 半世紀が過ぎて、容姿はそれなりになってましたが、やっと手に入れた喜びに包まれました。 

 今でも人気機種で、中古オーディオ店では、発売当初の2倍はするような値札がついています。
 ヤフオク(ヤフー・オークション)で、リーズナブルなのが出品されていたので、思い切って落札しました。KLMでスペイン往復チケットが買えるほどでしたが、そちらの予定はいつになってもたたないので乗り換えました。
 飛脚便が運んできてくれました。2個で25キロほど。ズシリと重たいです。プチプチで厳重に梱包してありました。

 「ネットに破れ、箱に傷あり」ということでしたが、予想したほど悪い品ではありませんでした。憧れのⅢLZとの対面に、ホッとした瞬間でした。

 エンブレムは輝きを失っていますが、まぎれもなくTANNOYです。いずれは磨いて、化粧をし直します。
 恥ずかしながらブランドのバッグや装飾品を、これみよがしに持ち歩いているおネエさんとまったく同じ心境です。

 裏面です。高音部を調整する2つのつまみと、コネクターがついています。古いコネクターで、細いケーブルしかはさまりません。

 シリアル(製造番号)が手書きされたタグが無造作にステップルで留められています。マニアにとっては、本物の証明として貴重な一品です。

 ⅢLZは元来はスピーカーユニットの名前で、2代目のユニットのは正式名称はタグに書かれているように「LSU/HF/3LZG/8U」といいます。
 これをタンノイ製の密閉型キャビネットに収めたものが通称のⅢLZとして人気を得ました。英国製のオリジナルの箱に入っているのがいい音がするといわれています。

 肝心の音です。最初にLPでチャイコフスキーの弦楽セレナーデを音出ししたときは、スカのような音にびっくりしました。こんなはずではなかったと。でも何枚かLPを聴き続けていると、音がこなれてきました。これなら磨けばなんとかなりそうと、一安心しました。
 今後の課題は多いです。
 ・ネットワークに使われているコンデンサーの検査、交換
 ・サランネットの補修、清掃。場合によっては張替え
 ・箱の補修、再塗装
 ・スピーカー・スタンドの製作
 することはたくさんあります。時間をかけて、ゆっくりと初恋の君と付き合っていきます。

京都・河原町 「西冨家コロッケ店 」のランチプレート&コロッケ2つ

 京都まで出かけました。高島屋京都店で開かれているレコードフェア京都をのぞくのが目的でした。その前に、河原町松原まで歩いて昼飯にしました。
 FBグループで知った「西冨家コロッケ店 」です。コロッケのテークアウェーの店ですが、イートインのメニューは「ランチプレート&コロッケ2つ」(1280円)のみ。7種のコロッケから、2つを選びます。
 「奈良漬とレモンピール」です。コロッケの具材とは思えないものが入ってます。カリッとした衣と、柔らかいマッシュポテトに控えめにアクセントをつけていました。こんなコロッケもあるのですね。

 もう1つは、ガリシアという単語に飛びついた「タコのガリシア風」。ガリシアはスペイン北西部のサンティアゴ巡礼の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラがあるところです。プルポというタコ料理が名物です。
 なるほど、コロッケなのにたこ焼きを食べているような不思議な食感です。ピリッとしていて、ワインにあいそうです。 

 プレートサラダがすごい。スモークサーモンに生ハム、サラミ、アボガド・ディップに野菜類多数、マッシュルーム、玉子、レンズ豆、パンといった具合です。

 セットで100円引きのドリンクとともに、ゆっくりと味わいました。

 隣に座ったお嬢さん2人も、インスタ映えする料理を前にスマホをかざしていました。

 コロッケは7種。プレーン、バジル、ブルーチーズ、牛すじとカレースパイス、サーモン&ディルと、わたしが食べた2つです。

 西冨家コロッケ店
 075-202-9837
 京都市下京区河原町松原下ル植松町735

 高島屋でネスプレッソのカートリッジを買い、おいしい1杯を試飲しました。

 レコードフェア京都は、予想外に客は少なく、ゆっくりと選びました。クラシックのコーナーだけでも膨大なLPが、バラバラに並んでいました。1枚づつ見ていくだけでかなりの労力でしたが、楽しい時間でした。
 買ったのは4枚で2000円ほどでした。マーラーの交響詩「大地の歌」は、学生時代によく聴いた思い出の1枚です。ジャケットも懐かしいです。

 食料品売り場で「はれま」のちりめん山椒を遅くなったお歳暮で送る手配をして、向かったのは錦市場の麩の専門店「麩嘉」です。
 正月のお雑煮に使う白味噌を買いました。茶道三千家ご用達の「山利商店」の白味噌です。
 なんと5個も買ったので、合わせて2.5キロ。肩のザックがズシリと重たかったです。
 桂にある「中村軒」の雑煮を食べて、使っている白味噌を教えてもらって以来、ここで調達しています。宮川町にある山利の店に行こうかと思いましたが、日曜休業でした。

