湖南・笹間ヶ岳 サギソウを追いかけて

 サギソウを追いかけて滋賀・湖南アルプスの笹間ヶ岳に登りました。
 咲いていました。鷺草という和名の通りに、真っ白なシラサギが羽を伸ばして飛んでいるようです。
 ラン科の多年草で、低地の湿地に咲くそうです。
 笹間ヶ岳の稜線近くの小池の畔です。土曜日とあって、たくさんのハイカーと出会いました。

 つぼみもあります。

 

 大編隊で飛んでいるような姿はありませんでした。


 【2023/08/26 07:35】
 大阪・水無瀬から車で50分ほど。途中のコンビニでペットボトルなんかを仕入れて大津市の東南の山中にある富川道分岐までやってきました。
 車が数台、止められるスペースがあり、すでに先着が5台もいました。

 数年前に太神山から矢筈ヶ岳へ登った時に、ここに降りてきました。

 早朝の木陰ですが、汗がジワリとにじみます。

 渡渉が出てきました。

 大きな岩の隙間を進みます。

 左手に岩場が出現しました。ここを登るのかな。簡単な気持ちで取り付きました。ルートはしっかりとしていて、それほど苦労もなく登り切りました。

 岩場の上から振り返りました。びわ湖が見えていました。
 ところがその先に明確なルートはありませんでした。稜線に出ればいいのだろうと簡単に考えて進みました。
 腰まで達しそうなシダが生い茂る中を、方角だけを頼りに漕ぎ進みました。疲れました。

 ブッシュと格闘の末に、正規ルートに戻りました。こちらもそれなりの岩の連続でした。

 やれやれとひと息ついて稜線を進みました。矢筈が岳から降りてくる分岐を確認しないまま、稜線の小池に到着してしまいました。

 夏の日が池に反射しました。

 大谷河原という広い湿原です。

 稜線を進み、林道と出会うと笹間ヶ岳は近いです。

 笹間ヶ岳(432.9m)に着きました。三角点は頂上に鎮座している八畳岩の横にあります。

 八畳岩には梯子で登ります。

 ひと息つきました。

 先着の若者が、風に吹かれて読書中でした。

 びわ湖の向こうに比良の山々が連なります。

 八畳岩の西側には権現社があります。

 険しい山道が開けたところには権現社の鳥居もありました。

 林道まで下ってきました。

 新名神高速の工事現場に出ました。ガードマンが親切に下山路を教えてくれました。

 天神川まで下ってきました。車を止めている上流まで戻りました。

 【11:37】
 富川道分岐まで戻ってきました。
 かなり離れたところから、道路わきのスペースがある所には駐車がありました。みなさん、サギソウを見に行ったのでしょうか。