2004年8月21日のオーストリア・ザルツブルク駅です。ウィーン発ミュンヘン行きの「EC68 Mozart」から下車したところです。まだこのブログを始める前のことです。これが、「わたしの 欧州鉄道の旅」のデビューでした。ちなみに、「欧州鉄道の旅」は、わたしが大好きなBSフジの番組です。
それ以来の、わたしの鉄道乗車歴を振り返りました。
カテゴリー: ちょっと遠出
デン・ハーグへ 風車を見た旅
【2014/09/16=アムステルダム~デン・ハーグ】
オランダといえば、なんといっても風車のイメージです。でも、今ではどこでも見られるわけではありません。大きな風車の群立はザーンセ・スカンスといった保存地区に行かなければなりません。それでも小さなのにはお目にかかりました。
アムステルダムからデン・ハーグに向う車窓の一瞬です。現役でしょうか。
アムステルダム中央駅です。東京駅と似ているような立派な駅舎です。
デン・ハーグ行きのオール2階建て列車が入ってきました。それにしても額の落書きはなんとかならないものでしょうか。ま、フロントガラスの汚れ具合も、なかなかのものです。
こと、落書きに関しては日本の方がお行儀がいいような。あちらは、どこの国もホントすごいです。
オランダといえば、もうひとつはチューリップです。このシーズンい咲いているはずはありませんが、お花畑が広がります。
一面、チューリップが咲き誇るキューケンホフ公園への乗換駅となるライデンの近郊です。
また風車ですが、隠れてます。
デン・ハーグが近づきました。なぜか、田舎町を想像してましたが、高層ビルが林立しています。日本では、国際司法裁判所がある町として知られる「ハーグ」のことです。
フェルメールの「真珠の首飾りの少女」に再会するためにやってきました。ところが、マウリッツ・ハイス美術館は臨時休館でした。
「フェルメール 全点踏破の旅」は 程遠く
デン・ハーグ 王による国会開会パレード
すでに、2つのページに書いてます。
メーンストリートは、パレードが通るビネンホフへと向かう観光客でいっぱいです。道路沿いのカフェも、これまた満席です。
警備するポリスのカッコいいこと。
カモメ(?)は、余裕のカメラ目線です。
オランダの国旗です。水平三色旗で、縦向きのフランスのものより古いそうです。
立派な高層ビルのデン・ハーグ中央駅です。そろいの帽子をかぶった遠足の子供たちも、帰途に着きます。
アムステルダム~デン・ハーグ間は、所要1時間ほど。アムステルダム中央駅の刻印は「09:58」となってます。ゆっくりとした出発でした。料金は往復2等で22EURでした。
ブリュッセル ロワイヤル広場の辺り
【2014/09/13=ブリュッセル】
テレビは朝から「台風接近」としきりに伝えてますが、幸いにもわが地はちょっと風が強いかなという程度。それでも、どこにも出かけられず、部屋にこもりっきりの1日でした。「2大オケと運河巡り」もいよいよネタ切れですが、データを見直して、もうひとつ。
ブリュッセルの丘の上にあるロワイヤル広場に面して聖ヤコブ教会です。脇祭壇の上に、美麗なステンドグラスがかかっています。
ドームを見上げます。
ガイドブックの「地球の歩き方」を見ても、外観はよく目立つこの教会の説明はありません。内部もすばらしい。
教会では、洗礼式が行われていたようです。赤ちゃんが祝福されています。
広場の中央に、第1次十字軍の指導者の騎馬像が、市街を見下ろしています。
ちょっと坂を下ってから、振り向きました。
すぐ横にある王宮です。現国王は、ここには住んでおられないようです。
ベルリンの高い所から テレビ塔と大聖堂
【2014/09/19,20=ベルリン】
高い所に上りました。アレキサンダープラッツ駅の前に立つテレビ塔です。高さ203メートルの展望台からのベルリン市街です。
メーンストリートのウンター・デン・リンデンの突き当り(右上)に、ブランデンブルク門があります。左上の白い傘を開いたような建物が、ポツダムプラッツのSONYセンターです。その右下にベルリン・フィルハーモニーはあります。
