青春18 近畿の駅百選 旅籠のような智頭急行・平福

 津山から姫新線に乗り佐用まで。ここで智頭急行に乗り換えて一駅の平福に行きました。青春18きっぷでは智頭急行に乗れませんが、それでも向かったのは、平福が「近畿の駅百選」に選ばれているからです。
 平福は、姫路と鳥取を結ぶ因幡街道沿いに栄えた宿場町です。駅は、平成6年(1994)の智頭線開業とともにできた比較的新しいものですが、無人駅ながら立派な旅籠を模した駅舎が目を引きます。
 ホームでは、乗ってきた左の下り智頭行きと、右の上り上郡行きが交差しました。 

 ありました。お目当ての認定書は柱の上です。

 2003年の発行です。よくぞ残っていたものです。
 8年ほど前に「近畿の駅百選」の各駅を巡りました。『「近畿の駅百選」 この駅に降りた』に記録が残ってます。あと10数駅が未踏で残ってました。平福も、わざわざ訪ねるには、あまりに遠隔地で不便でした。

 剣豪・宮本武蔵の誕生の地にも近く、初の決闘場があります。

 緑の稲穂が揺れる向こうで、のんびりと停車する下り列車です。

 「スーパーはくと」が通り過ぎました。

 下り列車も、やっと発車しました。

 平福は水運の要衝としても栄えました。千種川に沿って高瀬舟が瀬戸内から上ってきたのです。

 山の上には利神城の本丸跡が見えます。

 立派な陣屋門も残っています。

 道の駅がありました。名物の「しかのコロッケ」や野菜なども売ってました。わたしは、とりあえず冷たいソフトクリームにかじりつきました。


 JR津山駅の天井には鶴が描かれています。津山城(鶴山城)からの連想でしょうか?

 【12:12】
 津山から姫新線の佐用行きに乗りました。

 山間を走ります。

 乗っているのは通学の高校生が多いです。

 【13:23】
 佐用で途中下車。隣のホームの智頭急行に乗り換えます。平福までは230円でした。

 【13:34】
 智頭行きの普通がやってきました。智頭急行は、鳥取に行くため特急の「スーパーはくと」には乗ったことがありますが、普通は初めてです。

 「風鈴列車」でした。天井に、日本各地の風鈴がぶら下がっています。列車がカーブにさしかかると、一斉に「チリン、チリン」と涼しげです。

 【13:40】 
 5分ほどで平福でした。