 錦市場は、年末の買い物客というよりは、外人も含めた観光客でにぎわっていました。

自分でつくる チャーハン&ワンタンスープ

 英会話教室に出かける前に、一人前をサッとつくった昼飯です。
 桜エビのチャーハンです。ゴマ油で桜エビとネギのみじん切りを炒め、タマゴ、ご飯を入れました。味付けは、塩、胡椒とニンニク醤油です。
 インスタ映えはしませんが、そこそこのお味でした。

 スープも簡単につくりました。
 前夜の餃子鍋につくった餃子の残りが冷凍されていました。菊菜がメーンの餃子です。化学調味料を使っていない顆粒のガラスープの素に薄口醤油と酒を入れただけです。それでも、餃子から出た味もあって、これまたお手軽に作った割には暖まる出来栄えでした。

 今年最後の英会話教室は、クリスマスソングを歌ったり、クイズやゲームを楽しみました。一番ノッテいたのは、もちろん先生でした。
 わたしは、日英のカルタを用意しました。ネットからダウンロードしてきました。30の単語を厚紙にプリントアウトして切り抜きました。日本語の「そのとおり」を読み上げて、「Exactly」を探すというわけですが、日本語と英語の微妙なニュアンスの違いを判別するのは結構、難しかったです。

「Multi-function Tester TC1」でEQアンプを調整する

 抵抗やコンデンサーの値を簡単に測定できる「Multi-function Tester TC1」です。
 これをゲットしたのは、わたしのオール真空管で構成されたオーディオ・システムのうちのEQ(イコライザー)アンプのある部分を測定したかったのです。
 EQアンプは、RIAAという規格に従って高音を強く、低音を弱めて録音してあるレコード(LP)に、逆特性のフィルターをかけて元の音に戻すのが役目です。そのフィルターが、抵抗とコンデンサーで成り立っています。
 EQアンプのカバーを開けて、あるコンデンサーの値を量りました。5566pF(ピコ・ファラッド)と表示されました。

 フィルターを構成しているのは抵抗3個とコンデンサー2個です。測定したコンデンサーは0.0056μF(マイクロ・ファラッド)=5600pFあるべき部分でした。34pFくらいは誤差のうちです。これがあまりに設計値と違っていると、周波数特性にも影響が出ます。

 抵抗は、1本30円と安価なパーツです。1kΩ、47kΩ、680kΩで許容誤差が±1%のものをそれぞれ10個づつ購入していました。
 テスターと抵抗の誤差が知りたくて、それぞれを測定しました。思っていた以上に誤差が少なくてびっくりしました。
 同じ抵抗を2度測定すると、そのたびに微妙に値が変化します。測定器としての命の絶対値の較正も、厳密になされていないでしょう。それでも、お遊びとしては十分に評価できる仕上がりでしょう。

 EQアンプの抵抗を、設計値に近いものと取り替えました。47kΩはすべて低めだったので、手持ちの抵抗から510Ωのものを探して、シリーズに接続しました。

 コンデンサーも、39pFというのをパラレルに接続しておきました。
 これで周波数特性は、設計値に近づいたはずです。精神安定剤としたは十分でした。

 EQアンプを元に戻してLPを楽しみました。
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチのヴィオラが朗々と響くシューベルトのアルペジョーネ・ソナタです。EQアンプを触ったことによる差異は、わたしの耳ではわかるはずもありませんでした。

「Multi-function Tester TC1」はスグレもの!

 「Multi-function Tester TC1」という測定器をゲットしました。ネットの書き込みで、こんなものがあることを知りました。
 国内大手の通販サイトにも並んでましたが、eBay(米国の通販業者)ならほぼ半額の日本円換算で2000円ほど(郵送料込み)でした。10日ほどで届きました。台北から発送されていました。
 プチプチで覆われた簡易封筒に、小さなかすれた文字がプリントされていました。郵便業者が、よく間違えずに届けてくれたものです。
 マニュアルの類は一切ありませんでした。メーカー名すら不明の、ちょっときわどい商品ではありました。でも、使い方は想像できました。

 【使用その1】
 抵抗値を測定しました。手元の680kΩとカラーコード表示された抵抗をセットしてスタート・ボタンを押すと、680.6kΩと出ました。測定器にも、抵抗にも誤差があるはずです。誤差は1%以内なので、たいしたものです。ちなみにこの抵抗の許容誤差は±1%です。

 【使用その2】
 古いコンデンサーを測定しました。
 436.1μFと表示されました。470μFが規定値ですので、これはちょっと「抜けて(容量が減って)」います。