ブランデンブルク門のアップです。この門を境に東西の壁が築かれていました。手前側が旧東ドイツ地区です。
ベルリン大聖堂です。ドームの高さは114mありますが、ここからは眼下です。
新旧やペルガモンなど5つの博物館がある博物館島を中心とした西向きの眺望です。手前をシュプレー川が流れます。
ティーアガルテン(左上の緑)の先が、旧西ドイツ地区のクーダムです。
黄色いSバーン(近郊列車)がシュプレー川を渡ります。その下を川巡りの観光船が行きます。
これにも乗るつもりで、ブログのカテゴリーも「2大オケと運河巡り」としました。でも、天気が悪く、あきらめました。
東向きの眺望です。共産党時代に建てられた直方体のビルが並びます。
テレビ塔の高さは365m。1969年に完成しました。
展望台は2層になっていて、階上には回転レストランがあるようです。
ベルリン大聖堂では、たまたま行われていた結婚式をゆっくりと見せていただきました。
そのあと、天井ドームに上りました。
雨に煙る市街を見下ろします。
テレビ塔を見上げます。
旧博物館(右)前の広場です。ドームから降りると、新婚カップルは、ここでみんなと記念撮影していました。
テレビ塔は9.70EUR、大聖堂は4.00EURでした。
IC143 Amsterdam-Berlin に乗って
【2014/09/18=アムステルダム~ベルリン】
旅の最後は、オランダからドイツへの移動でした。IC(インター・シティー)で6時間半ほどかかります。
ICは、ICEなどの最優等列車に次ぐ位置づけの優等列車です。日本でいえば、新幹線に次ぐ在来線特急といった位置づけでしょうか。こちらではICEも軌道幅は同じで、在来線のホームに乗り付けてきます。
昼飯は、座席で食べた大きなクロワッサンです。果物とバナナも食べてます。
アムステルダム中央駅の売店で買いました。残念ながら、あちらには駅弁なんて便利なものはありません。
アムステルダム中央駅です。長いホームです。ベルリン東駅行のICを待ちます。
IC143の編成が掲示されています。わたしが乗る「wagen12」は最後尾です。ところが、アントワープに続いてここでもだまされました。
ホームに入線してきた列車は、先頭のEL(電気機関車)の次が「wagen12」で、前後が逆になってました。またも長いホームを、スーツケースをゴロゴロと押して移動です。
長時間の列車なので、1等を奮発しました。
アムステルダム-ベルリン間は、IC1等料金が138EUR、座席指定料は9EUR(いずれも2人分)でした。日本からインターネットで予約しました。プリントアウトした紙が、そのまま乗車券です。
コンパートメントの窓際2席です。
ドアの横に予約の有無が書かれています。あとの3席にも、区間によって予約が入ってました。あとの1席にも客が座り、一時は満席になりました。
最初から最後まで同室となったはオランダ人の男性2人は、どちらも紳士でした。重たいスーツケースを、座席上の網棚に揚げるのに苦労していると、長身の男性がすぐに手を貸してくれました。
窓の風景は変化がありません。なかでもオランダでは、どこまで行っても山は見えない平地です。
退屈したので、食堂車でビールを頼みました。ドイツに入っていたのでしょう。出されたのは、ドイツ産のBitburgerでした。
ゆったりとした食堂車です。
トイレは、ゆったりとしていて清潔です。
ハノーファーに停車しました。途中で地名を知っている唯一の駅でした。
ここで隣のホームにとまっているICE557に乗り換えると、ベルリンにはちょっと早く着きます。でも、スーツケースを持っての移動はしたくないので、ICに乗り続けました。
ベルリン中央駅に着いたICです。先頭のELは、黄色いNS(オランダ国鉄)からDB(ドイツ国鉄)の101型に変わっていました。オランダ区間よりも力強く、スピードも出ていた気がしました。
ネットで予約したチケットです。
