雪もちらつく寒い1日でした。こんな日には、温かな電車に揺られて、旅をするに限ります。それも大回り乗車という最低料金で。
先日の「雪の加古川線」に続いて、今回は奈良から桜井を通って高田を結ぶ「万葉まほろば線」にトライしました。桜井線と呼んでいた昔には乗ったことがありますが、こんなしゃれたネーミングになっているとは知りませんでした。
高槻発で大阪、王寺、高田、奈良、京都と大回りして島本にゴールしようというのです。料金は160円です。島本発山崎着とすれば120円でしたが、最後の1駅で途中下車するのはあまり気が進みませんでした。
滋賀県下の雪の影響などで京都線のダイヤは乱れてました。
高槻から快速加古川行きに乗ってスタートしました。
大回り乗車を証明する160円の切符です。
大阪です。大阪環状線も外回りに遅れが出ています。
大和路快速加茂行は定刻に発車しました。
車窓に降り注ぐ温かな日差しを浴びて、王寺に着きました。
和歌山線の王寺-高田の区間は、初めての乗車です。
香芝のホームの向こうに、二上山がのぞめます。
JR五位堂では、雪で白くなった葛城山がそびえています。
ダイヤを調べず、行き当たりばったりの旅です。
高田に到着です。和歌山行の列車はすぐに発車しました。
万葉まほろば線の奈良行は40分も待ちました。
改札口まで行ってみましたが、売店なんてありません。
ホームの待合室には、かわいい座布団が並べられています。ところが、内部は禁煙のはずなのにタバコ臭くてまいりました。
畝傍を過ぎると、左手に大和三山のひとつ、耳成山が見えてきます。
右手には天香久山があるはずですが、確認できませんでした。
このあたりでは、近鉄大阪線と並走します。
ワンマンカーなのに2人も車掌が乗車していました。車内検札でもするのかと思っていると、降車客の切符を回収しているだけでした。
下車した若い女性が「お客さん、足りません」と不足運賃を請求されてました。こういう不正をチェックしているのでしょう。
三輪明神を横目にします。大鳥居は確認できませんでした。
ホームがいくつもある立派な天理に、2両編成のワンマンカーは不釣り合いです。
これで「櫟本(いちのもと)」です。難読駅が続きます。次は「帯解(おびとけ)」、そして「京終(きょうばて)」。奈良の次は「平城山(ならやま)」です。
奈良に着きました。きれいな広いコンコースです。でも売店はありません。お腹が空いてきたのですが、我慢です。
奈良のマスコット、せんとくんがいました。
みやこ路快速までには時間があるので、先発の京都行各停に乗りました。
奈良線のこの区間は単線です。
城陽で下車して、後続のみやこ路快速に乗り換えました。次の宇治で追い抜きました。
京都に到着です。隣のホームの特急サンダーバードは車体の下に雪が残ってます。
やっと昼飯です。南北通路の立ち食いうどん店「麺家」は込んでいるので、特急はるかの発着するホーム近くの「麺家」にしました。
「和風カツカレー丼」(580円)です。
カレーうどんのようなサラリとした出汁が、ご飯にかかり、カツが載ってます。初めて食べた組み合わせです。
京都線のホームに行くと、大勢の人が待ってました。快速がなんと40分の遅れです。快速ばかりが並び、いつもなら間にはさまる各停が発車してません。
島本に戻ってきました。午後3時10分でした。ダイヤから30分のほどの遅れでした。
これだけ乗っても高槻発160円の切符で、自動改札機はあたり前のように通過させてくれました。ルール通りの乗車でした。