 【使用その3】
 次はトランジスタです。
 3本足を1、2、3のスロットに無造作に差し込むと、たちどころにE(エミッタ)、B(ベース)、C(コレクタ)のピン配置から、hFEというトランジスタの性能などを表す数値が表示されました。たいしたものでした。
 他にもダイオードなど用途はあるようです。

 USBケーブルが同梱されていました。ボディーの下部にUSBのコネクタがあったので、スマホの充電に使っているケーブルを差し込むと、赤く点灯して充電が始まりました。
 緑色に変われば、充電完了のはずです。4.19Vでした。

 LEDと電解コンデンサー、金属ピンが入った袋がついていました。何に使うんでしょうか?
 ネットで検索して金属ピンの使い方を見つけました。

 1、2、3ピンを金属ピンでショートしてスタート・ボタンを押すと、セルフ・テストが始まりました。
 22%あたりまで進むと、ピンを抜くようにと表示が出ました。その通りにすると、テストは進みました。
 このセルフ・テストで、何が較正されたのはよくわかりませんが、たまには必要なのでしょう。

 なかなかのスグレものでした。この測定器が欲しかったわけは、改めて書き込みます。

播州赤穂 「一粋」の穴重と、「ル・ポン国際音楽祭」

 ベルリン・フィルハーモニーのコンサート・マスターでバイオリニストの樫本大進が音楽監督をつとめる「ル・ポン国際音楽祭2018 赤穂・姫路」のオープニング・コンサートを聴きに、播州赤穂まで出かけました。
 その前に食べた夕飯です。赤穂義士(浪士?)で有名な赤穂城のすぐ近くにある「一粋」です。午後5時の開店を待って飛び込みました。「当店一押し」という「特撰 穴重」(1480円)です。
 焼きアナゴが表面を覆っています。焼く前に蒸してもあるのか、柔らかいです。ご飯にはタレがしみ込んでいますが、アナゴは白焼きに近いような感じです。山椒も効いてます。ワサビを載せると、これまたグッとアナゴの味が引き立ちました。

 暑い1日でした。赤穂城の辺りをちょっと散歩すると、汗をかくほどでした。音楽会の前でしたが、良く冷えたのがたまりませんでした。肉とコンニャクをピリ辛に煮たのが、付け出しで出てきました。アナゴが焼けるのをゆっくりと待ちました。

 昼は、丼物、夜は居酒屋メニューが中心のようでした。

 一粋
 0791-45-2488
 兵庫県赤穂市加里屋南2-8

 目の前が赤穂城でした。

 赤穂市文化会館ハーモニーホールが会場でした。地方都市によくある多目的ホールかと思っていると、クラシック向けのコンサートホールでした。
 座席は最後尾と最悪でしたが、小さな楽器の音がきれいに響いてきました。

 赤穂市に小さいときに暮らしたことがある樫本の「気軽に楽しめる、演奏者と聴衆の距離の近い演奏会を」という提案で2012年に始まった音楽祭です。
 この日のチケットもたったの1000円と低料金ということもあって大人気でした。
 発売当日に、自宅近くのコンビニの端末でチケットぴあにアクセスして待機。スマホの時計とにらめっこして、発売開始と同時に購入ボタンを押しました。購入はできましたが、最後尾でした。すぐにもう一度、購入手続きをしてみましたが、売り切れになっていました。
 姫路城二の丸や書写山圓教寺の特設会場でも開かれます。

 この日の演奏では、ドヴィエンヌという知らない作曲家の「バス―ン四重奏曲」が素晴らしかったです。バス―ンという、あまりソロで聴く機会がない低くて丸い響きと、樫本の繊細なバイオリンの掛け合いに引き込まれました。
 樫本のバイオリンを生の音で聴くのは、ベルリンでのベルリン・フィルのシンフォニー、京都・バロックザールでのベルリン八重奏団に次いででした。
 ドビュッシーの「ピアノ三重奏曲」などプログラムも繊細なメロディーのものが多く、研ぎ澄まされた高音が爽やかでした。そのためか、ステージに立つ姿も遠目ながら、これまでになくスマートになったようにも見えました。

見られてる!! こいつ、何者??

 目がじっとこちらを向いてます。首も振ってます。 

 角度を変えた静止画です。

 タネは、折り方にあります。
 「magic-dragon」といいます。FB友だちのHさんが紹介してられました。積み木のパズルに次いでアイデア拝借です。こちらは、オトナがはまってしまいました。

 1枚の紙を切り抜いて、ちょっと折り曲げただけです。
 下記URLからダウンロードしました。カッターナイフで切り、指示通りに山折り、谷折りして、両面テープで張り付けただけです。

  https://winthropdc.wordpress.com/2015/01/30/friday-funny-make-your-own-magic-dragon/