下は、列車の座席に置かれている「Ihr Reseplan(時刻表)」です。停車駅の着発時間だけでな、接続列車が細かく記入されてます。
ホテルで食べる 簡素な夕食
おいしいものをいっぱい食べた旅でした。でも、それはほとんどが昼飯でした。夕飯は何を食べていたかというとー。
これは簡素というか、ほとんど貧相という代物でした。
アムステルダムの一夜です。寿司のパックに、果物とインスタントの「タニタ食堂の味噌汁」です。毎日会社に持っていって弁当と一緒に食べている1袋を詰め込んでました。
あとは、白ワインです。旅の初めにスーパーに飛び込み、ふたがスクリュータイプの安物を買います。一度、部屋にワインオープナーがなくて困ったのと、移動にも便利という経験からの知恵です。今回も、ブリュッセルのホテル近くのカルフールで買ってました。
「Sushi Hosomaki Set」です。それなりの味をしてました。
コンセルトヘボウの筋向いにあったスーパーマーケットです。この夜の食料を調達したところです。商品をコンベヤーに載せて、仕切りのバーを置くところまで。もう慣れたものです。
疲れているときは、レストランを予約、ドレスコードを気にして出かけるなんてことは、とても・・・。
ポンポン山で食べるはずだった「どん兵衛」は、スーツケースの空間を埋めるために梱包されてきました。飛行機の気圧の加減か、パンパンに膨れてましたが、醤油味をおいしくいただきました。
ベルリン・フィルハーモニーを聴きに行った夜も、ホテルに帰ったらもう11時すぎ。あらかじめ、アレキサンダー・プラッツ駅の地下ショップで買っていたパンをかじりました。
おかげで、ドイツ名物のアイスバインをほお張ることもありませんでした。
ベルリン 東西分断の記憶 Eastside Gallery
【2014/09/19=ベルリン】
ベルリンを東西に分断していた「壁」です。1961年8月13日に建設され、1990年10月3日に東西ドイツが統一されるまでの冷戦の象徴でした。
あいにくの空模様の下で眺める壁は、肌寒いものでした。
シュプレー川沿いの約1.3kmの壁が、イースト・サイド・ギャラリーとして残されています。
24の国の芸術家118人による壁画が描かれています。でも有名な「ホーネッカーとブレジネフの熱いキス」の場所がわかりませんでした。もっと先の方だったのでしょう。
もうひとつの象徴のCheckpoint Charlieは、前回の旅で訪れています。
ポツダム広場にも、壁の一部が展示されていました。
ベルリンのシンボルの熊です。街のあちこちに、いろんな意匠の熊がいます。
BerlinのBer-の部分とドイツ語のBaer(熊)と似ていることによる語呂合わせらしいです。
旧西ドイツ地区のクーダムにあるカイザー・ヴィルヘルム教会です。1943年に空襲で破壊され、塔の頭がなくなってます。戦争の悲惨さを伝えるモニュメントとして残っています。
ドイツ最古の動物園、Zoologischer Gartenの近くです。
カタール航空のおいしい機内食(帰途編)
【2014/09/20,21=ベルリン~ドーハ~関西空港】
カタール航空のエコノミー機内食の帰路編です。
帰りは、ベルリンのテーゲル空港からでした。
2年前には開港しているはずだったブランデンブルク空港はどうなったのか、まだテーゲル空港のままでした。ベルリンの玄関にしては、あまりに貧相な空港です。まとまったショップはこの程度。パスポートコントロールはゲートごとに分かれているので、出国手続きを済ませて免税エリアに入ると、コンビニに毛の生えた程度のショップしかありません。しかも、出発間際でないと開きません。
これはいかんでしょう。いくらオモチャとはいえ。手荷物検査場にあった放棄品です。
ドーハに向けて飛び立ちました。
いつもビールかワインのツー・パターンです。違ったものを頼んでみようと、「Whisky with ice and water,please」。確か、ジョニーウォーカーを注いでくれたはずです。
