京都・鹿ヶ谷(ししがだに)の法然院にやってきました。
「東北関東大震災に心をよせて」という悲願会が開かれており、声楽アンサンブルの「La萠Mie」が「妖精の歌声」を響かせました。ソプラノのひとりが、ドイツ演奏旅行に同行した「Chor Mater」のメンバーでもあります。
舞台は、日ごろ入ることができない本堂で、正面には本尊の阿弥陀如来坐像が。音響的にはデッドな空間でしたが、西洋の宗教曲から日本の童歌まで、清らかにしみ通る素敵なハーモニーでした。
須弥壇にまかれた菊の花が気になってました。「須弥壇(直壇)上には、二十五菩薩を象徴する二十五の生花を散華している」と法然院のHPに説明されていました。
松井智惠さんが主宰する「La萠Die」は、12月11日に「星降る夜の子守歌」というコンサートを法然院で、18日には「LA萠DIE クリスマスコンサート」を高槻カトリック教会で開きます。
11月も末だというのに、紅葉はまだまだでした。それでも茅葺きの山門を入ると、水を表すという白砂檀にかかる紅葉は、美しく色づいています。
法然上人ゆかりの地にたてられた寺です。山手の墓地には谷崎潤一郎の墓もあります。
「鹿威し」のカーンという音が時おり響く静かな庭です。
きれいに色づいた紅葉にも出会いました。
法然院
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
075-771-2420
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田谷さま 昨日はコンサートにおいでいただきありがとうございました。素敵にアップして頂いて感激しています。(LA萌DIEの告知まで!ありがとうございます)
法然院の写真が本当に美しいですね。須弥檀のお花の意味も始めて知りました。取材力・知識量・それに大いなる好奇心、さすがですね~!!
法然院はしばらくご無沙汰しています。何年か前までは住職が京都フィルハーモニーの事務局をされていたので、後輩のヴァイオリニストが筝とコラボしたり、開かれる音楽会にはよく通ったものです。特に邦楽器の演奏によく触れました。