初夢は、サンティアゴ巡礼
四国88ヵ所も途中なのに!!!
お遍路2日目(14日)です。この日は、今治市内の4か寺を巡りました。
56番泰山寺です。7時24分です。札所はどこも午前7時から開門していますが、まだ訪れた人は、それほど多くはありません。
平地の寺がほとんどで、田園地帯を進みます。オレンジ色の秋桜がきれいに咲いてました。キバナ(黄花)コスモスというそうです。
お遍路の続きです。
今治市に入って最初の札所、54番延命寺です。
田園地帯を抜け、市街地に入ると、55番南光坊です。
ここで1日目の遍路は終了としました。
それにしても青い空です。
松山市北部の52番太山寺です。本堂は嘉元3年(1305)に建てられ、四国霊場の中では2番目に古く、国宝に指定されています。
53番、円明寺でも青空が広がっていました。気持ちがいい日和です。
伊予電鉄の松山市駅です。ちなみにJRは松山駅です。
51番石手寺から市内バスで松山市駅に戻ってくると、路面電車の終端点、松山市駅前に「坊ちゃん列車」がやってきました。坊ちゃんも乗ったマッチ箱のような列車を模した観光列車です。
どうしてバックするのかと見ていると、目の前で予想外の「転回」が展開されました。
1年ぶりにお遍路を再開することができました。松山市内の4カ寺を打ち、JRの伊予和気駅から大西駅まではワンマン列車に乗ってラクをしました。1時間かかりませんでした。この間は30キロちょっとあります。歩いていたら1日ではダメです。そんな余裕はありません。
海岸には来島ドックのクレーンが林立するJR大西駅で下車して54番延命寺を目指します。昼飯時ですが、駅前には食堂1軒ありません。国道を歩いていると「Aコープおおにし アシスタ」という、要するにJA(農協)のショッピングセンターありました。ここを逃したら昼飯にありつけなかったです。
弁当はほとんど売り切れで、「寿司盛会せ」(398円)です。
店の前でいただきました。とりあえず、空腹は満たされOKです。
お遍路では、歩くことばかりに気がいって、昼飯は成り行きです。
(株)越智今治農業協同組合 ジェイエイ越智今治 Aコープおおにしアシスタ
愛媛県今治市大西町紺原甲754-1
0898-53-2286
2日目(14日)の昼飯は、紹介するほどではありませんが、とりあえず。すでにご飯を口に入れ、グリーンのカップに入っていたひじきもありません。
59番国分寺を打って、最寄りの伊予桜井からJRに飛び乗りました。途中、伊予西条で短い乗り換え時間に、駅のキオスク(?)で買ったコンビニ弁当です。300円しませんでした。
伊予西条で特急いしづち16号に乗り換えました。予定よりだいぶ早く、岡山から新幹線に乗り継いで4時すぎには水無瀬の自宅に帰り着きました。
ちょうど1年ぶりのお遍路でした。松山から今治まで10カ寺で打ってきました。
今治で泊まったビジネスホテルで「夕食はどこか?」と聞いて紹介された焼き鳥の「山鳥」です。
メニューの先頭にあった「皮」です。でも、これまで食べてきた焼き鳥の皮とは、だいぶん様子が違います。串に刺さってません。これは炭火で焼いたのではなく、鉄板で焼いたんでしょう。カウンターの向こうは見えませんでしたので、どんな調理をしているかはわかりませんでした。
今治が「焼き鳥日本一宣言の街」であることを知りませんでした。焼き鳥店の人口比率日本一だそうです。
やはり鉄板で焼くのが今治の焼き鳥でした。造船の町で、鉄板が簡単に手に入ったとかが由来という説もあるようです。
外はカリッ、内はジューシーです。キャベツにかかっている「秘伝のタレ」は、醤油ベースには違いありませんが、結構甘くて、ソースが入っているのかと思わせて…。
こちらは「鳥ネギ」です。これも、炭火で焼いたような焦げ目はありません。
何が違うって、ネギが白ネギではなくタマネギです。
「ネギ」というのもありました。
輪切りのタマネギが焼いてあります。中心はくりぬいて、肉が詰まってます。
一枚づつ食べていきます。甘くていい具合です。
最後は「手羽先」です。しっかりと味が付いてます。
今治焼き鳥は、「皮」に始まり、「せんざんき」と呼ぶ骨付きの唐揚げで終わるそうです。それに近いのでしょう。
これだけ食べて1000円ちょうど。ビールに焼酎も飲みました。満足の夕食でした。
山鳥(さんちょう)
今治市末広町1-4-7
0898-22-7188
「穴太善峰巡礼古道」を歩きました。
この夏、島本町水無瀬の自宅から歩いて出発できる釈迦岳やポンポン山に何度か登りました。バリエーションルートはないかなと昭文社のエリアマップ「京都西山」を広げていて見つけました。西国20番札所・善峰寺から21番札所・穴太寺まで続く古くからの道です。
西国三十三所を巡ってからすでに4年ほどたちます。そのときは札所ごとに点で巡りました。それを線でつないでみたくなりました。
巡礼道は秋でした。穴太寺近くの田では、稲穂が重たく実を付け、彼岸花が真っ赤に咲いていました。向こうは愛宕山です。
「背向け地蔵」です。どういうわけか巡礼路に背を向けています。昔からお遍路さんが通過するのを、背中で感じてきたのでしょう。
「西国古道」の道しるべです。四国八十八カ所の遍路道には、これでもかというくらいにいろんな種類の道しるべがあります。同じのが西国にもあって、うれしくなりました。これを頼りに歩いている人もいるのだと。わたしもおおいにお世話になりました。でも矢印とあわせて「西国古道」の文字があるのに気づいたのは、ここ1カ所だけでした。