アテのスティックを、ソースに絡ませていただきます。いい感じです。
何かの肉の炊き込みとインゲンです。
ライスサラダでしょうか。
ドーハでのトランジットは2時間弱。関空行きの便は、日本人ばかりです。久しぶりの日本語が飛び交います。
インタネット・チェックインで、「10A、10B」という、エコノミーでは一番前の席を予約しました。前方は壁なので、ゆっくりとしています。
ビールを頼んでいます。この旅でよく飲んだハイネケンです。
メニューには「焼うどん」とあった、ちょっと得体のしれない料理です。
昼食は、当然のことながら「和食」を選びました。
エビがのった寿司もついてます。
お決まりの茶そばもおいしいです。
やはり日本人です。ご飯を口にすると安心します。
帰ってきました。眼下に鳴門海峡大橋(?)が見えます。
トラムは素敵 わたしのヨーロッパ、路面電車の旅
トラムは素敵です。シュトラーセンバーンとも呼ばれる路面電車です。あちこちの町を走ってます。
乗ったの、乗れずに見ただけだったもの。わたしのブログに登場したあれこれです-。
【ドイツ】
ベルリン 2014/09/19 トラムに乗って雨宿り
ライプツィヒ 2012/06/08 環状道路を走るトラムに乗る
ドレスデン 2012/06/05 黄色いトラムがザクセン王国の都に映える
【オランダ】
アムステルダム 2014/09/16 運河の町にもトラムは走る
2014/09/17 朝の散歩
【ベルギー】
ブリュッセル 2014/09/13 地下鉄とトラムを乗り継いで
ゲント 2014/09/14 石畳の上、ゲントのトラムは走る
アントワープ 2014/09/15 アントワープの細い路地 トラムは走る
【オーストリア】
ウィーン 2010/09/21 ウィーンの町をトラムは走る
2005/05 Strassenbahn
グラーツ 2010/09/23 グラーツ旧市街をトラムは走る
グムンデン 2010/09/23 予期せぬ途中下車
【チェコ】
プラハ 2012/06/2-4 プラハのトラムは石畳を走る
【スイス】
チューリッヒ 2007/08/20 チューリッヒ中央駅からスイスの旅は始まった
ベルン 2009/08/28 ベルンのトラムは真っ赤っか
【イタリア】
旅の起点 ブリュッセル北駅
【09/12.15】
旅の起点となったブリュッセル北駅です。北、中央、南と3つある主要駅の1つです。ホテルに一番近かったので、スーツケースを持っての乗り降りにはここを利用しました。
ブリュッセル空港でスーツケースが出てくるのを待ちます。ロストになってないかと、ちょっと緊張する場面です。
北駅へはベルギー国鉄で向かいました。自動券売機に挑戦しましたが、うまくいきません。目の前の有人切符売り場がガラガラだったので、そちらで買いました。
列車は空いてます。ディスプレーにこれからの停車駅と到着時刻が表示されています。これ安心です。列車はゲント中央駅(セント・ピイターズ)行きでした。
北口からホテルまでのルートは、Google Streetviewで予習してありました。東口から出る指示だったので、そちらに回りましたが、裏口のような小さな出口でした。
最初の写真の西口側が正面です。
ホテルまでは歩いて15分弱でした。スーツケースをゴロゴロを押して行く限界です。
HOTEL MARIVAUX BRUSSELS
Boulevard Adolphe Max 98
1000 Brussels – Belgium
ホテルの近くにショッピングセンターの「City2」がありました。
B1階にはスーパーのカルフールがありました。ひと巡りして安い白ワインを買いました。
北駅からの風景です。このあたりは近代的なビルが林立しています。
ホームの時計です。左がベルギー国鉄、右はスイス国鉄です。よく似てます。秒針の団子に、串が突き抜けているかどうかのの違いです。
わたしは、右のデザインのMONDAINE製の腕時計を愛用しています。
次の目的地、アントワープまではIRで42分でした。